2024.3.8(金)
広島 0-4 中日 マツダ
今日は昨日の試合を振り返った後、中日ドラゴンズの戦力分析をします。
結論から書きますと今シーズンの中日は6位だと予想します。
ごめんなさいね。順位予想はどうしてもどこかを最下位と予想しないといけませんから。
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試合の振り返り
床田。2回無失点。
新球チェンジアップがキャンプからずっと低めに決まってます。今季大いに使えると思います。パームより有効な感じがします。
高。2回3失点。
3失点しましたがこれまでの登板で一番内容が良かったと思います。自慢のクロスファイヤーも右打者にいくつも決まってました。
ただしストレートしかストライクが入らない感じがずーっと続いているので、札幌遠征には連れて行ってもらえないかもしれません。私なら連れて行かない。北海道は交通費が高いですから。
大道。1回0失点。内容完璧。試合になればもっと良くなるでしょう。
森浦。1回0失点。内容完璧。中田細川ディカーソンが手も足も出ず。
中崎。1回0失点。スライダー、シュート、フォークは完璧。ストレートは暴れてましたが148km。たいへん順調。
矢崎。1回0失点。内容完璧。昨日はスライダーを多投しました。
内間。1回1失点。
結果以上に内容が悪いです。投球練習の段階からドタバタしていて先頭打者に四球。ピッチングになっていません。
ビシエドがたまたまゲッツーを打ってくれたから1失点で済みましたが、強いチームなら3～4点取られて1回持たずにノックアウトな内容でした。
内間の過去3試合は全部打者の打ち損じを期待するだけのピッチングです。ちょっと二軍でやり直した方がよいでしょう。
野間。2タコ。
オフに「ホームランを打ちたい」と言ったのは野間のギャグです。真に受けてはいけません。今年の野間も去年と同じ野間。今年の野間も粘ってつなぐ2番野間です。
シャイナー。3タコ。通算15タコ。
2打席はいい感じでしたが3打席目はボール球を追いかけました。焦る必要なんかないのに。
アツ。2タコ。
どちらも捉えた鋭い打球でした。今年はバッティングでもやってくれると思います。
打線は3安打完封負けですが、今日は中日のピッチャーが全員良かったので仕方なし。日本代表の人たちもいなかったし。
中日の投手陣
さてここから今シーズンの中日の戦力分析を始めます。
まず投手陣。
「投手力はいい。あとは打線だ」
と言われますが、実は案外そうでもありません。セリーグの中で上位ではありますが、中日の投手力は「上の上」ではない。「上の下」くらい。
去年、小笠原がイマイチ伸び悩んだことと高橋宏斗が平凡な成績に終わったこと。私はこの二人で30勝以上すれば中日は強いと思ってました。
二人とも若いので今年急成長するかもしれませんが、オープン戦の数字はここまではあまりピリッとしていません。映像もピリッとしてません。期待外れ。
中日の昨年のチーム防御率は3.00なんですが、実はナゴドで2.50、ビジターで3.50です。
ナゴドはホームランの出にくい球場なので、何もしなくても防御率は他所より0.50くらい下がると思うんですよ。
だから過去のネームバリューや見せかけの数字に騙されてはいけないと思います。中日の投手力は「上の下」くらいじゃないか。柳にノーヒットノーランされた俺が言うのもなんだけど。
中日の野手陣
続いて野手陣について。
中日の野手陣が私の最下位予想の根拠です。
まず中田翔を獲ったこと。これは悪手でした。
中田が打っても私は中日は強くならないと思います。打線が線にならず「点のまま」だと思うからです。
昨日の試合の4回表、中日は高から3点取ってなおも1死12塁。打者木下。
8番木下はあっぷあっぷの高からボール球を振ってポップフライ。続く9番ロドリゲスも初球をポップフライ。粘りが足りません。1番はカリステなのに。
8回表にもあっぷあっぷの内間から無死12塁でビシエドがゲッツー。ビシエド個人は一二塁間を狙った結果なので仕方ありませんが、チームとしてもうちょっと足を絡めた攻撃ができなかったか。
「2塁走者石川、打者ビシエドで他にどんな攻撃があるんだよ！？」
とおっしゃるかもしれませんが、送りバントをしても良かったし、セーフティバントをしても良かった。ビシエドで。
「まだオープン戦だからノーサインで打者が調整してるんだよ！」
もウソです。中日は3回表に走者三好、打者木下でエンドランをかけてきました。
8回表の石川昂弥の走塁もお粗末でした。
無死1塁走者石川。後藤俊太がセカンドの上にライナーを打つんですが石川は一瞬飛び出しています。結果は抜けてライト前ヒットですが、もし矢野が捕っていればゲッツーだったと思います。
足を使わない野球もあっていいですが、私は今年の中日にそれは似合わないと思います。中日は足を使って守り勝つ野球をするべきです。なのに補強してかき集めた選手のヒット待ち。これは非常に弱い野球です。佐々岡レベル。
だから今年の中日は最下位だと予想します。今日の試合もその視点でご覧いただきたい。
チーム編成
中日のチーム編成も気になる。トレードのやり過ぎ。
ドラフトで2年連続社会人ショートを獲ったこともアホだと酷評しました。
言っときますが私は2023年のカープのドラフトにもブー垂れてます。大卒投手を4人も指名して下品なドラフトでした。
昨日の試合で中日は21歳のロドリゲスをショートでフル出場させています。
私はこれも「極端だなあ」と感じました。ロドリゲスは将来性豊かな若者ですが、いくらなんでも一軍はまだ無理です。体も細いし、守備も雑。それに外国人枠も必要です。支配下登録は1年早いと思います。
要するに立浪の辛抱が足りないんですよ。ショートが育つのを待てない。てめえは1年目からゴールデングラブ賞だからヘタクソの気持ちがわからない。
この2年間、私は立浪が石川昂弥や土田龍空をガマンして育てるのかと思ってました。ブライトと鵜飼も同じです。全然育ってない。根尾の投手転向は大賛成ですがバッターもさせるべきでしょう。
立浪はいつも目先の補強の繰り返し。昔の巨人のアホ野球と同じです。
立浪の今年の切り札は片岡篤史と中田翔。これがハズレた時のプランBも無さそう。中途半端なパッチワークでは勝てないのが野球だと思います。チームが一つにならないからです。
若手を育てずオッサンで勝った歴史は4000年間ありません。
ここだけは永遠にアップデートされない人間の本質だと思います。