今日は羽月の話はありません。小園の話をします。
羽月の話をしたい方はここでグッバイ。
WBCのショート
今日はWBCのショートの話をします。
WBCのショートは誰がいいのか?
私は小園を使いたいが、井端が一番にチョイスしたのは源田でした。
井端のこのチョイスについて私の考えは
「全然悪くない。源田でも構わない。井端の考えも一理ある」
です。
井端は西武でも若い滝沢に押され、2025年は滝沢がショートでスタメンした試合が 46試合 もありました。セカンドで59試合。
巨人・泉口も12球団で3位(ショートで1位)のWARを誇り、素人からの人気が高い。
だが井端が選んだ内野手は源田と小園と牧原でした。私が選んだ3人は小園と野村勇と村林でした。※参考記事
素人は「能力の高い順」にメンバーを選びます。わかりやすく言えば村上宗隆と佐藤輝明と吉田正尚を同時に集めたがる。
玄人は「最も勝てて、最も負けにくい9人」を選びます。そうなると全日本のショートが滝沢や宗山ではなく、源田壮亮になる理由もよくわかるのであります。
アメリカでは「打てるヤツから順番に1番2番…」となるらしいが、ここではあなたのお国より人生がもうちょっと複雑なのよ。
WBCのセカンド
いいですか。
WBC日本代表のショートの話をする前に、私たちは WBCのセカンド の話をしなくてはなりません。
なぜそうなるかと言うと、日本の野球は 9人で戦うスポーツ だからです。アメリカ野球は1対1で戦うのを良しとしますが、日本はもう少し野球が複雑です。
日本のセカンドは 牧秀悟に決定 しています。していませんか?
セカンドに「滝沢」とか「泉口」とか言ってるヤツはいますか?
いたらあなたはかなりの少数派です。よっぽど守り勝つ野球がお好きに違いない。
ショートやセンターは議論になっても、日本のセカンドが議論になることはほとんどないと思います。
それほどNPBとMLBを合わせた日本人セカンドの中で、牧の存在はずぬけています。ある意味、制約の多い大谷翔平より牧秀悟の方がWBCスタメンの確率が高いくらいじゃないでしょうか。
ということで、まず日本代表9人のうち「セカンド牧」が決定。
次にクリーンアップの大谷と近藤も無事に出場許可が出ました。誠也もおそらく大丈夫そう。
岡本と村上もかなり早い段階からWBC出場に意欲を見せていました。牧を含めて全日本の中心となるべき 神6 が内定。
残るポジションはショート、キャッチャー、センターの3個。見事にセンターラインだけが残りました。
意見の分かれ目
上の6人が代表入りとなれば、残り3人をどう選ぶか?
ここからは意見と好みが分かれます。
ここで「泉口」とか「滝沢」とか言いたくなるヤツの気持ちもわからないでもない。
確かに泉口と滝沢はNPBで活躍しました。だがまだ国際試合で活躍するとは限りません。国際試合の経験がないからです。
私は実績のない若手を抜擢するのが大好きですが、経験値の少ない若手を日本代表のセンターラインに起用するのはさすがに怖いです。
牧秀悟ぐらいそのポジションで圧倒的で排他的なら、ショート泉口でもいいですが、「ちょっといいかも♡」くらいでは起用できません。
私なら全日本のショートには「首位打者の小園」ではなく
「初球をひっぱたける小園」
を起用します。この違いが判らんやつとはここでグッバイです。
小園は国際経験が たいへん豊富 です。あいつは16歳からずっと全日本の1番を打ってる男です。金メダルもたくさん持ってます。
一方、源田もこれまた経験豊富です。
WBC2023で源田は全7試合中5試合にスタメンしています。残り2試合は阪神の中野。
この時、源田は第2戦で 骨折 していました。んで第3戦と第4戦は中野がショートでスタメンしました。私は「小園を出せ!」と騒いでました。
源田は第5戦(東京D)以降、骨折を押して再びスタメン出場。
準決勝(第6戦)と決勝(第7戦)にも源田がショートスタメン。打順8番で フル出場 しました。
私は初球を叩ける小園海斗を1番ショートでスタメンさせたいが、井端監督が「どんな重圧でもエラーしない源田」を8番ショートでスタメンさせたい気持ちも大変よくわかる。
1~7番までが大砲ならば、8番と9番は守備型の選手でよい。
セカンド牧は守備があまり得意ではありません。nならショートには守備型の選手を入れた方がダブルプレーを取りやすくなる。
相手が走ってきた時の2塁タッチも、おそらく源田が日本一か世界一上手いんじゃないか? 私はパリーグとMLBに詳しくないが。
小園だって真正面のゴロはしっかり捕ってしっかり投げられます。盗塁タッチは少しヘタだけど、それも2年間ショートを守ってこなかったからです。坂倉のスローイングがおかしいのもサードなんかさせたからです。
とにかく1ヶ月後に迫ったWBCのショートは 小園or源田 の二択です。私が決めたんじゃありません。井端が決めたんです。
小園が東京ドームで弱い国を相手にスタメンすれば日本は10点以上取れるでしょう。ただし別に小園が打たなくても、全日本打線は5点以上取れると思います。日本の投手力を考えたらそれで十分なんですよ。
問題は アメリカに行ってから です。
前回はアメリカが2試合でしたが、今回はアメリカが 3試合 です。アメリカでは1試合負けたら、その瞬間日本のWBCは終わります。
勝負の分かれ目
仮に日本が東京予選を1位で勝ち上がり、マイアミのローンデポ球場でドミニカorベネズエラと準々決勝を戦うとします。
私の構想は「神6、センター周東、ショート小園、キャッチャー坂本」でした。
周東はだいぶパリーグで力強く振れるようなりました。しかし国際試合ではほとんど打席に立ってません。そこが少し心配。
しかし周東は「ランナー」としてWBCのタマをめちゃくちゃたくさん見てきました。私はそういうとこも評価してます。周東はWBCのスピードに「慣れている」んじゃないだろうか。
小園もWBC初体験ですが、台湾や東京ドームの国際試合では外国人相手に十分な実績を積みました。
2024年のプレミアでは2打席で7打点しましたし、2016年のU18ではカナダの球場で9試合で.370打ってます。中村奨成は.120でした。
周東と小園はそこそこ打てるだろう。キャッチャーは坂本も若月も両方計算できない。
周東を外して外野に強打タイプの森下や佐藤輝明を置いて7人で攻撃するのなら、守備型の源田と坂本を8番9番に置くことは非常に理に適っています。
センター周東の時に、源田と坂本まで同時スタメンなら、7番源田・8番坂本・9番周東となり、かなり火力が弱くなる。周東は打順1番か9番でないと足を活かせません。
センター周東がスタメンなら、ショート小園が7番か1番で出るべきだと思います。このプランは アメリカで実現する可能性がある と予言しておきます。
東京で小園がボコスカ打って、守備でもノーエラーだったら、アメリカでも小園がショートスタメンする可能性は十分ある。もし神6が打てなかったらどうすんだよ、って話です。
鈴木誠也が打てない時に、小園海斗が日本を救う可能性はゼロではありませんよ。
まとめ
誠也が打てばショートは堅実な源田でOK。
WBCは短期決戦なので、イチローでも打てなくなることがある。
だから日本代表選手に求められるものは 経験値 なんですよ。
だから大舞台には「勢いに乗ってる若手」より「大きなミスをしないベテラン」が選ばれやすいのです。
特に今回は「ピッチコム」とか新しいことも始まるので、井端はピッチャーとキャッチャーにベテランを多く選びました。井端の戦術は非常に堅実で手堅い作戦です。マジメな性格です。
だから私は全日本の勝利のため、8番ショート源田でも異論はありません。
ただし全日本がリードされたり、まさかまさかで大谷誠也が揃って不調というピンチになった時、ショート小園は日本の重要なオプションになると思います。オプションとは「奥の手」という意味です。
素人はWAR順に似たタイプの選手を揃えたがるが、野球はそう単純なスポーツではないのですよ。
今年のWBCに泉口を呼ぶのなら、2年前から泉口に国際試合を経験させておかないといけませんでした。
井端が2年前に呼んだのは小園、村林、野村勇でした。
だから私もこの3人を今回のショートに選んだのです。ここにきて井端が源田と牧原を呼ぶなんて予想外でした。