2020.7.12(日) ナゴヤ
中日 2-7 広島
ナゴドで2連勝。鬼門もクソも過去のもの。鬼滅の刃・遠藤淳志。
鬼滅はむしろ會澤翼か。茨城出身、2人のアツ。鬼門を殺したぜい。
投手出身監督の野球
遠藤6回1失点。先発でプロ初勝利。先発で初ヒーローインタビュー。
でも私の目には遠藤はそんなに調子良くありませんでした。
立ち上がりは球威があったんですが、セットポジションになってリズムを乱した感じでした。
3回終わって69球。毎回20球超え。4回裏にはピッチャー梅津に四球を与えました。
んで5回表の攻撃は9番の遠藤淳志から。
外野手出身の私はこう考えました。
「4回を終わって2対1。カープ1点リード」
「遠藤は85球。梅津は尻上がりに良くなっている」
「昨日は46と36と39が投げてないし、明日は移動日」
「もちろん先発投手には長いイニングを投げてもらいたい」
「でも今日は2対1をキープしたい。ゴメン遠藤、ピッチャー交代」
ところが佐々岡は85球の遠藤をそのまま打席に立たせました。
私はちょっと驚きました。
マジか佐々岡。そりゃあと1回で勝利投手の権利やけど・・・
中日の攻撃は2番からやで!
結論から言いますと遠藤は5回も6回も三者凡退。
えええーーー!?
あんなに遠藤のスライダーとチェンジアップを見極めてた中日打線がなぜ3巡目にボール球をクルクル振り始めたの!?
ディスイズ・・・
佐々岡マジック?
いやさ會澤マジック?
もしかして与田マジックかも。笑
どう見てもあっぷあっぷでした。4回の遠藤。
これが投手出身監督の野球なのかな?わかりませんけど。
私、投手出身監督初体験です。
遠藤の5回6回パーフェクトはかなりマグレっぽいんですが
「遠藤を続投させたこと」
これが短気な緒方やノムケンやブラウンや私には真似できない投手出身監督の采配でした。
素晴らしいと思います。マネできん。
天才型打撃コーチ
田中広輔2三振。
今シーズンの三振率が3割を超えました。
54打数17三振。三振率.315。打率かよ。
しかも広輔は空振り三振が多い。
もともと広輔は三振の多い選手ではあります。
ただここまでボール球は振らなかったと思います。
広輔も丸の流儀でクサいコースを見逃す三振。令和の流れ。
ところが今日のカープ打線はちと違いました。
ピレラもキクも龍馬も誠也もアツも堂林も、この日の先発野手全員がカウント2-0や2-1からボール球を振りました。
5番松山は憶えてませんが、あとの7人は絶対2-1からボール球を強振しています。
梅津のボールが特別にキレキレだったわけではありません。
100%完全に朝山東洋の指示です。間違いない。
昨日20点取ったので今日の朝山は超積極攻撃を仕掛けました。
要するに「ランナーはいないけどヒットエンドラン」みたいな作戦です。イメージです。
20点取る前のカープ打線はちょっと元気ありませんでした。8安打、8安打、4安打。
昭和時代には「不調の打者にはエンドランのサインを出せ!」という格言がありました。
不調の人は考えすぎてバットが出ないため、ベンチがサインで強制的に「打て!」という作戦。
昨日と今日のカープはそれをやったのかもしれません。超積極打撃。いかにも朝山っぽい。
妄想ですけど、2日連続大量得点。
いつも同じ手は使えませんが、朝山の奇策は中日に通用したみたいです。
さあ巨人戦。
巨人戦の予想ローテはこちら。第3戦目はアドゥワ。
巨人の先発は知りません。興味ナシ。
朝山の「四球を選ばず振り回す作戦」はとりあえずチームに活気と勇気をもたらしました。
佐々岡が遠藤を続投させたことで、来週は継投がやりやすくなりました。
去年はアホとかガンコとか言いましたが、今年のチームは何か違います。
緒方なら8回塹江はあり得ない作戦でした。絶対今でもフランスア。笑
初回に送りバントするチームも今やカープと広商だけです。
個性的でイイと思います。笑