最近の野球用語には
「コレ、何て発音するの?」
って言葉がたくさんあります。
例えばUZR、WHIP、WARなど。
昔から野球用語にも勘違いがけっこう多い。フィルダースチョイスはスチョイスではありません。
そこらへんも少し紹介します。
セイバーメトリクス編
セイバーメトリクスはSABR metrics。Society for American Baseball Research metrics。別にアメリカンは要らんやろ。
イチローが海を渡った2001年。弱小で貧乏だったオークランド=アスレチックスがシーズン100勝をマーク。
この頃から注目され、日本にもすぐ輸入されましたが、実は未だに日本語でどう発音するか定義されていないんですよ。
マネーボールからもう20年。誰も決めないから私が決めちゃいます。
WHIP・・・フイップ
WAR・・・ワア
UZR・・・ユージーアール
OPS・・・オーピーエス
IsoP・・・アイエスオーピー
実は実際にアメリカ人はこのように発音しています。
英語読みのできる指標はそのまま英語読み。
SABRはセイバー。WHIPとWARは英語の「むち」「戦争」と同音異義語。日本語ではウィップ、ウォーですが英語に近いフィップとワアを採用しました。
WHIPをより日本語っぽく発音するならホイップも可。ホイップクリームではないのでホイップの「プ」をアクセントしましょう。
ちなみに打率のAVG、長打率のSLGもアベレージ、スラッギングと発音する人が多い。文字だけ略して発音は略さない。AB(打数)はエッバ。
英語読みできない指標はアルファベット読み。
UZRはユーゼットアールでなくユージーアール。OPS、ERAはオーピーエス、イーアールエー。
打点はRBIですが2打点以上はアールビーアイズ。HRも同様に2本以上はホームランズ。
IsoPもアイエスオーピー。英語では決してIsoPがイソップにならない。ローマ字読みは日本人専用。
そもそもIsoPは「isolated power」の略。イソップになるはずありません。アイソピーと略すのもやや日本語的発想です。
誤解編
フィルダースチョイスはフィルダース・チョイス。
ごく稀にフィルダー・スチョイスと思っている人がいます。「スチョイスした」って言う人を見るとこっちまで少し恥ずかしい。
コールドゲームはCalled Game。審判が宣言(コール)して終了させる試合なのでコールドゲーム。
雨が降ってきて寒いからCold Gameと思っている人がたまにいる。私もかつてその一人でした。10点差も寒いしね。
P革はピーカーと発音します。「ピーかわ」じゃないと思う。←諸説あり
P革とは右投げ選手が自分のスパイクの右つま先に取り付ける革製のカバーのこと。
コレ付けないとスパイクの右つま先がすぐ破れちゃうんです。
30年前はみんなピーカーと言ってました。「ピーかわ」が正しいのかもしれんが言いにくいんだもん。
プロ野球選手がP革を付けているところはもうかれこれ30年くらい見たことありません。
ずっと30年観察してるけど気が付かないです。重くなるのがイヤなのかな? それとも気が付かないようなデザインなのかな? わかりません。
最後。オマケ。
スライディングパンツはスラパン。これは草野球選手に欠かせないアイテム。
金カップはキンカップ。金って一体何だろう?
打撃投手はバッピ。片岡チャンネルはビーピーと言ってました。
ビヨンドマックスはビヨンド。悪魔の金属バット。1本3万円。コレは使用禁止にするべきです。