2ヶ月前に「NPBのシーズン最少盗塁数は29個だ」と書いたんですが、正しくは25個が正解でした。
チーム全体で1年間に25個しか盗塁しなかったチーム。それは2004年の読売ジャイアンツでした。監督は堀内恒夫。
この年の巨人はNPB新記録となるシーズン259本塁打を放ち、盗塁する必要がないチームでした。仁志敏久が28本塁打、阿部慎之助が33本塁打。小久保とローズは40本。
だがチームは3位に終わる。シーズンオフには一場事件が明るみに出て、渡辺恒夫オーナーが引責辞任。
当時は明るみに出なかったが、清原和博がこの頃から覚醒剤に手を出していたことが後々発覚して大問題となる。このように2004年シーズンは巨人らしさ全開の一年でした。
汚名返上
2022年の広島カープもいよいよ残り6試合。現在のチーム盗塁数は26。既に巨人を1つ上回り、歴史に名を残すことは回避できました。
記念すべき26個目を決めた選手は9月17日(土)DeNA戦の小園海斗でした。いやあ、全く見ていないわ。
私はつい先程まで「シーズン最少記録は29個だ」と思っていたので、ブログに「危うしカープ!」と書こうとしたら、正解は25個だったので「なーんだ」と拍子抜けした次第。まあそれでも十分恥ずかしい数字ではありますけどね。
いつの間にかヤクルトのチーム打率が急降下しており、現在カープのチーム打率は12球団トップの.257でございます。本塁打85本はリーグ4位、得点531(平均3.87)もリーグ2位。打線はまずまず健闘していると思います。
その一方でチーム盗塁数は壊滅的な26個です。田中広輔1人分にも及びません。こちらは来季の重要課題ですね。足でアシストできれば得点効率はもっとアップするはずです。
名誉挽回
さて台風もほぼ日本を通過いたしまして、今日からまたペナントレースが再開されます。
注目はマジック6のヤクルト。今週にもV2決定です。
さらに村上宗隆の56号がいつ飛び出すのか? バレンティンは前田健太から54号、大竹寛から55号、阪神榎田から56号を打ちました。
バレンティンは56号と57号を2打席連続で打ちました。それも1回裏と3回裏です。案外あっさりと王さんの記録を超えました。村上も3打席連発とかであっさり抜くかもしれません。今日はドームで巨人戦。赤星君が先発です。村上に2~3発打たれそうだなあ。笑
カープは今週3試合です。
現在は巨人、阪神、広島の3チームがゲーム差ナシで同率3位です。
今後おそらくカープは同点で栗林を出したり、栗林を2イニング投げさせたり、アホで強引な野球を見せてくるでしょう。
アイスホッケーの世界ではこういった作戦を「パワープレー」と呼ぶのですが、佐々岡体制3年間の集大成にふさわしいアホ野球です。
カープの残り6試合は甲子園1試合、マツダスタジアム5試合です。この点は非常に有利。カープがCSに出場できる可能性は日に日に高まっています。
だが、私には最後にズッコケる佐々岡の姿が目に浮かびますよ。笑
今週のゲームプラン
現在のカープは一軍登録メンバーが29人。
もうこの先は先発投手が3人で済みます。日程がスカスカだから。
おそらく遠藤淳志もリリーフに回るでしょう。森下、九里、大瀬良の3人で回すと思われます。
ベンチ入りメンバー26人は「リリーフ9人、野手8人体制」を堅持しています。私は先発がエース3人だから野手を増やした方がいいと思います。特にコルニエルと中﨑は使いどころが難しい。もう敗戦処理は必要ありませんからね。負けてても栗林やヤサタクを投入していいくらいのスカスカ日程です。
スタメン9人とブルペン8人。遠藤、森、松本、ケムナ、森浦、ターリー、矢崎、栗林
コルニエルを残して森と遠藤のどちらかが「あがり」でもいいかもしれません。
問題は野手メンバーです。野手不足で接戦を落としそうな予感が私には充満しています。笑
私なら通常の野手9人体制に戻します。
現状の控え野手は8名で、メンツは磯村、石原、曽根、羽月、上本、矢野、大盛、堂林です。
松山が秋山に変わり5番レフトでスタメン中。この作戦にも私は当然反対で「堂林か大盛で行け」と思います。
菊池涼介はまだスタメン出場できていませんが、一軍にいるならスタメンで出てほしいです。キクがスタメンで出られると曽根か羽月を二軍に落とせます。
投手を1枚、二塁手の控えを1枚減らし、私は二軍から代打を2人昇格させたい。
具体名は長野久義と末包昇大の二人です。
調子次第では安部友裕も面白い。
チョーさんは言わずとしれたカープの主砲。代打限定の話ですよ。
末包は「5点差かあ・・・もうホームランでしかどうにもできん」時の代打。万馬券。
現在の代打陣は右が磯村、上本、堂林に対し、左が松山、大盛とちょっと弱い。
なのでここで覇気の人・安部がいると均整が取れます。
安部が上がってくるとマツダスタジアムは盛り上がると思います。