今日はWBCの話を強います。長文です。
昨日30人目の日本代表が吉田正尚に決定しました。私は少し驚いています。
投手14人+野手15人
吉田正尚はもちろん実力者で代表の4番候補です。
でも吉田の加入により日本代表は「投手14人+野手15人+大谷」となりました。
大谷がピッチャーをやるにしても「決勝トーナメントに行ってからリリーフで1試合」程度であれば、私はピッチャーが1人足りないとずっと考えてました。
それに吉田の参加が決定する前に、早々と阪神森下と佐藤輝明の代表入りが決まっていました。
あいつらは今、阪神のキャンプで嬉々としてセンターとライトの練習をしているらしい。藤川が井端に電話して「2人にセンターとライトと送りバントの練習をさせておく」と約束したらしい。余裕あるんだね。
一方、カープは小園にショート以外の練習をさせてません。小園本人は「キャッチャーミット以外の全てのグラブを持って行く」と意気込んでいますが、新井には日本代表に協力してる余裕など一切ありません。※スポーツ報知
こないだのカープのシートノックはショートに2人、セカンドに3人が入りました。サードも3人。
シートノックってゲッツーや中継プレーの練習もあるので、ショート2人ってけっこうしんどいんですよ。3人くらいが適当。
この日は前川誠太がサードに入っていましたが、やろうと思えば前川をショートに入れて小園矢野と3人で回せばシートノック自体はラクに回せたはずなんです。でもカープはそれをしなかった。
前川にショートを練習させても無駄、ということもあります。前川の第2ポジションはサードであるべきで、一軍でファースト前川やショート前川はあまり現実的ではないからです。
なんでWBCの話に前川が出て来るんだ?と言いますと、小園がこのキャンプでは ショート一本 だからです。まだ第1クールだけど。
これは私が長年待ち望んだ形であり、キャッチャー坂倉・ショート小園・センター奨成はカープの理想形であり 完成形 であります。小園のクジに当たった2018年のあの日から、私はずっと夢見てきました。
控えショートの役割とは?
だからカープはそれでいい。小園の打率と本塁打数と守備範囲が落ちた理由は、新井が小園にマルチポジションさせたからです。
「でも、マルチポジションのおかげで小園はWBCに選ばれたんじゃないか!」
と言ってるヤツは素人です。どあほう。
小園はショートでWBCに出ます。小園がジャパンのサードやファーストなんか守るはずないでしょ。
井端は侍ジャパンを3回に分けて発表しました。正確には4回ですが、吉田正尚の1回は3回目に含める。
1回目に選ばれたのは投手8名。投手には年内に伝えて、早めに調整してもらいたい。
2回目は年明け。主力となる国内選手たちと、源田壮亮、佐藤輝明、森下翔太、牧原大成。
3回目が1月末。誠也、由伸、小園など。
2回目の時点で「ショート源田」が選ばれたので、私は「これで小園の招集はなくなった」とブログに書きました。
そして「井端が小園ではなく源田を選んだことも正解だ」と理解を示しました。※参考記事
なんでかと言うと小園は複数ポジションの控え選手ではないからです。井端が選ぶべきは「主力のショートと控えのショート」です。源田も小園も「控えショート」では持ち味を100%発揮できない選手です。
「控えショートの役割」は代打で出ていくこと、代走で使えること、できればマルチポジションを守れること、などです。
小園と源田はどちらにも不向きです。小園は1試合4打席立たせないと値打ちがないし、源田は1回から9回まで一人でショートを守らないとベンチにいる意味がありません。
1回から8回まで小園で、9回から守備固めに源田では意味がないのです。この野球は新井のポジコロ・スケベ野球と同じで、必ず弱い です。負けます。
今回の日本代表には誠也と大谷がいて近藤もいる。岡本・村上・牧もいる。
この6人がいればショートとキャッチャーには守備的な選手を置けます。だから源田と坂本の選出に私は賛成です。
非力なカープがショート源田・キャッチャー坂本で戦うことには反対です。非力なカープはショートとキャッチャーに主砲を置くべきです。
が、ジャパンはそうでなくてよろしい。主砲が6人いるので、ショート源田・キャッチャー坂本に私は反対しない。
井端のスケベ野球?
よって私は第2回目で源田と牧原が呼ばれた時、
「これで侍ジャパンの控えショートは 野村勇 になるだろう」
と予想しました。村林の方が守備が上かもしれませんが、「源田の控え」に最もふさわしいのは「攻撃型の小園」でも「守備型の村林」でもなく、「パンチ力があって足の速い野村勇」というのが私の考えでした。
私は「スタメン選手と違うタイプの選手」をベンチに入れときたいのです。源田の控えには似たタイプの村林ではなく野村を置きたい。
ショート小園が先に選ばれていたら、私は野村ではなく村林を控えショートに選んだかもしれない。
要するに村林が落ちたから村林がダメなのではなく、村林は源田に似てるから今回は外れたという説です。
私が吉田正尚の選出に驚いたのも、これでジャパンの外野手が 6人 になるからです。佐藤輝明も入れると7人です。
小園なんかが外野のグラブを持ってったところで、何の役に立たないでしょう。荷物になるから広島に置いておけ。小園の役目はマルチポジションではなくチャンスメーカーです。
以下が侍野手16人
■野手15人+大谷
捕手3人 坂本・若月・中村
内野7人 岡本・牧・村上・源田・小園・牧原・佐藤輝
外野6人 誠也・大谷・近藤・吉田正・森下・周東
なんかバランス悪くね?
こりゃひょっとすると、小園にユーティリティー性も求められているかもな。笑
みんなは牧原大成が何でもできると思ってるみたいだけど、私は牧原のユーティリティー性も若干疑ってますよ。牧原はセカンドとセンター以外、あまり計算できないと思います。最近やってないもん。
非常時はショートにも入るんでしょうが、レフト守備なら牧原より近藤健介の方が上手いと私は思ってます。ライトなら佐藤輝明の方が牧原より上手いんじゃないか?
佐藤輝明が選ばれた時点で、私は「吉田正尚はない」と思いました。
これも吉田がダメなんじゃなくて、大谷翔平に似たタイプの吉田正尚をかぶせることが私の好みではないからです。
佐藤輝明の役割は「大谷と村上と岡本の控え兼、代打の切り札」だと思ってたんですよ。佐藤と吉田正尚と役割が丸かぶりです。
センターも私は周東でいいと思ってましたが、大谷を1番で使うつもりなら周東は今回も代走の切り札か? センターは森下と言う声が多いが私はセンター近藤健介を推します。
誠也も守備が上手いイメージですが、2017年のWBCでセンターを守った時はかなり危なっかしかったです。カープで誠也がセンターを守ったことはありません。
井端がこういう「打てる順」に近い順番で代表選手を選んだ理由はおそらく
「スランプの選手をバッサリ切り捨てる」
つもりだからでしょう。
切り捨てるの言い方が悪ければ「不調な選手は試合にもう出さない」と言い換えます。
長期決戦では不調の打者に立ち直ってもらわないといけないため、試合に出し続けてガマンするのが普通ですが、短期決戦では不調の選手をバッサリ切り捨て、調子のいい選手を使うことが基本です。
前回のWBCでは 牧秀悟 がそうでした。
前回は控えに山田哲人がいたため、アメリカでの準決勝・決勝には山田がスタメン、牧は出番なしでした。
これも牧が悪いんじゃなくて、短期決戦にはこういうことがあるんです。2018年の日本シリーズで、私はMVPの丸佳浩をスタメンから外せ!と騒ぎましたが、緒方は丸と心中しました。※参考記事
村上宗隆の不調も目立ちましたが、村上の控えの山川穂高も不調だったため、村上は試合に出続けました。
このように、どんな実力者でも短期決戦ではドツボに落ち込むことがあるのです。人間だもの。
井端はその時の備えとして、佐藤輝明・小園海斗・吉田正尚を呼んだのでしょう。ピッチャーが1人足りないような気もしますがね。
ツープラトンシステム
井端のメンバーを見ると、1試合の中の融通性が利きにくいかわりに、スタメンを組む時の融通性 には優れている。
要するにスタメン9人を組んだ後に、選手交代で流れを変えることに不向きだが、調子のいい野手9人を選ぶには井端式が適している。
前者はセリーグ型で後者はパリーグ型。DHのある野球には井端式が適しているのかもしれません。
控えに代打・代走を置いて、その選手で流れを変えるのがセリーグ野球。DH無し。
スタメン9人を組んだら、最後までその9人で戦うのがパリーグ野球。DHあり。
よってWBC2026でショート小園のスタメンは 十分に考えられる のです。
なんでそうなるかと言うと、大谷翔平が1番を打つ可能性が高いから です。
大谷が1番を打つ時、8番9番のバッターにはぜひ塁に出てもらいたい。
キャッチャー3人の出塁はかなり厳しいと予想されます。予選リーグでは出られるかもしれませんが、アメリカでドミニカやプエルトリコ相手に出塁は厳しい。
源田も厳しい。前回大会では骨折しながらかなり頑張ってくれましたが、今回は打撃に大きな不安が残ります。
さりとて小園海斗も未知数です。
国際試合に強いと言っても、小園も160kmの動く球は見たことありません。
160kmの動く球は誠也でも打てないかもしれないから、小園が打てなくても仕方ない。だったら守れる源田を入れようや、と言われても仕方ない。
私なら源田の控えに小園を選出しないと書きましたが、井端がハナから源田と小園を呼ぶ気だったのなら、2回目の発表で小園も呼んでほしかったぜ。小園には前もって知らされていたのかもしれないけどさ。
とにかく東京ドームのグループ予選で源田を出すのか小園を出すのか、に注目です。
東京ドームでの相手は韓国、台湾、オーストラリア、チェコ。4試合戦って2位までが本選に進めます。
ホームなので毎年日本はかなり有利です。過去に予選を突破できなかったことはありません。
源田がスタメンで出て、点差が開けば小園登場って展開で慣らしていくことも考えられますし、まず小園をスタメンで使って計算できる源田を小園の保険に回すって戦い方もできる。だが、そうするならマジで最初から小園を選んでおけよという話にもなる。井端の選考基準に矛盾が生じる。
キャッチャーは3人とも同じタイプの守備型タイプです。若月の打力はあまり詳しくないが、坂本は打撃では苦労するだろう。あいつは読みで打つタイプなので、国際試合は苦労すると思います。特にアメリカに行った後は坂本のバッティングは完全に計算外となるだろう。
「2017年、世界の小林誠司は4割打った!」
と言うかもしれませんが、私は小林や坂本のバットなど信用できません。現に2017年の敗れたアメリカ戦で、小久保裕紀監督は8番小林誠司に代打内川を送っています。
源田や中村悠平は一度メジャーの球を見ているし、あいつらは経験と引き出しでうまくごまかして出塁できる可能性はある。日本の野球は三振とホームランだけではないのだ。
小園も打撃の引き出しではベテランにも負けませんが、なにしろ160kmのカットとか160kmのシンカーなんて見たことがありません。東京ドームの予選リーグでも目にすることはないでしょう。
宮崎合宿で菊池雄星の球でも見せてもらうしかないのか。たいへんだのう、小園も。
サポートメンバーに藤浪晋太郎みたいなクセ球ピッチャーを呼べばよかったのに。とはいえ3月の藤浪はまだ160km出さないか。