プロ野球通信簿「横浜DeNA」編

今年のセリーグ3位はDeNAベイスターズ。

私の順位予想は 2位 でした。アタシの予想はけっこう当たるんですよ。

今年はオースティンが打つだろうと思ってました。※参考記事

オースティンが打てば牧、佐野、宮崎がますます活性化するのが打線というもの。カープもレイノルシャイナーのどちらか一人だけでも打線にいれば、今年はラクに勝てたと思います。

 

エース論

さてDeNAのエース東克樹。29歳。

去年173イニング投げて16勝3敗。防御率1.93

今永が抜けて開幕投手。三浦監督のクビもちょっとかかってたりなんかして、昨年より成績を落とすだろうと思ってました。

今年は183イニング投げて13勝4敗。防御率2.16

 

私は今年の東について「前年より成績をアップさせた」と評価しています。

見せかけの数字だけを見れば2023年の方が上ですが、4位だったチームを今永抜きで3位に引き上げたのは間違いなく東克樹の力です。

火曜日に投げて13勝4敗は日曜日の16勝3敗よりはるかに高価値です。

東を床田と並ぶセリーグのエースに認定しよう。

チームを勝たせるのがエースの力。

「勝たせる」というのは「仲間を引っ張って力を引き出す」という意味。東にはそれがある。東はチームを引っ張ってる。

  

高橋宏斗や戸郷翔征にはまだ「チームに勝たせてもらってる感」が残る。

プロ野球のエースとは 孤高でないといけない。宏斗と戸郷はまだ打線の援護がない時の孤高感が足りない。味方に対して「頼む、打ってくれ」と思いながら投げてる。

東、床田にはそれがない。

「俺が投げてるんだから心配するな」

と思いながら投げてる。もちろん私の妄想ですよ。

 

だが当たらずとも遠からず。

東にはそういうエース感を感じる。これを 風格 とも言う。

阪神の才木にもかなりエース感を感じる。村上頌樹はマウンド上での風格が少し軽い。才木はチャラいコメントの割に、マウンドでは孤高と風格を感じる。

才木は来年も活躍するだろう。大阪弁で言うと「ええ根性しとる」 床田みたいだ。

 

クライマックスシリーズの価値

DeNAがセリーグ3位から阪神→巨人→ソフトバンクを倒して日本一。

三浦大輔は涙の胴上げ。選手は「横浜優勝!」と絶叫。

こないだは横浜で日本一パレード。30万人か40万人が見に来たらしい。

 

このことに難癖をつける巨人ファンがまだいる。

「CSを廃止せよ」

「5.0ゲーム差開けばアドバンテージは2勝」

ハイハイ、論外。CSは現状維持でよい。

 

短絡的なアメリカ人はポストシーズンゲームの方が好きみたいだが、昭和に生まれた日本人はペナントレースの方が好きなんですよ。←個人の見解

3位からでも日本一になれるから、首位に10ゲーム差開けられたチームがモチベーションを保てるのがCS制度のメリット。観客もペナントレースを最後まで楽しめる。

あちらを立てればこちらが立たないのが世の常。

CSをやめれば中日とヤクルトは5月でやることが無くなっちゃいます。気の毒でしょうが。6チームで最後まで盛り上がれる今のCS制度を私は支持します。

んで昨日も書きましたが、CSで敗れた巨人こそ今年のセリーグの優勝チーム。ここを忘れてはいけません。

セリーグ勝者は巨人。DeNAはあくまでセリーグ3位の敗者です。

 

俺たちに感謝しろ

そんなDeNAが3位躍進を果たせたのは、ひとえにカープの歴史的急失速のおかげです。巨人が優勝できたのもカープのおかげ。

おまえら、広島の方向に足を向けて寝るんじゃねーぞ。感謝しろよ、オラオラ。

 

もし9月の失速がなければセリーグ勝者はカープでした。

するとDeNAは4位。もちろんCSには出られず優勝パレードもできません。

DeNAの26年ぶり日本一は全部カープのおかげなのです。感謝しろよ、ったく。石井琢朗もカープの人だぞ。

 

去年もカープは9月に失速しました。

暑さと移動距離はカープの宿命。言い訳にできない。

「ドーム球場にしろ!」

も後の祭り。

20年前に「ドームか?芝か?」で芝を選択したのは広島県民です。

「暑いから電気を使え」は本末転倒だと思います。地球が温まってる原因は人間が電気を使いすぎているからです。

 

カープにやれることはもっとある。できるだけカネも電気も使わず、知恵と工夫で戦いたい。坂倉がいれば何とかなる。

阪神だって屋外球場で日本一になりました。カープにだってできるはずです。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感