NPBシーズン最少盗塁数は29個

2022.7.23(土) 

ヤクルト 3-15 広島 神宮 

首位ヤクルトに2連勝。ヤクルトの優勝マジックは消え、カープは2位浮上。貯金1。

ヤクルトとのゲーム差は10.0まで縮まりました。対戦成績3勝10敗。残り49試合。

そしてオールスター明けにはマクブルームと西川龍馬が帰ってきます。カープの反撃体制が整いました。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

打って勝つ野球

私は15点取ってもわーいわーいとならないです。

村上に四球と一発を与えているからです。森下なら村上ごときアッサリとキャン言わさなきゃいけないです。

あと「打って勝つ野球が不安定」なことは、いつの時代も真実でありまして、今シーズンの序盤は巨人とカープが首位争いをしていましたが、打てなくなるとジリジリ失速。巨人に至ってはコロナ禍の前から既に先発投手陣が崩壊し真っ逆さまに墜ちてdesireでした。

カープは先発ローテが12球団トップなので、少々打てなくなっても戦えるはずなのですが、カープには長打と足を使った攻撃がないため、1点取るのに1イニング3安打が必要であります。

だから前半戦は送りバントを多用して得点していたのですが、ちょっと打線の勢いが止まると送りバントもやめて最近はますます「何もせずただ打つだけ」の攻撃に終始しています。

昨日の試合の1回表に2番菊池がセーフティーバントを決めたり、1死1塁カウント1-1から坂倉と小園でヒットエンドランを仕掛けたりしましたが、菊池のバントは単なる送りバントだし、今シーズン初めて坂倉がスタートを切ったのも3点取った後の勢いとノリでやっただけで、私はこれらがカープの攻撃の本質ではないと思っています。

カープの野球はあくまで打って勝つ野球です。

1イニングに単打3本か、あるいは2塁打以上の長打が出るのをベンチはひたすら待ち続ける野球。

アメリカ的なビッグベースボールで私は打って勝つ野球が大キライです。巨人と同じアホ野球です。

 

シーズン盗塁数の日本記録

NPBのチーム盗塁数。

シーズン最多は1956年の阪急で277盗塁。ちょっと時代が違います。

シーズン最少記録は最近です。

最少記録は29個で、過去に3チームが達成(?)しています。

1985年ヤクルト、1993年中日、1994年巨人

の3チームです。しかもこの頃はシーズン130試合制でした。それでシーズン29盗塁です。

 

1994年の巨人は10.8決戦で中日と優勝を争った年。

この年の巨人の1番はグラッデンで2番は川相昌弘でした。3番が20歳の松井秀喜。そりゃ盗塁は少ないよねって話です。

2022年のカープはここまで94試合を消化してチーム全体で16盗塁です。143試合に換算すれば24個ペース。有名な話ですが盗塁成功率も50%以下。牽制球に飛び出す場面も目立ちますね。

カープの1番は野間峻祥。2番は菊池涼介。3番は秋山と龍馬。7番には小園海斗。

けっこう走れそうなメンバーですがカープは走りません。

 

昨日のヤクルト戦でも盗塁無しで2回までに11安打9得点した攻撃を見ながら、

「ああ、これでますますカープは送りバントをせずにヒットを狙いを続けて行くんだろうな」

と強く感じました。

そして秋山翔吾のヒットを見るたび、

「ああ、秋山が5人くらいいれば打つだけの野球でも勝てるかもしれないな」

とも強く感じました。

 

カープには野間、秋山、西川、坂倉、マクブルーム、小園と一応秋山っぽいのが6人います。

「秋山っぽい」の意味は「簡単にアウトにならない3割打者」という意味です。

野間と小園が秋山っぽいか、ぽくないかは意見の別れるところですが、もし野間と小園が秋山っぽければカープは

上に行く

ことができるかもしれないです。不安定な野球ではありますけどね。

 

巨人と白濱とオールスター

ヤクルトはコロナ禍で連敗が続いています。気の毒ですがこればっかりは運としか言いようがありません。カープも去年そういう目に遭いました。

一方でコロナの巨人は3連戦全中止で「ズルい!」とブーイングを浴びていますが、私は全中止は仕方がないと思います。巨人の選手が足りないこともありますが、陽性反応者が次々増えているので、団体で新幹線に乗ったりするほうがダメだと思います。

 

カープも1軍2軍でコロナ感染者が出たため、白濱裕太が1軍昇格。

私は控え捕手の役割だと思っていましたが、昨日は15点差あったのでまさかの代打で登場。

昨日、神宮球場が一番沸いたのが「代打白濱」コールの場面でした。お前ら失礼すぎるぞ。気持ちはわかるけどね。笑

その白濱は代打の後、マスクもかぶりました。

高校野球、最後の試合で補欠の3年生が代打で出ることを「思い出代打」と言いますが、なんか昨日の白濱はそんな感じだったです。

 

今日の試合が終わると火曜水曜はオールスターゲームです。

コロナの辞退者が増えており、私の小園海斗オールスター初出場説はまだ生きています。

東京でのコロナ感染者が1日3万人を超える中、公式戦ではないオールスターを中止するべきと言う声も挙がっていますが、私はこれも仕方ないと思います。

ペナントレース公式戦の収益は100%すべてが主催球団に入ります。

NPB機構は公式戦から一切収益無し。NPBの来場者収入は1年に1度のこのオールスターゲームのみ。だから簡単には中止できないのです。

一説には日本シリーズとCSの入場料もNPBに入るという話だが、私はCSと日本シリーズも入場料は主催球団に入ると理解している。テレビの放映権料はNPBかもしれないけどね。

あとゲームやアプリに使われている選手の肖像権もNPB機構ではなく、12球団が得ているはず。もうちょっと12球団の取り分からNPB機構に分け前を増やして上げてもいいと思います。

とにかくオールスターを中止にすればNPB機構のお金が減って、12球団が2試合6億円(推定)の入場料収入を負担するハメになります。

オールスターを中止すれば1球団5000万円の損失です。こちらもカッコ推定ですが、大人の事情で簡単に中止にできないのです。