プロ野球通信簿「阪神タイガース」

今年のセリーグ2位は阪神。

私の順位予想では 3位 でした。※参考記事

今年の阪神は「な、やっぱり俺の言った通りだろw」でした。

関西の球団にスキのない緻密な野球は無理なんですって。

大阪人は基本ノリと勢いで生活していますから。

 

スモールベースボールが似合わない

2023年の覇者、阪神タイガース。

豊富な投手力と強力なセンターライン。2024年も阪神が圧倒的だと予想する解説者は50%以上いたと思います。

私は開幕前の戦力分析

「野球をするのがロボットやAIなら阪神は強い」

と書きました。

ところが残念ながら野球とは人間が行うスポーツ。そこには必ず油断と慢心が存在します。

 

日本で一番油断しやすい県民が 大阪府民 です。阪神は兵庫だけどさ。

去年の戦力分析でも強調していますが、たいていの大阪人は「1個もらったら大満足」なのです。私だけではないはずです。

「アレンパ」という意味不明な単語も全く流行せず、「アレ」までしか理解できないのが大阪人なのです。要するに アホ なのです。

 

誤解しないでください。私は大阪人をディスってません。むしろ好きです。私自身も大阪人です。

ただコレを言いたいだけなのです。

 

阪神タイガースに

緻密な野球は似合わない、と。

 

岡田野球は意外と「力押し」

2023年の阪神が貯金30で圧勝できた理由は「巨人にボロクソ強かったから」です。18勝6敗。

実はカープにも強かった。15勝9敗。

これは岡田が巨人と広島を徹底マークしていたことが理由だと思います。去年は上手くいきました。

 

岡田は今年も同じことをしようとしました。巨人のことには詳しくないが、カープ相手にはアホみたいに大竹耕太郎をぶつけてきました。

岡田彰布の野球は緻密な野球のように見えますが、実は たいへんワンパターン です。

1点リードすれば石井桐敷。8回9回岩崎ゲラ。

勝ちパターンというのは基本ワンパターンですけど、岡田の場合は極端にワンパターンです。

桐敷はリーグ最多の70登板、石井大智も56登板。

石井の56は少なく見えるかもしれませんが7~10月の3か月で39試合に登板しています。1か月13試合は2試合に1試合ペース。

 

岡田明丈は20年前にも藤川球児に80登板させて、久保田智之には 90試合 登板させています。

案外ワンパターンで力押し。JFKをぶっ壊して日本一を獲って勇退するのが岡田のやり方です。

 

油断と慢心

選手たちも油断と慢心でした。

近本と大山は油断しないと私は予想してました。まあまあ当たりでした。

油断するのは佐藤輝明だろうと予想してました。こちらも当たり。

 

油断というのは「成績を落とす」という意味です。「成績」とは数字だけじゃありませんよ。

森下翔太も「絶対油断する」と思ってましたが、森下は成績を大きくアップさせました。こちらは完全に誤算でした。

森下は2023年の日本シリーズで活躍したので、私は

「今年の森下はますますボール球を振るだろう。ウッヒッヒw」

と思ってましたが、2024年の森下は意外にボール球を振りませんでした。※参考記事

認めたくないが、2025年の森下は今年よりさらに打つだろう。めんどくさ。

 

中野も油断しないと思ってたんですが、成績を大きく落としました。

中野も阪神2位の原因。代わりのセカンドもいませんでしたね。

阪神はショートもいない。木浪中野の二遊間は来年もそれほど脅威ではなさそうです。

2023年は「強み」だった阪神の二遊間。2024年は「弱点」になりましたね。

 

門別啓人に対しても、世間が

「門別門別、スゴいスゴい」

と浮かれる中、私と達川光男だけが去年からずっと

「この子はまだダメですよ」

と言い続けてきました。※参考記事

素材は抜群です。まだ一軍で使っちゃダメという意味でした。「高卒2年目でフル回転させると壊れるぞ」という意味です。

3年目の来季は知りませんよ。

 

時代の扉は開くのか?

そんな阪神の新監督は若い藤川球児。44歳。

岡田は67歳でした。ナイターではいつも眠たそうでした。

 

岸田総理と石破総理が67歳。小泉進次郎43歳。

今年の自民党総裁選の時、若者好きの私でさえ

「いくら何でも小泉進次郎は若すぎる」

と思いました。

私は49歳で「非世襲」のサラリーマン議員の人がいいと思ってました。自民党のことについては素人ですが。

 

阪神の監督は44歳の藤川。

高齢化社会をまとめる総理大臣と、20代の若者をまとめるプロ野球の監督を一緒には語れない。

ですが藤川の最新鋭の野球理論が阪神タイガースにフィットするのかどうか?

ハッキリ言って私は しない と思います。

オーソドックスに考えれば、藤川が選手側に歩み寄るほうがチームはまとまると思います。新井貴浩流。

監督が「理想のチーム像」を掲げて「強権発動」するのが岡田彰布流。古葉監督も岡田流。

藤川はどちらですかね。どちらにも一長一短があります。

 

あとは藤川球児の「中途半端なメジャー経験」が監督としてプラスに作用するかマイナスなのかも大いに心配。

藤川が新しすぎる野球を始めても、阪神という球団では無理な気がする。

巨人やソフトバンクなら成功しても、阪神に最新式はダメなんですよ。

 

阪神は令和の今でもまだ、道頓堀に飛び込むような球団です。

アホでマンネリ、阪神タイガース。新しいことは似合いません。

いつも誰かのマネをして道頓堀に飛び込むのが阪神ファンです。

藤川の最新式の野球など伝わるはずないと思います。

一時期ヤクルトも「神様神様」と言ってましたが、阪神も昔から神様好き。要するに非科学的でアホなんですよ。

 

今日は「通信簿」なので来年のことは言わない。

今年の阪神はまあまあよく頑張った。最後優勝が見えるとこまで近づいたもんね。80点くらいじゃないですか。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感