宮里太と宇草孔基が似ている。打つ時に足が動くことは悪じゃない

2022年2月2日(水)。キャンプ2日目。

今日は宇草孔基の打撃を解説します。

試合中ならまだしも、打撃練習であんなに足が動いて大丈夫なの?と聞かれてもいないのにお答えします。笑

ズバリ、フリーバッティングで足がグラグラ動いても

まったく問題ありません。

私が保証します。宇草は今季「規定打席の打率3割」を狙えます。キッパリです。


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スローペース

2日目を見ても「今年は全体的にスローペースだな」と感じます。

2日連続曇り空、2日連続金石昭人が影響しているせいもありますが、なんだか今年のキャンプ中継を見ていると眠くなるのですよ。ああそうか、誠也も坂倉もいないからか。

ブルペンの栗林も森下も眠いピッチングでした。彼らは金メダルの疲れを取らないといけないのでこれでOK。

 

フリーバッティングも全体的に眠かった。

末包昇大が誠也の打撃フォームをマネしていると言いますが、私はそんなに似ていると思いませんでした。末包が引っ張った時だけは、誠也がイライラ来てインハイを巻き込む感じに似ていると思いました。

佐々岡監督も金石昭人も「高橋昂也が一番良かった」と言いましたが、私は昂也の時も眠かったです。ストライクが入ったくらいで喜んでるようなピッチャーじゃありませんよ。高橋昂也は森下暢仁を追い越さないといけない投手。

大道温貴、森浦大輔は普通。正隨、小園も普通。安定感がありました。

中村健人は全く振れてません。相当ヤバい。2軍落ちしそう。羽月隆太郎も調整不足。

私が良いなと思ったのは玉村昇悟小林樹斗中村奨成宇草孔基の3人です。

 

玉村、小林

高卒3年目と2年目。

フリーバッティングですから内角ナシ、変化球ナシなんですが、玉村のストレートに味方の打者(小園、奨成)はみんな振り遅れ気味でした。

 

やっぱり玉村の投球フォームは相手打者を幻惑しているようですね。普段対戦のない味方打者はタイミングが取れない様子でした。しかし中村奨成は初球を痛打し(後述)、小園はファールで粘りながらレフト前ヒットを打ってました。やっぱこの2人はレギュラーですよ。数字を残せる打者だと思います。

 

小林樹斗。

この日投げた投手の中で一番タマが速かった。

大道が140kmなら樹斗は145kmくらい出てました。オールまっすぐのフリーバッティングで、小林樹斗は2球ほど空振りを奪っています。バケモノです。

ただちょっとシュート回転していることと、腕の位置が下がっていることが気になりました。元々スリークォーターですけど腕と顔の距離が遠すぎる気がしました。

 

中村奨成と小園海斗

中村奨成はこの日もキャッチャーと外野の二刀流に忙しそうでした。

フリーバッティングでは玉村と対戦。1球目をレフト線に強く引っ張りました。

私にはこれで十分でした。今の時期にヒット性何本、柵越え何本など数えても仕方ないことです。そんなことより中村奨成は

・今年も甘い球を一発で仕留められる

・初球のストライクを強く引っ張れる

の2点を確認できたので、ヤツは今年も間違いないと確信しました。

普通のバッターはキャンプ初日のフリーバッティングの初スイングはだいたいファールになります。今日も見ててくださいな、きっと全員がファールしますから。

新年最初の一球目を一発でクリーンヒットできる打者は中村奨成とブーマー=ウェルズくらいです。落合博満と前田智徳は初球を振りません。

 

その後も奨成はライトへレフトへ広くコンタクトしています。

中村奨成はチームで一番ヒットゾーンが広い。誠也と龍馬より広いです。

小園海斗は玉村に全くタイミングが合っていませんでしたが、それでもファールを打ち、一球も空振りしませんでした。もし玉村がスライダーを投げてもたぶん小園は対応できたと思います。小園も今年は打率3割で済まないと思います。最多安打くらい取れるんじゃないか。しかも球団新記録とかで。ハッキリ言ってシーズン200安打です。

小園はキクと守備の話をしたらしい。「もっとゲッツーが取れたのに」だって。スポニチ

おいキク・・・

去年のうちにやっといてくれよ。笑

 

宇草孔基

前置きが長くなりました。

本題はここからです。

本題は宇草孔基のフリーバッティング。

宇草は私が中村奨成と並び「ブレイク確実」と見ている左の中距離ヒッターです。

 

確か宇草は1軍キャンプは初体験じゃないですかね。違ったらゴメンね。めんどくさいから調べませんよ。

とにかく私は昨日初めて、宇草のフリーバッティングを見ました。

んでたいへん驚きました。

宇草は一球一球打席の中で大きく激しく動くのです。

 

昭和なら間違いなく指導者に修正されます。打撃練習で動きすぎるなと。

実際、私も去年のキャンプで阪神・佐藤輝明は「右足が動きすぎるため、前の壁が崩れ打撃が安定しない」とダメ出ししています。昭和のおっさんはこういうふうに打撃を見ます。

宇草孔基は前足だけでなく軸足もセットで動きます。

実はイチローも両足を動かしながら素振りやフリー打撃をしていますので、宇草の足の動かし方は良い。宇草は下半身だけでなく上半身も激しく動くので見ていてハラハラするのですが、過去にこの打ち方で打率3割打った選手もいます。

 

その選手が元横浜ベイスターズの宮里太選手。その名の通り沖縄出身。

大洋がドラフト1位で谷繁元信を指名した年の2位指名選手でした。当時は宮里も捕手でした。

谷繁がいたため宮里は1年目から外野手に転向します。んで右投げ左打ちの宮里は右足と右肩を大きく開いてライトへレフトへヒットを量産。

当時、この打ち方には賛否両論・・・いえ否定派が圧倒的に多かったかなあ。

しかし宮里は打ちまくりました。背番号も7に変わり、規定打席にも到達。古葉監督にも可愛がってもらいました。

 

宇草の打ち方を見ていて宮里を思い出しました。

横浜のレフトは「山崎賢一→宮里太→鈴木尚典」と繋がっていきました。

宮里のフリー打撃も見たことありませんが、宮里もたぶん激しく動いていたんだろうな・・・と思います。