大谷翔平がロサンゼルス=ドジャースと10年契約を結んだと発表しました。
私の第一印象は
「なんだ大谷、オマエもか」
です。ちょっぴり残念な気持ちになりました。
いやいいんですよ。大谷の自由ですから。元々日本ハムに入る前はドジャースに入る予定だったんだし。
だが私はちょっぴり寂しい。その理由をコロッケそばの話とともにお届けします。
コロッケそば
東京に「コロッケそば」という食べ物があります。
「コロッケうどん」もあるようですが、関西で話題になるのは圧倒的に「コロッケそば」です。
コロッケそばはその名の通り、温かいかけそばに揚げたてコロッケが乗っているそば。関西人と広島人にわかるように説明すれば、それは天ぷらうどんの天ぷらがコロッケなのです。
美味しそうに感じます?
コロッケそば?
実は私は関西でも食べたことがあって、まあ美味しくもなくマズくもなくという印象です。
だいたい私はコロッケパンもあまり好きではありません。パサパサしてません? パンとコロッケ。
焼きそばパンも微妙。焼きそばがパサパサしてると美味しくない。焼きそばがジューシーだと美味しいけど保存が難しそう。
そういう意味ではコロッケそばはパサパサとジューシーのコンビネーションなので私は十分楽しめます。天ぷらそばの一種みたいなもんですよ。
今回の大谷の大型契約の話を聞いて、私が思い出したのはこのコロッケそばです。
大谷は元々高級懐石料理でした。コロッケそばは俺たち広島カープのことです。
アナハイム=エンゼルスもコロッケそば。プロ野球界のB級グルメ。
大谷翔平はA級グルメ。ロサンゼルス=ドジャースもA級グルメなのでしょう。まだ山本由伸まで狙う金があるらしい。ウソだろ。笑
黒田博樹や前田健太の時はいつも「お金が無い」とヒーハー言ってたくせにね。
大谷翔平は「給料は後払いでいい」とか呑気なことを言ってるらしいけど、どんなに大きな会社でも倒産する時はするんだぜオオタニサン。
売掛金は早めに回収するのが鉄則だ。
B級グルメはBだから良い
大谷が10年1000億でドジャースへ。
大谷のことだから金額で選んだわけではないだろうけど、ドジャースは11年連続プレーオフに進出中。今年も100勝して2位に15ゲーム差付けて優勝。
そんなスター軍団に100億円男のオオタニサンが加わります。ナショナルリーグ西地区は来年もおもしろいのかな?
私は大谷翔平に弱いチームを強くしてほしかったんですよ。アナハイムで頑張ってほしかった。あと10年とは言わないからさ。
NPBで最も金満な球団は福岡ソフトバンク=ホークス。去年も大型補強を展開し、今年も虎視眈々と戦力補強に目を光らせている。
いや、いいんですよ。プロ野球の夢が年俸でも補強でも。そういうのを好きな人が大勢いることを私も知ってる。
ただ私は大谷翔平もこっち側の人間だろうと思っていたのでちょっぴり残念です。
黒田博樹はヤンキースに移籍することを一度断ってドジャースに残留しました。
黒田はその時、こう言いました。
「スター軍団に移籍して優勝しても心から喜べない」
コレなんだよな。俺と黒田は。
俺はリッチになってもクリスマスに七面鳥は食べない。
俺はリッチになってもチキンライスが好きなんだよ。
最近のお好み焼き屋は客単価を上げたいのか、車海老を入れたり、冬に牡蠣を入れたりする店が増えた。
だが私はあんなリッチなお好み焼きは真っ向から否定します。
お好み焼きは掘っ立て小屋で背の低いおばちゃんとマンツーマンで食べるものである。
わずかなイカ天を探して楽しむことがお好み焼きである。本物のイカなど入れてどうする。
B級グルメがA級グルメへ進化してはいけないのである。
お好み焼きはサミットで振る舞ったり、プリンスホテルのスイートルームで食べる物じゃない。バカ者。
お好み焼きはいつまでもB級グルメであるべきです。気取って食べるものではありません。
コロッケそばにも武士道はない。急いでいる朝にてっとり早くかき込む食べ物である。
それをなんだか東京のヤツはキザったらしくコロッケそばを語るが、私はそれは間違っていると思う。
コロッケそばはB級グルメ。食べ方や作法などどうでもよいのである。
大谷翔平はA級グルメ。あっち側に行っちゃったか。
来年から10年連続ワールドシリーズでまたワイドショーを賑わすんだろうなあ。
大谷ヤバい、大谷スゲえ。地上波テレビを今でも見てるヤツっているのかね。