2019.9.4(水)
ヤクルト11x-7広島 神宮
山田哲人サヨナラ満塁ホームラン。
緒方監督はまた今日も「明日からがんばる」とコメント。
このブログで何度も言ってきたんですが、カープは残り15試合。カープには明日などない。あるのは今日のこの試合だけなのだ。
やるなら今しかねえ
巨人が連日「どうぞカープさん、今年も優勝して下さい」と言ってくれてるのに、それを丁重に断り続けるカープ。慎ましいなあ。
すると横から筒香が出てきて「ごっつぁんです」とサヨナラホームラン。2.5差。
泣きっ面にしょんべん引っかけられた夜
バティスタが登録抹消された8月17日からカープは6勝10敗。
勝負の夏場に大失速。バティスタ一人の責任じゃないんですよ。
16試合で87失点。自責点は計算せずにざっくり言うと1試合平均5.5失点。
先発は疲れ、中継ぎは打たれる。逆転のカープが「逆転負けのカープ」に。
緒方監督の言う「明日」とは?
昨日の大瀬良は4回裏でもうヘロヘロでした。中5日登板は無関係でしょう。
私は2番手塹江敦哉を早めに投入するべきだと思ってました。
なのに5回裏も大瀬良続投。ベンチは「勝利投手の権利」と「球数100球」に強くこだわっているように見えました。
結果、大瀬良5回2失点。108球。
5回裏、2死無走者から失った1点が痛かった。
緒方監督の言う明日とは「来シーズン」のことですね。
今の戦い方は今シーズンの残り試合を全部勝ちに行く「トーナメントスタイル」ではありません。
来シーズンも見据えた無理をしない戦い方です。
大人じゃないの。緒方監督。よく言えば堅実安定。悪く言えば手抜きと出し惜しみ。いつもの緒方野球です。
結局「総動員」もハッタリでした。チームのギアチェンジはありませんでした。
ならもう先発は中6日に戻そう。大瀬良が壊れちゃう。
傷つき打ちのめされても
這い上がる力がほしいですね。来年は。
小手先ではがれ落ちない強さは、キャンプでかいた汗の量で決まります。
しっかり練習しよう。秋のキャンプ。
愚直な緒方は嫌いじゃありません。
臨機応変さのないカープも好きですよ。なんかカワイイから。
原やラミレスのような「小技のデパート」もワクワクするけど、緒方野球は横綱野球。しっかり振ってしっかり走ろう。
最後。達川光男vs村上宗隆
やっぱ村上君は変化球しか打てませんね。しかもいつも泳ぎ気味。力強さを感じない。
最近村上君の「ホームランの方角」がよくテレビで紹介されるのですが、その内訳は「右17本、中5本、左9本」なんですよ。
私の印象は正反対。引っ張ったホームランは見たことありません。昨年のプロ1号は右でしたね。
ヒットは右前ヒットを打ちますが、右本塁打は見たことありません。
しかし村上の個人記録を見ると広島戦で最も本塁打と打点が多い。超意外。打たれてる印象は全くない。
なぜか?
4シームをドカンと打たれたことがないからです。
昨日の解説の達川光男が再三指摘していた「ヤクルト打線は振りが弱い」に私も完全同意です。
しっかり振るのは青木山田バレの3人くらい。中村悠平も入れていいかな。高井雄平は昨日はノー感じ。
11点取ったやん。満塁ホームランと3ランやん。ええそうですね。結果は11点ですね。でも中身は薄い。
村上宗隆が凄いと言ってる人、録音しときなさいね。
彼、このままじゃダメになるよ。
変化球を流し打ってるからダメなのです。
しかも手先だけで。
非常に危なっかしい。若い子が勘違いするパターンです。
プロの一流打者は相手投手の一番速いストレートを強く引っ張れないといけません。村上君はこの技術がまだゼロなのです。それで30発。たいへん危険です。
狭い神宮や東京ドームで30発打つ子は勘違いしやすいんですよ。
G岡本和真はちょっぴり賢くなってきました。来年は3割近く打てるかもしれません。
村上君のいいところはバットの軌道。振り遅れても泳いでもボールがバットに上手く乗るところ。これだけで打ってる感じですね、今は。
まだ高卒2年目ですからプロのストレートを力強く打ち返せるはずありません。小園は例外。普通は振れない。
中村奨成も二軍で打率.250を超えてきました。順調に成長しています。