中村奨成が明日の四番

2023.6.30(金) 

ヤクルト 0-8 広島 神宮 

九里完封。無四球。2塁踏ませず。

でも球数が多すぎたのでダメ。109球。

100球以内で完封することをアメリカでは「マダックス」と言うらしい。

私は無四球で完封することを北別府と呼んでいる。

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九里亜蓮

私は九里亜蓮の妹さんの九里聖莉奈さんとツイッターで仲良くさせてもらっている。

聖莉奈さんも亜蓮と同様、アメリカンな雰囲気漂う美女。

私と聖莉奈さんは九里が苦しんでる頃から、ずっと九里を応援している。

 

九里は薮田と同じ大学の出身で、九里は亜細亜大学を明治神宮大会の優勝に導いたエース。

カープでの同期入団は大瀬良で、大瀬良が新人王とかエースとか言われてる中、九里は黙々と中継ぎで8勝くらい稼いでいました。

カープが3連覇した時、タイトルを獲ったのは大瀬良とノムスケと薮田。15勝、16勝、17勝。

九里は8勝、9勝、8勝。

 

2019年、私はブログにこんなことを書いている。

「九里亜蓮は過小評価されている」※関連記事

最近はシュートを投げる九里亜蓮に北別府学を重ねる解説者も多い。

私も最近やたら北別府の話をしている。特別なんだよ、北別府は。

 

ストライクを投げる。

簡単そうで簡単じゃないんです。バッターにストライクを投げるのは。

実は北別府も案外球数の多い投手でした。完投すれば120~130球は投げていました。当時はツーストライク取ったら外角に1球外すのが常識でした。

試合時間も長い。北別府は間合いも長いし、ボール球も多投していました。セットポジションも長い。北別府は決してテンポの良い投手ではありませんでした。

 

だが近年の九里亜蓮、床田寛樹は驚くほどテンポが速い。前田健太も速かった。川口和久も速かった。

北別府と大野はそうでもなかった。北別府は自分で次に投げる球種を考えて、自分で達川にサインを出してましたからね。

 

坂倉将吾

んで昨日の九里亜蓮を完封に導いたのが捕手の坂倉将吾。

とうとう打率も3割に乗りました。相変わらずスゲえな。

昨日、私が坂倉はパワー不足だと書いたら、いきなりライト上段に先制ツーラン。だからと言ってオレの評価は変わらないぜ、サクよ。

 

坂倉の長所はやっぱり守りです。九里を最多勝に導いたのも坂倉。

昨日の完封も坂倉にしてはマジで球数が多すぎました。ツーナッシングからワンバンのフォークを10球以上投げて、ヤクルトのバッターは1球も振ってくれませんでした。

あの球は全く必要ないと私は思いました。北別府の外角ストレートも全く必要ない球だったと思います。

 

野村謙二郎チャンネルで大野豊と達川光男が私と同じことを言っています。

「新井はよくやってるが、一つだけ気に入らないことがある」

「相手先発が左投手の時、なんで坂倉を外すんだ!」

 

ノムケンは冷静に「単なる休養じゃないですか」と茶化していましたが、私も相手投手の右左で坂倉が出る出ないを決めるのはおかしな話だと思っています。

「今日は大瀬良だからアツを出す」っていうならわかりますけど、「今日はピーターズだからアツを出す」ってのは意味がわかりません。

 

坂倉にも休養は当然必要で、坂倉は去年キャッチャー練習を全くやってないのです。

去年の坂倉はサードでした。

おかげで私はカープファンをやめました。※参考記事

勝てる捕手をサードにコンバートしたアホの佐々岡。河田と東出も同罪。

河田雄祐は現在、中日より下のセリーグ最下位です。借金16。何やってんの、おまえ。アホなの?笑

 

坂倉が今年捕手でベストナインを獲得するのは確実な情勢ですが、なぜかオールスターの選手間投票では3位にも入ることができませんでした。

ファン投票1位が梅野なのはわかる。選手間投票1位が大城なのもわかる。

だが選手間投票で坂倉が3位までに入れないのは意味がわからない。今年の3月にやったんなら仕方ないけど、6月にやったんなら意味が全くわかりません。

 

中村奨成

坂倉将吾は現在25歳。順調に大人の階段を上り続けています。

こうなることは2016年ドラフト会議の段階である程度わかっていたこと。

佐々岡が去年、坂倉をキャッチャーで使っていればと重ね重ね残念に悔しく思います。キャリアの汚点です。

 

坂倉将吾はドラフト4位ながら、ルーキーの段階でかなり天才的な感じを醸し出していました。

プロ初ヒットやファーム日本一も達成しましたが

「趣味は散歩」

と言い放った一言があまりにもインパクト大でした。デイリー

 

散歩は確かに感性を磨けるし、朝の散歩なんて人格にも影響を与えると思います。

だがこの私でさえ、散歩の魅力にとりつかれたのは40代になってからです。若い頃は「歩くくらいなら走ればいいじゃんw」と考えていました。遅いより速いほうがいいに決まってる。若い私はそう考えていました。

だが人生はそう単純なものではありませんでした。遅くて遠回りだから見える景色もありました。

若干18歳の坂倉少年がそれに気付いていたとは、坂倉ファンの私でも思いたくありません。

私は坂倉の「趣味は散歩」発言はフェイクだと思っています。バッターのインハイに投げる見せ球のようなもの。牽制球のようなもの。

 

いくら坂倉でも「趣味が散歩」は達観しすぎです。若い男はガツガツがっつくのが自然で当然。一歩引いて達観してるやつはカッコ付けてるだけに決まってます。

 

坂倉入団の翌年、カープはまさかのドラフト1位で高校生捕手を指名します。

その男が中村奨成でした。広陵高校。

中村奨成は車や女が好きで野球も好き。高校生男子のお手本のような好青年でした。笑

 

ケガとスキャンダルでなかなか一軍に呼ばれない日々ですが、中村奨成はまもなく二軍の試合に登場すると思います。

一時は今季絶望かと絶望しましたが、奨成のケガはヒザではなく「かかと」の靱帯断裂。選手生命に影響するような大ケガではありませんでした。

2週間前に二軍の練習に合流したと聞きました。ならそろそろ二軍の試合に出てもいい頃です。

 

私は中村奨成がケガがちな体質だとは思ってません。

練習のしすぎなだけなんじゃないかと思います。

堂林翔太も若い頃はケガばかりしてました。だけど今はケガなんか一つもしてません。

 

堂林もガツガツがっつく若い高校生だったんですよ。美人アナウンサーにもがっつく。練習にもがっつく。

とても若者らしくて正直で爽やかです。

中村奨成もがっついてるだけんだんですよ。ケガがちな体質ではないはずです。

 

私は二軍戦のスタメンに中村奨成の名前がないか、毎日欠かさずチェックしています。マジですよ。

マクブルームも好きですが、今季終盤のクライマックスシリーズでカープの四番を打ってるのは中村奨成であってほしいと思っています。マジですよ。

中村奨成がキャッチャーをやるなら私はファースト坂倉を容認します。

坂倉をファーストにコンバートしてでも中村奨成を一軍スタメンの9人の中に入れたいのです。

 

中村奨成はヤクルトの村上宗隆と同い年。

あんなアホにいつまでも負けてる場合ではないのです。

何度も言っただろ。

アホの村上はぶっ潰してやると。

実はカープの會澤翼も村上には強いです。