2025.5.10(土)
DeNA 3-5 広島 横浜
中村奨成が1番センターで5打数2安打1打点。守備と走塁でも大活躍。
ベースランニングは元々上手でしたが、昨日は 打球判断 が素晴らしかった。
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中村奨成
中村奨成。5打数2安打1打点。
普段「みんなよく頑張った」しか言わない新井監督から名指しで大賞賛された奨成。嬉しいなあ、こんなことはプロに入って初めてだよ。
相手投手を直撃しそうなピッチャー返しを牧のファインプレーに阻止されましたが、あれも1塁に床田がいなければ内野安打でした。つまり実質3安打。
キテます、奨成。あたしゃ3年前から奨成は3割打てると言ってきた。やっと時代がオレに追いついた。そんな気分だ。
奨成は守備走塁も良かった。
守備では足の速さも光ったけど、肩 も強くなってきた。
外野にコンバートしたての頃はなかなか強い球が投げられず、廣瀬純とモゴモゴ練習してましたが、昨日はたて続けに強烈なスローイングを 2本 も見せました。
1本目は3回裏、牧のフェン直ツーベースの処理。
奨成は良いクッションボール処理をして、振り向きざまに2塁へ送球。ストライク。
さすがにアウトにはできませんでしたが、奨成の打球の追い方、クッションの処理、2塁へのスローイングは100点満点でした。完璧。
2本目も3回裏。
2死12塁から佐野恵太のセンター前で見事なバックホーム。
2塁走者の牧は悠々とホームインしました。なぜこれが見事なバックホームか?
実はコレ、
「2死12塁でカウント3-2」
だったんですよ。
塁が詰まった状態でツーアウト・フルカウントは全走者にいわゆる
自動スタート
というやつが発動します。
ツーアウト・フルカウントは次の1球で必ず「結果」が出ます。三振なら攻撃終了、四球なら安全進塁権。
フライを打とうが、ゴロを打とうがツーアウトですから、走者は帰塁する必要がありません。「塁が詰まっていれば」の話ですよ。
よってツーアウト・フルカウントは自動スタート。野球人には常識ですが、スマホでプロスピしかやってないデータ野郎はもしかして知らないかもしれないから言ってみた。お前ら、プロスピで自動スタートをサボらずにやってるか?
とにかく「2アウト12塁、カウント3-2」の場面でセンター前ヒットが飛んできました。
打球はけっこう強い当たりでしたが、走者12塁なので外野は深めの守備位置でした。
私は直前の牧のフェン直の時、
「ほう。中村奨成の外野スローイングは2週間前よりずいぶん良くなっているじゃないか」
と喜んでいました。
だから自動スタートの2塁走者に対しても
殺せ、奨成!
と吠えました。
マジでバックホームしてくれて嬉しかったです。
2死12塁フルカウント、自動スタートの2塁走者に対してバックホームしたセンターって、なかなか記憶にはありません。普通はほぼ100%アウトにできないからです。例えるならセンター前ヒットで打者走者を1塁でアウトにするような難易度です。
実際のところは奨成が経験不足だからバックホームしたってことなんですけど、私はなんか嬉しかったです。
奨成は「アピールしたい!」と思ったのか、
「床田さんを助けたい!」と思ったのか、
「女にモテたい!」と思ったのかわかりませんが、私は驚いたし感心しました。
奨成のスローイングがB評価からA評価になりました。
5点目のタイムリーはボールのフォークを見逃して、ストライクのフォークを打ちました。
3点目のホームインはセカンド牧ではなく、ライト度会の追い方を見てホームインしました。見事な打球判断でした。
よーし、いいぜ。中村奨成。
ナンパも今日で解禁だ。今日の試合が終わったら盛大に繰り出そうぜ。小園と栗林も連れてってくれ。
寸評
床田。6回1/3、3失点。
不調ながら打線に勝ち星を付けてもらいました。こんな日もないとエースなんかやってられません。喜んでいいぜ。
坂倉。4打数1安打。
「床田さんだから間違わないだろう」と決めつけたリードで初回に1点先制されました。
昨日はDeNAの平良が絶好調で、もしDeNAが平良を引っ込めてくれなかったら、1回裏の1点で負けていた可能性もあります。
積極的で攻撃的な守備が坂倉の長所ですが、森下と床田の試合を落としていてはカープは絶対に優勝できません。
「そんなこと、お前に言われんでもわかっとる!」
と坂倉は言うかもしれませんが、坂倉は2試合連続で 相手に先制 されています。こっちは森下と床田なのにです。しかも試合の序盤にです。
その後床田を立ち直らせたり、森下をなんだかんだ8回2失点でまとめたり「アダルトなリード」もできるようになってきましたが、坂倉の守備とリードがカープのカギと言うか「カープの主力」なのですから、もっとしっかりやってほしい。
7回裏に床田をリリーフした島内をリードした坂倉はさすがでしたよ。2球で追い込んで3球目、牧のインコースにストレートを要求できるキャッチャーは坂倉しかいません。
ファビアン。4打数3安打3打点。
奨成も良いがファビアンも良い。昨日は守備固めも出されませんでした。うむ。新井よ、それでよい。
大盛の方がファビアンより守備は上手い。そんなことはわかっとる。
だけどファビアンに守備固めは要らないんだ。守備要員を下げて、攻撃的なメンバーをベンチに並べろ。
栗林良吏。1回0失点。
「一昨日は悪かったが、昨日は良かった」は アホの言うこと です。何も見てないデータ野郎の結果論。
一昨日も昨日も栗林の投げてるタマは一緒です。高いです。
一昨日は牧とオースティンだった。昨日は京田と林だった。違いはそれだけです。栗林の投げてるタマは変わってません。
菊池涼介。4打数1安打。
ヤクルト戦からキクが2番に入っていますね。打撃が好調だから。
相手が左の山野だからかと思ったんですが、一昨日はバウアー相手に2番スタメン。昨日は右サイドの平良に2番スタメン。
送りバントをしたり内野安打を打ったり、たまに二塁打打ったりしてますが、私は基本的にキクの2番スタメンが大キライなんですよ。昔の名前で過去のデータだから。
ま、ただ5月のキクは打ち方が少し変化していて、昔の右打ちやセンター方向への意識も感じる。ファールで球数稼ぐシーンも目立つ。
何を今さら張り切っているのか、キクよ。それができるならなんで今までやらなかったんだ?
矢野雅哉。4タコ。打率2割。
完全にスカタンです。球数を投げさせることもできず淡々とフライと三振でアウトになってます。送りバントしか攻撃に参加してません。
「二塁打も打ったやん!」
ダメ。私はヒットの数より「打撃の内容」を見ています。
守備もダメ。昨日も一昨日もセンター前ヒットを何本も許してます。
こうなる心配があったから、私はショート矢野に反対していたのです。今さら小園がショートに入れるかどうかわかりませんよ。小園はキャンプでほとんどショートを守っていませんから。
佐々木泰。4打数3安打3打点。
こちらは二軍の話。佐々木泰がツーラン含む猛打賞。3打点。
しかも由宇で打ったわけじゃなくて、マツダスタジアムで打った初ホームラン。案外「華のある選手」かもしれないですね。しかも中国電力の看板にぶつけてるしさ。
CMが来るぜ、佐々木泰。
打ち方はやっぱり小窪哲也っぽい。30発というよりは、チャンスに強いタイプじゃないか。
佐々木はこないだまでセンター返しでしたが、昨日は左安、左安、左本。やっぱり佐々木はジキルとハイドだなあ。笑
本日のゲームプラン
東克樹 vs 玉村昇悟。
今日は 新日本プロレス に例えよう。
東 vs 玉村は
前田日明 vs 高田延彦 だ。
「前田と高田はUWFだろ!」
いや違うんだ。私がイメージしているのは新日時代の前田と高田です。ヘビー級の前田とまだジュニアヘビーだった高田。
過去の実績では東が玉村を全て上回る。
しかし高田も後にヘビー級に転向して、東京ドームで前田を倒す。
そして高田は前田を超える。男の中の男、出てこいや!
玉村が東を超えたっていいわけです。
もちろん簡単な相手じゃありませんが、玉村のバックには奨成とファビアンと末包が付いてる。
さっき坂倉のバッティングのことを書き忘れたけど、坂倉の打撃も少し良くなってきた。今日は1本出るんじゃないか。
んで小園です。グレてる小園。私と一緒にストライキ中です。
今日はスタメン落ちかもしれないな。私なら小園を逃がさないけどね。