ロッテの植田将太捕手が味わい深い

2026.2.18(水) 

広島 2-4 ロッテ コザ 

現在のNPBってかなりの 捕手大国 だと思います。

カープだけでも中村奨成が外野にコンバートされたくらいですし、巨人なんてヘタすればWBCに2人選ばれていてもおかしくない陣容です。

ロッテにも佐藤都志也や田村・松川がいて激戦なのに、昨日のスタメンは20歳の寺地隆成でした。

 

カープ寸評

大瀬良大地。2回1安打0失点。

良くもなく悪くもなく調整中って感じですかね。ストレートが全部引っかかって逆球でした。変化球は制球されてました。

 

森翔平。3回4安打4失点。

味方のエラーからの失点ですが、どうも森はここぞの場面でヒットを打たれますね。今年の森も7勝すれば7敗する感じになりそうです。

 

高橋昂也。1回1/3を0失点。

右足の上げ方を変えてバッターも打ちづらそうでした。球威と制球が良くなったわけではないですが、バッターのタイミングをズラすことはできてました。

 

益田武尚。2/3回0失点。

連投テスト。この日もスライダーとまっすぐに右打者が差されていました。今年は巨人の船迫みたいな使い方をされるのかな? 右のワンポイントという意味です。

 

平川蓮。5打数2安打1打点1本塁打。

ライトに特大ホームラン。低い弾道だったので打った瞬間は二塁打かと思いましたが、場外ホームラン級の打球でした。

強い風も吹いていましたが、風がなくても相当飛んでいたと思います。大学時代の平川の映像を見ると、左打席で「えっ、それがあそこまで飛ぶの?」ってホームランが多かったです。佐藤輝明っぽいです。

 

勝田成。4打数1安打。

ファインプレーもありましたがエラーも1個。昨日のは正真正銘、勝田のエラーです。せっかくホメたばかりだったのに、あれぐらいのイレギュラーはしっかり捕ってほしいです。勝田ならね。

 

モンテロ。2打数0安打。

1打席目はホームランボールをミスショット。2打席目はボールからボールのフォークボールを追いかけて空振りしました。これは非常にガッカリでした。

まだ調整段階ですから、1打席目のミスショットは許せます。打つべきタマをいいタイミングで振ったのでOK。

ガッカリしたのは2打席目のクソボールを追いかけたこと。これをガマンできれば、モンテロはホームラン王を狙えると思います。

 

林晃汰。4タコ。

全打席甘いタマを打って凡退。林はモンテロと違って、結果がほしいところでした。もったいない1日でした。DHや代打でも打てないとダメよ。平川に負けるぞ。

 

坂倉将吾。4打数1安打。

捕手で最後までマスクをかぶりました。2塁盗塁をまた許しましたが、まあいいでしょう。

リードはまだ全然試合モードではないものの、メリハリの利いたリードができていたと思います。特に辻大雅と鈴木健矢の時は坂倉らしい打者のウラをかく配球を見せていました。

 

ロッテの植田将太捕手

ロッテで目に付いたのは 植田将太 捕手ですね。

6回裏の守備からマスクをかぶり、初球ストレートをいきなり渡邉悠斗にレフト線ツーベースされます。

続く佐々木泰にはストレートの四球。無死12塁。ここまでの5球は全部ストレートです。

 

ピッチャーは新人の右投手。解説の笘篠は

「5球全部ボールなんだから、次はスライダーでスッとカウントを取りに来ますよ」

と言いましたが、バッターボックスの坂倉と私は

「まっすぐでストライク入らん新人が、ここでスライダーを投げられるかね? ここはまだまっすぐだろ」

と思いました。坂倉は初球のストレートを打ってセカンドゴロ。1死13塁。

ロッテのキャッチャーは次の中村奨成にも初球ストレートを要求しダブルプレー。ピンチを2球で切り抜けました。

この新人ピッチャーがストレートしか投げられないだけの話なんですが、バッテリーが余計なことを考えずシンプルにストレート勝負したのは正解だと思います。結果も無失点。スリーアウトチェンジ。

 

8回裏に平川がソロホームランを打って4対2。

1死後に再び渡邉悠斗に打席が回ります。

8回裏のピッチャーは別の新人ピッチャーで、平川と佐藤啓介に対してストレートストレートで押し込んでいました。

んで渡邉悠斗にもストレートで入るかと思ったら、ここで初球スライダーを投げてきたんですよ。私と渡邉はウラをかかれました。

さっき渡邉にストレートを二塁打されたから、次はスライダーから入るのがセオリーなんですが、若いキャッチャーにしてはしっかりしてるなと感心しました。

 

調べてみたら、この植田将太君はなんと7年目の28歳でした。

しかも何? 慶應高校→慶應大学と来てロッテに 育成ドラフト で入団しただと?

な、なんや?

慶應から育成でプロに入ってくるヤツなんかいるんか?

いませんでした。慶應大学から育成契約でプロ入りした選手は植田将太ただ一人でした。

 

どしたん? なんで育成なん? 

なんとこの子、大学4年時にトミージョン手術を受けていたらしい。キャッチャーで肘の手術なんて坂倉以来だよ。

さらにこの子、大学通算でなんと 1安打 しかしてないらしい。慶應大学では4年間ずっと補欠だったらしい。同級生に郡司裕也がいて、1年から4年までずっと郡司がレギュラー捕手だったらしい。

おまけに自分はトミージョン手術。4年生時は出場ゼロだったそうだ。

よくそれで育成ドラフトに引っかかったなあ。同級生の中村健人でさえ指名漏れだったのに。

 

この日は肩を披露する場面がなかったが、植田将太はかなりの強肩らしい。

リードはおやっと思うリードを見せるし、キャッチングも阪神の坂本誠志郎を意識したような構え方をする。低めは小さく、高めは大きく構える。

9回表の打席ではツーストライクと追い込まれるも、坂倉がウラをかいたインハイのストレートをコンパクトにライト前ヒットしました。「ちっ、なんでこのタマ打てるねん…」と私はちょっと驚きました。

 

そうは言っても長打がある感じはしませんし、ロッテには正捕手佐藤と20歳の寺地がいます。植田将太の出場は今年も非常に限定的でしょう。もったいないな…

だがとんでもないド根性男を見ると私は嬉しい。慶應から育成契約なんてありえないですよ、普通。

 

ロッテ4番手で投げた 澤田圭佑 投手も気合の入ったタマを投げてました。

彼もトミージョンからオリックスを戦力外。ロッテの育成から這い上がり、今年でプロ10年目の31歳。大阪桐蔭では藤浪や森と一緒に全国制覇した背番号10でした。

 

カープのドラフト

日南キャンプの最初の頃に、白武佳久がゲストに来て、

「今年のドラフト1位は捕手かなあ」

と言い残して球場を去りました。

 

坂倉のFAはドラフトの後なので、カープは坂倉の決断より先にドラ1を指名しなくてはなりません。

だから白武が「捕手」と言うのも理屈はわかる。昨年のドラフトで小島大河を指名しなかったのは、今年の渡部海がチラついたからか?

しかしカープには今年小林結太という強肩捕手が現れました。私は22~23歳のキャッチャーは小林と清水と高木の3人で十分だと思います。

 

それでも心配ならドラ1で獲ってもいいけど、坂倉が残留すればキャッチャーはダブつくぜ。

今年のドラ1は違う選手に行って、万一坂倉がFAすれば、どっかから トレードで捕手を獲ってくればいい んじゃないか?

巨人の山瀬慎之助も出たがってたし、ロッテの植田将太も守備はかなり良さそうだ。

 

来年からセリーグもDH制です。これまでほど「打てるショート」や「打てる捕手」のニーズは高くなくなります。

坂倉が万が一FAして、来年のカープが「9番捕手」で戦うとなれば、1番手は石原貴規、2番手に小林・清水・高木、3番手にトレード選手で十分イケるんじゃないか? 二俣は緊急捕手。

坂倉がカープに残れば、ドラ1捕手は絶対ダブつく。ドラ1ルーキーを試合で使えないことになります。

小園がいるのに宗山獲ったらどうなってたか、ちょっと想像してみてよ。

 

「DH坂倉」も愚策ですよ。キャッチャー坂倉なら「ライト平川」と「DH末包」を両方同時に使えます。

なんでわざわざ末包を引っ込めて、9番キャッチャーを出すんですか? 全く意味ありませんよ。


おしまい
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ありがとうございました。

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