1975年のカープ初優勝を私は知りません。
チームカラーが紺から赤に変わり、監督が3人も交代したシーズン。
3人目の古葉監督は野崎代行から監督を引き継ぐ時、3塁コーチも兼任しておりました。
初優勝時の映像を見ると、3塁コーチの古葉監督が打者や走者に時折ブロックサインを出している姿が確認できます。
監督自ら3塁コーチに立っている時、エンドランや盗塁などの「攻撃の作戦」を決めていたのは果たして古葉監督の独断なのか?それともベンチの野崎ヘッドと阿南コーチが決めた作戦を古葉監督に伝達していたに過ぎないのか?
2021年の今、私はとてもそれが気になります。
2022年の攻撃の指揮官
昨日カープの組閣が発表されました。ニッカン
注目は河田雄祐・ヘッドコーチ兼3塁コーチ。断定します。笑
もう一人が東出輝裕・野手総合コーチです。
カープ球団の野手総合コーチは2015年の緒方孝市以来。その前は誰もいなかったんじゃないか?カープは「野手監督」が長かったからね。
小窪哲也が内野守備走塁コーチで、河田が外野守備走塁コーチ。ならどう考えても来季のベースコーチは「1塁小窪、3塁河田」となるでしょう。断定します。
投手出身佐々岡監督はこれまでも攻撃面の作戦を朝山コーチと高ヘッド、あるいは河田ヘッドに全面的に任せていた可能性が高い。そしてそれは来年も続くと予想されます。
そこで冒頭の古葉監督のケースです。
ほんのちょっぴりですが、
「来季は3塁コーチの独断で攻撃のサインが決められる」
可能性もゼロではない。河田54歳、東出41歳。
しかし常識的に考えれば来季、カープ攻撃の指揮を執るのは
ベンチの東出輝裕と見てよいでしょう。こっちが99%本命。私は非常に良いと思います。
東出は1軍で4年、2軍で2年打撃コーチを務めました。2軍では監督代行も務め確か2勝くらいしてました。
これで1年間の1軍作戦コーチを経て、いよいよ2023年東出小窪体制が発足する可能性が出てきました。
新井貴浩、石原慶幸の復帰タイミングもここじゃないか?長野久義の入閣も?笑
とにかく東出ヘッド(実質)誕生は想定外で嬉しいです。非常に期待します。
小園と林を見てきたのも東出ですからね。
高橋建さん
もう一つのサプライズは高橋建の入閣。
10月に阪神を辞めた時、カープ入閣の噂もありました。
建さんは金本に請われ阪神で5年間投手コーチを務めました。阪神での肩書きは「2軍投手育成コーチ」でした。
その建さんが来季はいきなり1軍チーフ投手コーチ役です。横山がブルペンコーチ。こちらも断定します。笑
育成部門から一気に「1軍の責任者」ですが、まあそこは佐々岡も少しサポートできる。
マイナーリーグ経験も2年あり、阪神での5年もある。この財産もカープには大きいです。松田オーナーもちゃんと「外部の血」の大切さを知っていますよ。
その他
廣瀬純が2軍打撃コーチに就任。
こちらは廣瀬に経験を積ませるというより「守備走塁コーチ失格」による人事かもしれません。それも悪くないと思います。チャーリーは走塁より打撃が本職みたいなものですし、適材適所でいいんじゃないですか。
そして小窪哲也・内野守備走塁コーチ。
こちらはちょっと驚きました。やや心配です。
小窪も守備走塁と言うよりは、打撃コーチのイメージだからです。
早く小窪に英才教育を施したいカープが「やや強引に一軍の居場所を空けた」という人事でしょう。まだ36歳で長野より年下なんですがね。
朝山東洋、一軍残留。
こちらは残念でしたが東出が朝山のアホなスタメンにダメ出しすればよい。朝山は45歳、東出は41歳。年齢差が少し気になります。東出と朝山は1軍2軍入れ替わりだったため、一緒にやった時間も少ない。
佐々岡監督の残留も既定路線でしたのでやむを得ません。
来年優勝して勇退。2023年東出監督。これでいいんじゃないですかね。
東出の背番号は72。私には72番も8番と3番並みに好きな背番号です。