小園海斗は「何塁」を守るべきか?

そろそろドラフト予想を書きたい時期ですが、ドラフトの前に「カープのチーム編成」をもう一度練り直さないといけません。それなしにドラフト予想をするのは巨人みたいだからです。

まずは来年も無邪気に「サード小園、ショート矢野」を継続するのかどうか?

以前も書きましたが、カープがここを間違えると向こう5~6年弱くなりますよ。

 

三塁小園

今シーズンは100試合以上「サード小園、ショート矢野」で戦いました。ショート小園がスタメンしたのは24試合です。

小園は主に3番や4番を打ち、143試合に出場。打撃成績は以下の通り。

143試合、540打数、151安打、2本塁打、61打点、52得点、30四球、13盗塁、打率.280、出塁率.322

矢野の成績がこちら。

137試合、430打数、112安打、2本塁打、38打点、45得点、32四球、13盗塁、打率260、出塁率.322

 

2024年セリーグのチーム出塁率1位はDeNAの.314。2位以下は阪神、ヤクルト、巨人。ここまでがチーム出塁率.300超。

5位中日が.293、6位広島が.286でした。イメージ通りですね。

貧打のカープ打線に矢野の「137試合で出塁率.322」は貴重な戦力です。スタメンから外すことは難しい。

ましてやあの守備力。矢野の守備はチーム防御率を 0.5点 下げている。

言い過ぎかな。でも0.3点は下げてるよ。

 

だから矢野は来年もショートのレギュラー。小園は来年もサードで守備の負担を軽くしてあげましょう。わーい。

というのが プランA です。

 

ショート小園

小園ファンの皆様、お待たせしました。

ここから「プランB」を発表します。

プランBはキッパリ言って、

 

ショート小園 であります。

 

ハイハイ。矢野ファンはブー垂れない。文句を言わない。

これは私のプランであって、新井のプランではありません。

私はショート小園が好きなんですよ。私は好き嫌いで選手起用する監督です。

 

ショート矢野の今年のUZRが 20.0 近いことは知っている。矢野はチーム防御率を 0.5点下げている。

だがそれで今年は何位でした? 4位ですよ。

「サード小園、ショート矢野」は 4位の野球 なのですよ。

 

「いいや、来年こそ優勝できる!」

と言われましても、小園と矢野が1~2番を打つような打線を組むべきです。

3番センターが秋山か奨成。4番レフトが末包昇大。5番キャッチャー坂倉将吾。6番ライト田村俊介。

3番と6番は逆でもよい。久保が1番なら3番小園、2番矢野。

7番8番が若手のお試し枠です。貴浩、二俣、佐藤啓介、内田湘大。キクも当然出るでしょう。

 

新外国人、ルーキー、ラミレスロベルト、内田と仲田も打線に加える時、小園がサードをふさいでいては出場機会が限られます。

中でも 内田湘大 です。

うっちーをサードで使う時、小園海斗はどこを守ればよいのか?

「小園に複数ポジションをさせたくない」のは私も新井も共通認識だと思います。坂倉の時だって「サードとキャッチャー、どっちがいいんだ?」でしたからね。

主砲のポジションをコロコロいじくるのは良くありません。ましてやショートとサード、キャッチャーと内野なんて負担が大きすぎます。

 

「じゃあ矢野はどうなるんだ?」

そう。

矢野雅哉こそ複数ポジションをこなせる選手だと私は考えます。

 

二塁矢野

矢野雅哉はセカンドメインで起用しよう。打順は2番。

私は1番矢野も面白いと思ってます。あの顔はどう見ても切り込み隊長向き。

とにかく矢野が複数ポジションを担当してほしい。セカンド100試合、その他43試合。

 

「キクの出番が減るじゃん!」

そうですね。なかなか痛みを伴う作戦ですね。

「キクの守備力がもったいない!」

確かにもったいないです。だがセカンドキクも4位の野球ではなかったか?

 

「それを言えば4番小園も4位の野球じゃん!」

その通り。だから私はサードとファーストに4番打者を置いて、ショート小園を1~3番で使えと言っているのです。

サード小園はイコール「セカンドキク」を意味します。

ショート矢野、セカンド小園は愚の骨頂。小園にFAされますよ。守備の負担が大きすぎて小園が打てなくなります。

 

キクがスタメンする時は、矢野がサードに回ります。

あるいはキクがサードに入ってもいいかもしれません。アイツ、メジャー行ったらサードでもショートでもやると言ってたじゃないですか。

新井の言った痛みを伴う変化とは秋山、キク、野間の聖域を取っ払うことだと思います。

 

キクの守備はGG賞を獲れる守備です。

だが出塁率は.281なんですよね。

キクの勝負強さを数字だけで評価するべきではありませんが、そろそろ聖域を取っ払うタイミングが来たのかもしれません。

 

ショート小園がケガすればショートはもちろん矢野。二俣もショートを守れます。

プランAはショート矢野がケガした時、チームが一気に弱くなるんですよ。小園がショートを守れなくなるのも私は怖い。

矢野は今年夏場になって打率をグングン上げました。こういう選手は夏に強く、ケガにも強いと思われます。複数ポジションでも大丈夫だよ。

 

来年のサードはうっちーと二俣。林も一応数に入れてます。

ファーストには外国人と中村貴浩。それに佐藤啓介です。堂林もいるってば。笑

佐藤啓介はセカンドでも出ます。韮澤もセカンド。その時は矢野がまた複数ポジションを担当します。

坂倉はもうファーストをやらない。キャッチャーを休む日はベンチスタートでいいでしょう。坂倉が疲れちゃうよ。

 

まとめ

サード小園とショート矢野を継続するのがプランA。

小園を即刻ショートに戻すのがプランBです。

 

Aを好きな人の意見もわかりますが、サード小園ではカープは向こう5~6年弱いと思います。うっちーの育成も遅れる。

来年も矢野が毎日レギュラーでスタメンすることには大賛成。だがポジションはショートではありません。

木村拓也のようにセカンド基本で時にはサード、時には外野も守ってもらおう。

小園がケガしたらショート矢野。これはチームへのダメージが少ない。矢野はショートを守れるので。

ショート矢野にケガされると、ショート小園ができるかどうかが心配なんですよ。小園は複数ポジションを守れません。

 

サード小園は侍JAPANにとってもマイナスです。

サード小園を見て井端が困ってましたし、岡田彰布は小園をショートでオールスターに選出しました。

サード小園は短期の利益。長期的には小園をショートで育てるべきです。

 

矢野は打撃面でも劇的に成長しました。今年の打率は.260。安打数が少ないが、それは四球が多いからと打順が7番だったから。犠打での貢献度も高い。

正田耕三や野村謙二郎がそうだったんですが、練習するヤツには二年目のジンクスがありません。

だから矢野は来年も打撃成績を伸ばせると思います。複数ポジションも苦にならない。だって去年まではそれでレギュラー狙ってたんだもん。

よって矢野をスタメンから外す選択肢はありません。うっちーと二俣をサードで使って、矢野をセカンドや外野で使いましょう。

 

「ショート小園、キャッチャー坂倉」で戦うカープが最強のカープ。これが1位の野球です。

そこに3番センター中村奨成も加えたいが、なかなかファンの理解が得られない。笑

以上をふまえて明日いよいよ ドラフト予想 をやります。

 

久保と奨成がいるんだから、右の外野手なんて必要ないでしょ。

前回は金沢高校の齋藤大翔の話をしました。明日はどうなるか。


おしまい
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ありがとうございました。

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