カープ投手通算投球回数ランキング

地味ながらも21世紀の今日、

そのありがたみがジワジワとアップしている記録。

それが投手による投球回数であります。

中6日6イニングの先発投手がディスられる中、

イニングイーターなんて言葉も定着しました。

長いイニングを投げてくれる先発投手の重要性はますます高まっております。


カープ投手の通算投球回数ランキング

そこで今日はOB選手名鑑の番外編として「カープ投手陣の通算投球回数ランキング」を発表いたします。

江夏豊や高橋直樹はカープの在籍期間が短いためナシです。

それではベストテン形式で始めます。

第1位 長谷川良平

堂々の第1位は長谷川良平投手。背番号18

貫禄ですね。カープの記録を遡れば必ず登場する伝説のエース。小さな巨人。

その記録は14年間で3376回1/3。平均すれば年240イニングです。

カープが創設された1950年、新人だった長谷川良平は348回1/3を投げ15勝27敗という記録を残しました。登板56、先発37、完投27。

キャリアハイの30勝をマークした1955年には387回1/3。防御率1.69。さすがの大エースです。

第2位 黒田博樹

第2位は黒田博樹。早くも登場、ミスター完投。カープ唯一の永久欠番投手。

日米通算での投球回数は3340回2/3。長谷川良平さんとの差はわずか36イニングでした。

カープ13年で321試合に登板し、2021回2/3.

メジャーリーグでも7年間で212試合、1319回を投げました。グレートすぎるミスタークロダ。

第3位 北別府学

第3位は北別府学

他に誰がいる?って感じですね。

ペイさんの通算投球回数は貫禄の3113回です。

タイトルの数は書き切れないため省略。

ペイさんの凄いところは通算515試合登板のうち先発登板が460試合であること。先発率90%。

んで1試合あたりの平均投球回数が6回0/3。500試合以上に登板して平均投球回数が6回を超えるのは驚異的。

金田正一、米田哲也、小山正明でさえ6回未満。

同年代のライバルだった東尾修、山田久志も平均5.9回です。彼らは「DH制度のあるパリーグ」でキャリアの大半を過ごしています。

北別府以外で平均6回以上を誇る大物投手は鈴木啓示、別所毅彦、スタルヒンらごく少数。

実はカープ2位の黒田博樹も平均6回1/3です。

2021年時点の現役投手の中では田中、ダル、マエケンらが平均7回前後です。キャリア後半を迎える彼らがどこまで粘れるかも楽しみです。

第4位 外木場義郎

第4位は外木場義郎。2419回1/3

さすがにここまではレジェンドだらけですね。

外木場さんは「太く短い野球人生」のイメージでしたが「通算記録部門」でもきちんと上位入賞しています。

23歳から30歳までの8年間で年平均40試合登板、250イニング、防御率2.78、勝ち星も平均15勝。

カープ初優勝の1975年には20勝を挙げエースとして働きました。30歳のシーズンでした。

第5位 川口和久

第5位は川口和久2410回。巨人時代も含みます。

個人的にはもうちょっと上位かなあと思いましたが歴代5位。

スタミナは無限でしたが球数が多かった。

川口和久はほぼオール先発登板でシーズン200イング超えが4回。130試合制で4度の200イニング超えはなかなか立派です。

これは長谷川良平の8回、ペイさんの7回に次ぐ記録。江川卓と池谷公二郎も4回です。黒田はNPBでは2回だけでした。

第6位 佐々岡真司

第6位は佐々岡真司2344回1/3。さすが馬並みタフネス右腕です。笑

佐々岡は1年目から「44試合登板で13勝11敗17セーブ」を記録。責任投手率93%。背負いすぎ。笑

投手分業制の今日では考えられない、新人一人に頼りきりな1990年でした。

愛弟子・森下暢仁の1年目は「18試合で10勝3敗」です。23歳の佐々岡真司がいかに責任背負う場面で投げていたかが窺えますね。

1年目は先発13試合、リリーフ31試合で規定投球回数に到達。150回で防御率3.15。当時は年間130試合制です。

2年目の1991年は佐々岡のキャリアハイとなったシーズン。チームは優勝、自身は投手二冠とMVP。エースとして240回を投げ17勝9敗、防御率2.44でした。

第7位 大野豊

第7位は大野豊。2231回。

第6位の佐々岡と7位の大野は選手生命の半分がリリーフです。それでこの順位はスゴいです。

第8位 前田健太

来ました。

第8位。

なんとここで颯爽と前田健太が登場。

2020年終了時でマエケンの投球回数は日米通算2165回。大野豊まであと66イニング。佐々岡までは180イニング。

ミネソタ=ツインズに所属する前田健太は現在32歳です。

やっぱスゲえな、コイツは。鈴木誠也もレジェンドですが前田健太もやっぱりレジェンド。

カープ時代は21歳から27歳までの7年間で1400イニングを投げています。マツダスタジアム元年の2009年から3連覇イブの2015年まで毎年200イニング&15勝です。

カープの暗黒時代を終わらせたのは前田健太なのである。

2020シーズン、トレードを機に何かを掴んだ前田健太。

コロナ禍ですが2021シーズンも期待大です。

第9~11位もレジェンドのおっさん

9位は大石清。後の名投手コーチ。2157回1/3。

10位は備前喜夫。後のスカウト部長。2119回1/3。

11位が安仁屋宗八。後のサンタさん。2090回です。


おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑, 選手名鑑