新井貴浩に告ぐ

2026.4.4(日) 

広島 5-7 阪神 マツダ 

長いこと生きている間に信じられない逆転負けを何度も見てきました。

ドーハの悲劇はずっと防戦一方の時間が長く、追いつかれても不思議はないと見ていたし、追いつかれた後も私は倒れず「まだ10秒ある」と騒いでました。

 

山本浩二の話

でも昨日の逆転負けは信じられない気持ちで見てました。

新井貴浩の「ポジコロ・ドスケベ野球」はついに来るとこまで来たか、という感じです。

私がイライラしているのは主に以下の3点です。

・小園海斗にマルチポジションをさせていること

・坂倉を試合途中で下げること

・二俣翔一を試合に出さないこと

 

世の中は今、スモールベースボールから打って勝つ野球へ舵を切ろうとしている。

DH制度もピッチクロックもその流れに沿ったものだ。

私も広島カープと広島商業のファンなので、スモールベースボールで育ってきた。新井も同じだろう。あいつもたぶん広商ファンのはずだ。見りゃ、わかるんですよ。

 

だがそもそもポジコロはスモールベースボールではない。ただのスケベ野球である。

守備固めの鬼に見える古葉監督も、実は日本シリーズでは山本浩二に守備固めを出していない。

高橋慶彦が

「あの時、浩二さんに代走を出していれば西武に4連敗することはなかった」

といつも言っているが、そうではない。私は浩二に代走を出すべきではないという考えだ。

1986年の日本シリーズ第5戦、広島の3勝1分けで迎えた第5戦の話だ。

10回表0対0、先頭打者の山本浩二がヒットで出る。無死1塁。

選手全員が「代走今井だ!」と思ったらしい。私も多分思っただろう。

だが古葉監督は浩二に代走を出さず無得点に終わり、試合は延長戦へ。

北別府が11回無失点で降板し、12回裏0対0で津田が出てきて、工藤公康にサヨナラヒットを打たれたのだ。工藤は東尾のリリーフで10回表から投げていた。※試合結果

 

慶彦の言い分もわかるが、あの時浩二は現役引退を発表していて、この試合に勝てばカープ日本一、「浩二、涙の胴上げで有終の美」だったんですよ。そう、2016年の黒田と新井のように。

古葉監督はその瞬間、山本浩二をグラウンドに立たせておきたかった。

あの頃はパリーグ球場でも日本シリーズに指名打者はありませんでした。もしあったとしても4番指名打者山本浩二ではカッコが付かないのです。胴上げの瞬間に浩二が守備位置からマウンドに駆け付けないといけなかったのですよ。

しかもカープは3勝0敗です。この試合を落としても後があったんですよ。

 

だから古葉監督は浩二に託しました。

ま、託したというか 情けをかけました

慶彦はそこが「甘い」と言うんですが、私にはわかる。古葉監督と浩二って、監督選手だけでも 12年間の関係 でした。

おっと間違えてた。この時の監督は 阿南監督 だったわ。古葉監督じゃなかった。

阿南監督も古葉監督と同期でカープに復帰しました。お二人は1974年シーズンからカープのコーチ。阿南準郎は山本浩二と13年の関係でした。

 

日本シリーズ第7戦で3勝3敗なら、阿南監督も浩二に代走を出したかもしれない。

だけど3勝0敗で0対0ならそりゃ出せないよ。私の価値観は今もそう。浩二は代えない。

当時は中学生だったからどう感じたか覚えてないが、まあ私もきっと慶彦と同じことを考えてたでしょうね。

おっさんになった今なら、阿南監督の甘さがよーく理解できる。プロとしての厳しさに欠けると言われれば確かにそうだけど、その甘さがカープの魅力でもある。

功労者なんて言葉を超えた「ミスター赤ヘル」を引退試合で下げられんよ。1984年の日本一の時はレフト小川達明でしたが、最後の試合で途中で引っ込めるわけにはいきません。たとえ浩二で負けてもね。

 

ちなみに私は日本シリーズ第5戦に岩瀬を出した落合の采配も理解できる。

あの時パーフェクトをやってたのが山本昌でも、落合は岩瀬を出してた。

浩二の話と山井の話は全く別の話。浩二は特別で、山井は普通だ。

新井監督なら浩二と山井をどうするかな?

 

小園海斗の話

昨日の話に戻ります。

新井は昨日、9回表に小園をショートからサードに入れました。

目に見えるショートの守備は小園より勝田なのだろう。

ならば小園をサードに入れずベンチに下げてくれ。小園にこれ以上ショート以外の練習をさせてはダメだ。

小園にマルチポジションをさせると、小園はますます打てなくなって守れない選手になる。

 

7回表1対1、2死1塁。投手ハーン、打者中野。

ここで中野が強い当たりのショートゴロを打つ。小園は逆を突かれたようにバックハンドでボールを捕って2塁へトス。ギリアウト。スリーアウトチェンジ。

昨日は試合開始が1時間遅れ、5回にも1時間中断しました。14時開始のゲームなのに、7回表はもう19時頃でした。

 

小園はこの試合、ショートゴロを3つか4つ捌きましたが、全部どれも1歩待って捕りました。小園は雨で滑るのが怖かったと言うかもしれないが、私は1歩前で捕れと思いながら見てました。

小園はノーエラーで全部アウトにしましたが、7回のバックハンドも別にカッコいいプレーではなかった。テレビは3回くらいリプレーを映したけどね。

んで新井も当然、小園の守りを見ている。私と同じで気に入らないんだろう。

 

ショート小園が逆を突かれた時に、足が止まってしまうあのクセは完全に サードの動き なんですよ。

サードは打球が速いから足を動かすヒマが無く、すぐにバックハンドで捕りに行く。

これがショートならサードより2~3歩多く動けます。打球によっては4歩くらい余計に動けます。

小園がこれをできなくなったのは、新井が小園にサードを守らせたからです。

坂倉将吾が盗塁を刺せなくなったのも、佐々岡と東出が坂倉をサードで使った影響です。

 

小園は昨年首位打者を獲りました。

小園は11月に収録した金村の番組で金村から

「小園君、来年は年俸2倍やな。ヘタすりゃ3倍やで!」と言われ、

「ハハハ、さすがに3倍は…でも2倍は…はい、欲しいっす」

みたいに返していました。

 

2025年の小園の年俸は9000万円でした。

そして2026年の小園の年俸はまさかの

1.5億円 でした。

小園海斗が契約更改をしたのも 1月28日 でした。年明け。

小園は侍ジャパンに選ばれて実際忙しかっただろうし、小園も「モメてるとかじゃなく、単にスケジュールが合わないだけ」と言って契約更改が1ヶ月遅れました。

 

私は50年間プロ野球を見ていますが、モメてないヤツがキャンプ直前まで更改しないなんて話は一度も聞いたことがない。

「自費キャンプか?」

と騒がれた選手は必ず球団とモメていた。調べてみろよ。

落合博満は金額で、佐藤輝明はポスティング、上原浩治も自費キャンプ。全員漏れなく球団とモメていました。

 

そもそも一昨年の「5000万円→9000万円」の時も私と小園はガッカリした。打率3割打ってこれだけかよ、と。

カープの年俸に年功序列があるのは知ってる。知ってるがこの扱いはひどすぎる。一昨年は1.2億、去年は2.0億以上であるべきでした。

二冠を獲って、ポジコロやって、最多安打とベストナインを犠牲にしてチームに尽くした小園。それで0.9億→1.5億。そりゃグレるって。小園は本当によくやっとる。

出場試合が138試合だったのも新井が小園を下げたから。下げなくても小園は絶好調でした。最多安打含めて三冠獲れた。

あの時も新井が「首位打者を確実に獲りに行こう」と言って小園を下げた。

んで最多安打を岡林に奪われ、最高出塁率も大山に獲られるところでした。

小園は最終戦で2打数2安打し、最高出塁率をギリギリで奪い返しました。

 

このように新井が小園によかれと思ってやったことが、全部小園の足を引っ張っている。

小園がマルチポジションをさせられているせいで、首位打者もまだ1回しか獲れてない。ハッキリ言って新井が小園のキャリアを傷つけている。

昨日サード小園がエラーしました。

新井は試合後に「状況を考えてほしい」と言いました。※日刊スポーツ

 

私が小園ならキレます。去年も私と小園は5月に一度キレました。二人で一緒にストライキをやりました。※参考記事

2026年も私はキレた。小園はマジメだからキレてないかもしれないが、俺はブチギレたよ。

もう新井は応援しない。お前にはカープ愛が足りない。

 

ファンが可哀相

次に雨の中6時間カープを応援し続けたファンの皆さん。

昨日は試合前から大雨で、試合開始が1時間遅れました。15時開始。

広島市内を移動するだけで大変な雨でしたから、早めに15時開始を告知したのは球団のファインプレーだったと思います。

 

小降りになってグラウンド整備。お客さんも入り始める。

試合は投手戦に見えましたが、ターノックも大竹耕太郎も本調子ではなかった。ターノックはマウンドに躓いてボークを取られてました。

そして5回表にもまた1時間の中断。16時30分から17時30分くらいだったかな?

寒そうでした。中には帰った人もいたでしょうけど、まだ2万人以上はいたと思います。阪神ファンも大勢いました。この時、試合は3対2でした。

 

新井のポジコロは今に始まったことじゃないのに、なんでこんなに腹が立つんだろうと自分でも不思議でしたが、わかったよ。今、わかった。

私がキレた理由は選手が可哀相だから。小園、坂倉、石原、森浦、ターノック。他にも可哀相な選手は大勢いる。

小園が1番可哀相で、その次が球場のファンの人たちだよ。その次坂倉、その次テレビのファン。

私は6時間応援したファンが可哀相だから腹が立っている。

 

「おい待て、なんで坂倉が3位なんだ?」

坂倉は昨日の試合に覚悟を持って臨んでいました。今日は必ず盗塁を刺して投手を助けると決意していました。

しかし9回にポロッと交代。でもこの交代は新井の良心と見ることもできました。

8回裏に佐々木泰のホームランで5対2になり、

「おお、秋山のホームランで十分なのに佐々木泰にも一発出たか。でもハイド打法のホームランは打撃を崩すぞ」

と思って見てました。そして同時に

「もらった。ここは坂倉を下げて、9回は鈴木健矢で行くか」

とも思いました。阪神をコケにしたいわけではありませんが、阪神に余裕を見せつけるのはアリでした。

坂倉を下げる必要はないんですが、坂倉を休ませたいという気持ちは私にもありました。

 

野球には 流れ があって、試合の流れは完全にカープでした。

泰のホームランは流れに関係になくて、秋山のホームランで完全に楽勝の流れになりました。実際あの瞬間、阪神は試合を諦めたもん。

「諦めた」って言うと阪神ファンに怒られるから「負けを覚悟した」と言い直そう。

「今日しか来られないお客さんのために全試合ベストを尽くす」と言っても、143試合のペナントレースはやっぱり全部全力疾走できませんよ。どこかで抜かなきゃ最後まで持ちませんよ。

 

だから藤川も手綱を緩めた。勝ちパの投手に「今日は出番なし。休んでおけ」と伝えました。

阪神は7回表の攻撃で2死から近本が出塁しました。

7回表3対2、2死1塁。投手ハーン、打者中野。

「あれ?これ、さっきの小園の逆シングルじゃん」

と思ったアナタは鋭い。中野は2球目をショートゴロ。スリーアウトチェンジ。

 

この時、私と坂倉は

「来いよ、近本。雨のせいにするんじゃねえぞ」

と思っていました。ここは100%走る場面でしょ。中野もなんで2球目を振ってんのよ。タコか。

その裏に勝田は辰見の盗塁を待ちました。んでレフト前ヒット。

辰見は2塁から帰れましたが、赤松が止めました。赤松は木浪のポロリの前にゴーかバックを指示しないといけなかったので、あそこは止めました。

赤松が4回に坂倉を回したのは次打者がターノックだからです。次打者が誠也だったら赤松は止めてます。

辰見を止めたのは次打者が代打キクだから。赤松は至極まっとうな信号機です。「有能」という意味です。

 

話が逸れた。

要するに坂倉は昨日、近本をアウトにする気満々で準備していました。

3回表にも無死1塁がありましたが、あそこは「走者森下・打者佐藤」だったので走ってくる気配はありませんでした。

昨日は2度、阪神に盗塁の機会がありましたが、阪神は坂倉にビビって一度もスタートを切れませんでした。

 

その流れを新井は知らない。新井がアホだから坂倉の気持ちがわからない。

新井にはファンの気持ちも阪神の気持ちもわからない。

野球の流れも見えない新井は監督に向いていない。今すぐ辞めなさい。

新井がFAで出て行った時以上に、私は今の新井に激怒している。

あの時、新井が傷つけた相手はファンだけでしたが、今の新井はファンと選手を傷つけている。もういなくなってくれ。お前はカープに必要ない。

 

去年の日ハム戦を思い出した人も多いと思う。私もその一人だ。

あの時は石原がハーンに変化球ばかり投げさせて日ハムに連打を浴びた。

しかし昨日の石原はストレートもちゃんと要求して、森浦をちゃんとリードしてました。

そりゃ確かに外角中心だったけど、石原が内角に構えるとピッチャーの球は甘く入るのですよ。前にも言ったけど、この動画も見てみてよ。

素人の皆さんはミットを構えただけで、ピッチャーはそのコースへ自由自在に投げられると思っていますが。人間のやる野球はそう簡単に行かない。

例えば森浦は右打者の内角ストレートは高い精度で制球できるが、実は左打者の内角ストレートはそうでもない。平均レベル。

だから森浦は左打者の被打率が高い。しかも昨日は左打者に死球まで当ててる。

去年の石原は借りてきた猫だったが、今年の石原は自分で考えて努力している。去年の7失点と昨日の5失点は結果が似てても内容は全く違います。

私は石原の努力をキャンプからずっと見ている。素人は昨日1試合しか見ていない。

 

新井が守備緩めをした理由はキクを出したいからではないでしょう。ホントに頭からその方が勝てると思ったのでしょう。勝負勘が無いのでしょう。

そもそもモンテロに代走辰見を出した時からイヤな予感がしてました。

もしかしてファースト二俣? 辰己がそのままファーストってことはないだろう。

私の頭にセカンドキクの発想は1ミリもありませんでした。私もいつも3~4手先を考えていますが「ファースト泰・サード小園」は頭に1ミリもなかった。だってそれをやったら必ず負けるから、そんな選択肢は頭になかったよ。

 

阪神が2点リードの10回裏に岩崎を出さなったの、なぜだかわかりますか?

私は「どうせドリスだろ、ほらドリスだ」と思って見てました。

昨日の試合は普通の試合ではありませんでした。試合開始予定の14時からもう 6時間経過 していました。

普通の監督は前日に投げたクローザーを6時間ずっと戦闘モードで待機させません。抜くとこは抜かないといけない。

しかも阪神は9回表に3点負けていました。まさか岩崎も着替えてはいないでしょうが、「今日は出番なしだよ」くらいは言われてる可能性がある。

新井は点差が3点に広がっても「型を破る根性」がない。新井は阪神が諦めモードに入ったことに気付かない。

 

野球の流れ

動かなくていいとこで動くと相手が目覚める。それを「野球の流れ」と呼ぶ。

野球に流れなんかないという素人が多いが、現場で野球をやってみろ。

新井がおかしなポジコロを始めたら、相手は「勝てるかも」という勇気が湧いてくる。

せっかく背番号10の投手が好投してるのに、投手が1番に代われば

「お、流れが変わるかも。ひょっとすると勝てるかも」

と感じるのが現場の選手です。データ野郎はまだ気付いてないが、野球は人間がやっているのです。

 

私はキクが出てきた時に「ダメだこりゃ、流れが変わる」と思いました。

昨日の速報にも書いたけど、新井が間違えた時はキクが止めなきゃだめですよ。

キクの守備がヘタなんじゃなくて、流れが変わって相手が喜ぶからキクを出しちゃダメなのです。

 

代走今井の件は確かに慶彦の言う通りです。カープの野球をやり通すなら浩二を下げるべきでした。

でも阿南監督は情けをかけた。んで日本シリーズ4連敗。秋山幸二がうれしげにバク転しました。

新井のポジコロを阿南監督と浩二の関係に例えたら失礼です。

新井のは単に野球センスの無さ。阿南監督の温情は非情になれない男の優しさです。

 

私と小園は今年もまたストライキに突入します。もうショート以外守りません。

坂倉はマジメだから今日も全力で頑張るだろう。今日の相手は左ピッチャーなのでアホの新井は二俣を出すかもしれないけどさ。


おしまい
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ありがとうございました。

-がけっぷち