右投げ左打ち打者による「三塁ファールフライ」の話

今日は「良い左打者」と「大したことない左打者」の 超簡単な見分け方 をご説明します。無料で読めるあなたは幸運です。

素人の皆さんは「平川が打率.471だから凄い」と安直におっしゃいますよね。

常々申し上げているように、私のような玄人は見かけの打率に惑わされません。

打率.471は 17打数8安打 です。玄人にはこれくらいの計算などチョチョイのドンです。

 

悪い左バッターの見分け方

最も簡単な見分け方法は一つです。

その左打者が 三塁ファールフライを打つか打たないか です。今日はこれだけ覚えて帰ってください。

この理論は「左投左打の打者」にはあまり適用されませんが、「右投左打の打者」にはてきめんに効果があります。三塁ファールフライだけでなく、三塁フェアフライにも適用されます。

 

まとめると以下の通り。

【1】右投左打の打者が

【2】三飛 or 三邪飛を打つたびに

【3】その打者の評価は下がり続ける

味方の監督と相手チームは選手のこういうところを見ています。

なお、右投げ右打ちの打者の一塁ファールフライも適用外です。

 

三塁フライを打つ確率

本日は素人の皆さんが大好きな データ もちょっぴりご用意しました。

それは「2025年のペナントレース公式戦において、その打者が三塁フライを打った確率」です。

例えばここに、一人のとある右投左打の打者がいます。

その打者は2025年のペナントレースにおいて「431打数 9三飛」でした。

 

その打者は昨シーズン、431打数で9回三塁フライを打ったのです。

この打者の「三飛率」は何パーセントでしょうか? 

そしてこの打者は でしょう?

当てたらミラクルです。

 

三飛率は「9÷431」なので簡単です。2.09%です。100分の2。

ではこの選手は誰でしょう。右投げ左打ちです。

この打者は昨シーズン「431打数」ですが「476打席」に立っており、規定打席に乗っています。規定打席数は443。

 

この打者はズバリ、

 

巨人のキャベッジ です。

キャベッジは431打数で9回三塁フライを打ってます。2.09%の確率で。

  

では私のキャベッジに対する評価は高いか低いか? 2.09%は三飛率が高いのか、低いのか?

私の考えでは 平均的 です。

2.0%くらいが「平均的打力の右投げ左打ち打者」でしょう。

  

三飛率

では2025年のセリーグで、最も「三飛率」の低かった打者は誰でしょう?

上位2名 を当てていただきましょうか。

昨年の上位2名は三飛率がダントツで低いです。3位以下を大きく突き放しています。

 

私たち玄人が右投げ左打ち打者を観察する時、三塁フライを打つヤツの評価は低い。ということは「三飛率の低い打者ほど優秀な打者」という評価になります。

昨年セリーグで最も優秀だった右投げ左打者は、

1位 T近本光司

2位 T中野拓夢

の2名です。さすが優勝チーム。

 

ついでに24位までデータをズラズラ貼ってみよう。

選手名打数三飛三邪飛小計
T近本光司5731010.17%
T中野拓夢5311120.38%
G吉川尚輝4042020.50%
C野間峻祥1541010.65%
C秋山翔吾1450110.69%
C小園海斗5212350.96%
G泉口友汰5122350.98%
T森下翔太5492681.46%
G丸佳浩3262461.84%
G門脇誠1571231.91%
S長岡秀樹2611451.92%
Gキャベッジ4312792.09%
B佐野恵太52556112.10%
C矢野雅哉2841562.11%
T佐藤輝明53757122.23%
C坂倉将吾3453582.32%
G中山礼都2871672.44%
C大盛穂1621342.47%
B牧秀悟36438113.02%
B筒香嘉智2243473.13%
S村上宗隆1876173.74%
G岡本和真293710175.80%

この表の見方を説明します。

右打者も少し混ざっていますが、右打者は「一飛・一邪飛」を数えました。

だいたい2.0%未満が優秀な打者で、2.0%以上がスカタンです。

ただし「ホームラン打者」に関しては5.0%以上でも優秀な打者と言えます。なぜかと言うと彼らには「三振数が多くなる性質」と「フライアウトがOKな性質」があるからです。

 

私が阪神の佐藤輝明のことを「ずいぶん成長したな」と感じる理由は、三飛率が

2024年 3.10%

2025年 2.23%

に減少したところに影響があります。

三飛率が低い打者は「相手から恐れられる打者」なのです。

 

三飛率が低いと怖い理由

なぜ三飛率の低い左打者が恐れられるかというと、「三飛率が低い=ミート率が高い」と言えるからです。

三飛率の低い打者は「しぶとい」「抑えるのが難しい」「アウトになりにくい」といった印象を相手に与えます。

三塁フライは「ポップフライ」の一種ですが、数あるポップフライの中で最も情けないポップフライが左打者なら三塁フライで、右打者なら一塁フライです。

なぜなら打者が投球に差されて、強く跳ね返せていないからです。だから情けなく見える。

「右利き右打者の一塁フライ」は右方向へ強く押し込む途中でポップフライになることもあるのでまだマシですが、「右利き左打者の三塁フライ」は左方向へ押し込む力が左利き左打者より弱いため、さらに情けなく見えるのです。

 

例えば三飛率が2.11%の広島・矢野雅哉を例に上げましょう。

矢野は2.11%なので三飛率は平均よりちょい下くらい。しかし彼のようなフライアウトは許されないタイプの打者が三飛率2.0では相手に「アホだ」という印象を与えます。

だってそうでしょ。ホームラン10~15本の打者が2.0%なら平均的と言えますが、矢野のようなホームランゼロ本の小兵タイプが100回に2回も三塁フライでは相手に「ラクなバッター」と思われてしまいます。だから私の評価も低いのです。

 

小兵でも出塁率.350以上のレギュラー選手は簡単に三塁フライを打ちません。

ヤクルト長岡は昨年の三飛率が1.92%。これは長岡にしては かなり高い三飛率 です。実際去年の長岡には怖くない印象がありませんか?

途中でめんどくさくなったので中日は調べませんでしたが、実力者の岡林や大島洋平のような打者も三飛率が低いはずです。彼らは昨年も怖かった。簡単にアウトになってくれなかった。

矢野のような小兵は簡単にポップフライを打っちゃダメなのです。低い打球を打たないといけません。

 

平川と勝田のケース

最後にカープのルーキー2名について、三飛率を見ていこう。

この二人、実はここまで練習試合も含めて三塁フライは 0個 であります。まだ5試合で20打席くらいですけど。

新井は勝田のスイングを見て「ストレートに振り負けてない」と表現していましたが、私の「三塁フライが少ない」という表現と同じような意味です。「右投げ左打者の三塁フライ」はストレートに押し込まれた時に出やすいアウトだからです。

 

左投げ左打者が三塁フライを打つこともありますが、左利きの左打者の三塁フライは全部が必ずしも振り負けた打球とは限りません。

しかし右投げ左打者の三塁フライは「ほぼ全部が振り負けた打球」です。しかもバットの根元で詰まった打球が多い。だから情けなく見えるのです。

 

平川が詰まらされて三塁フライを打つイメージはありません。今はまだ相手が内角をグイグイ攻めてきてないため、平川と勝田がプロのストレートを弾き返せている印象です。

左打席の平川はレフトに長打を打とうとして、半速球を三塁フライやショートフライを打つケースがはあるでしょう。右投手の外のカットボールを左中間に打とうとして打ち上げる三塁フライはありそう。

 

まだまだオープン戦で、相手チームは勝田と平川に気分よく打たせて「投げてはいけないコース」を収集している時期です。5試合で打率.471なんてアホみたいなデータはクソの役にも立ちません。

それでも勝田と平川のスイングと打球方向を見て、プロの一軍でやれる可能性は十分にありそうだと感じています。簡単に三塁フライを打たないからです。

 

平川と勝田の打順

ただ平川と勝田の打順についてはまだ

全くの白紙 ですよ。

新井もそう言ってたでしょ。たく、素人は短絡的で怖い。

 

平川は末包・秋山と競争。勝田はキク・矢野と競争です。

いいものは持ってますが実績はゼロ。開幕1番など論外ですよ。

平川と勝田がオープン戦を打率.500で終えたとしても、開幕戦の打順は下位打線です。6~8番。

平川に開幕1番をノリで打たせてもいいけど、小園は1~3番でファビアンの2~3番は動かせませんよ。奨成を4番で使うなら1番ルーキーは成立します。

中村奨成の6~8番もあり得ません。1番奨成ももったいないけど、打席数が一番多いから1番奨成でもしぶしぶ我慢してやるというのが私の考え。

中村奨成の打順は1~5番です。「平川1番、奨成6番」なんてやってたら今年も負けるぞ。オラオラ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感