オミクロン株が猛威を振るっています。
プロ野球界でも毎日誰かしらが陽性反応で、カープの選手とスタッフも数名感染。
この週末もロッテ・藤原と巨人・小林がコロナ感染。このメンバーは中日・大島洋平が率いる日本生命・大阪軍団。ご存じ我らの中村奨成も日本生命軍団に参加中で、今日明日でコロナ陽性と報じられる可能性があります。誰が悪いわけでもないんだけどさ・・・
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映画「Die Hard」の話
30年前に映画ダイハードが世界的にヒットした時、日本人のたぶん50%くらいが主役を演じたブルース=ウィリスのことをブルース=ウイルスと呼んでましたよね。
いやもう完全に2人に1人はウイルスでした。私は当時高校生でしたが、同世代の人もだいたいみんな「ウイルス」って言ってました。日本人に例えるなら「園部さん」のことを「菌部さん」と呼ぶような失礼な話です。
新型コロナウイルスで私はブルース=ウィリスを思い出します。
映画「アウトブレイク」もブルース=ウィリスだったよな・・・と思っていたら、主演はダスティン=ホフマンでした。けっこうアクションシーンもあったけど、ダスティン=ホフマンも頑張ったんだねえ。イメージないけど。笑
さてダイ=ハード。原題Die Hard。
あたしゃこの映画で「Hard」に「Never」の意味があることを知りました。
Die(死ぬ)、Hard(Never)だから「決して死なない」
ブルース=ウィリス演じるジョン・マクレーン刑事は「決して死なない男」なのです。
当時の英語の先生からは「めっちゃ頑丈なモノに対してもDie Hardは使えるよ」と習いました。例えばこびりついた汚れや、しぶとい線香花火などにも「Die hard」と表現できるらしい。
20年前のダイハード打線
一昨日の記事で「井口・松中の同時指名は反則だ」と書きましたが、2003年にはこの2人と城島健司、ペドロ・バルデスの4人が同時にシーズン100打点をマークしたことがあります。
1番は村松で7番がズレータ。ダイエー打線の年間チーム打率は.297でした。意味不明です。笑 日本シリーズでは金本知憲率いる阪神タイガースを4勝3敗で破り日本一。
ダイハードは「しぶといヤツら」という意味にも受け取れますし「最後まで諦めない」という意味にも受け取れます。とても野球っぽいです。さらに当時はまだ福岡ダイエーホークスだったので、ダイハード打線と呼ばれていました。
んでポイントは「2003年のホークスには不動の四番打者だった小久保裕紀が年間通して不在だった」ことです。原因は靱帯断裂だったか脱税だったか・・・
とにかく20年後の現在に例えるなら、鈴木誠也が抜けたのにチームの打力が大幅アップして日本一を勝ち取った「奇跡の物語」でした。
2003年のダイハード打線はドラフト1位の井口資仁と城島健司の才能が開花したこと、新四番打者の松中信彦が3年連続打点王へ進化したこと。ここに打点マニアのバルデスと村松川崎の12番コンビがスパイスを効かせました。
特に100打点のバッターが同時に4人もいるというのは私の記憶にはありません。
カープ最後の100打点は?
100打点トリオは過去に何度かありましたが、100打点カルテットは2003年のダイエーのみです。
カープで100打点トリオはゼロ回。100打点コンビも1978年と1981年の「浩二&ライトル」以来40年間ありません。
惜しかったシーズンは
2001年 ロペス(100打点)、金本知憲(93打点)
2007年 新井貴浩(102打点)、栗原健太(92打点)
2016年 新井貴浩(101打点)、鈴木誠也(95打点)
などがあります。
カープ最後の100打点男は2016年の新井貴浩。その前は2014年のブラッド=エルドレッドです。
エルドレッドはホームランで100打点。
新井貴浩は泥臭いタイムリーと全力疾走→併殺崩れで100打点を稼ぎました。
今年のチームで1人の選手が100打点を稼ぐのはなかなか難しいと思いますが、西川龍馬や中村奨成には新井貴浩のような泥臭い打撃ができると思います。
求道者っぽい坂倉将吾に泥臭いチーム打撃は難しいかもしれない。同じようなタイプの前田智徳のキャリアハイは89打点です。