ディス・イズ・プロ野球ステーションでございます。
今朝はお伝えしなきゃならないニュースが山ほどあるんですが、現在セリーグの優勝決定戦が佳境を迎えておりまして、ここで野球中継をやめるわけにはまいりません。試合は現在、9回ツーアウトまで進んでおります。
ニュースステーション
昨日の報道ステーションが当時のニュースステーションと同じオープニングで始まった時はグッと来ましたね。
久米宏さんがお亡くなりになりました。81歳でした。
私は何も報道ステーションを見ようと思ってたわけではなくて、たまたま風呂上りにテレビをつけたらポーンと昭和テイストで番組が始まって、
「フッ、テレビ朝日も粋なことをやるな」
と思ったのです。
冒頭の「ディス・イズ・プロ野球ステーション」も昭和63年10月19日のオープニングをパクったものです。
プロ野球ファンはこの日付を永遠に忘れないです。私はカープファンですが、一番感動した試合は天覧試合でも江夏の21球でもなく、10.19です。高校野球の斎藤vs田中も良かったが、私は10.19。
2001年9月11日の夜もニュースステーションを見ていました。
久米宏が司会のニュースステーションは毎週月曜~金曜の夜10時スタートの生番組でした。
あの日は黒田博樹が1対0で完封勝利したので、スポーツコーナーを楽しみにしてたんですが、そんなものは全部吹き飛びました。ニュースステーションの映像を見て戦争が始まったと思いました。
1993年のドーハの悲劇はニューステーションでは見ませんでした。あれは深夜12時頃の出来事なのでニュースステーションは放送を終了していました。
もしもニュースステーションが「ドーハの悲劇」を放送していたら、川平慈英はどう叫んだのかなあと、当時考えたりしました。
久米宏は庶民派
春休みになると、黒鉄ヒロシと久米宏が「巨人優勝」と「カープ優勝」を賭けるのも恒例でした。
大人になった今考えると、久米さんは本当のカープファンというより「アンチ巨人」で「アンチ自民」だったのでしょうね。久米宏は土井たか子さんも好きだったし。
あの当時、最強だった自民党と読売巨人。
世間の50%は自民党。50%が巨人ファン。
この人たちはNHKや日テレを見ます。
テレビ朝日の俺たちがマジメに自民と巨人を応援しても、視聴率を稼げないだろと考えるのがビジネスの基本。イロハのイ。
株価が上がったからと言ってその株に飛び付けば、うまみはもう残されていません。
世間が自民で巨人なら、こちらは違う武器で戦うぞ。
政治は社会党、野球は阪神? いやいや、あいつらが強いのは今だけだ。
そうだ、これからは若いカープが強くなる。カープで巨人と戦おう!
と久米宏が思ったかどうかは知らないが、久米宏は決して自由気ままに生きたわけではないと思います。
あの人は 計算 していたと思いますよ。
思いつきであんなことできませんよ。
ベストテンもニュースステーションも 生放送 でした。いつもそこでアドリブで、内角ギリギリを攻め続けました。スゴイことですよ。
久米宏には知識と準備と精密な計算がありました。だから久米宏は痛快だった。
世間がナベツネと金丸に尻尾を振って
「自民強いですねえ、巨人強いですねえ」
とやってた時代に
「巨人が勝てば坊主になる!」
と騒いだ久米宏。実際に坊主になった久米宏。
私も坊主になりましたよ。野球部だったからだけど。
小宮悦子
クレヨンしんちゃんの理想の女性は松嶋菜々子と小宮悦子。
令和のしんちゃんは知りませんが、平成のしんちゃんはよく「えっちゃ~ん、ムフフ♡」とか言ってました。私の理想は渡辺真理ちゃんでした。
川平慈英は楽天カードマンを経て、今沖縄で漫才コンビをやってるらしい。実におもしろい。
日刊スポーツの野崎さんも懐かしいし、久米宏の隣にいた朝日新聞社の小林一喜さんもたしかカープファンじゃなかったか。
夕べの報道ステーション、最後にお年寄りの男性が出てきて、
「久米さんにはたいへんお世話になった。恩人であり目標です」と語ってました。
私は「ふーん」と思って聞いてましたが、その方の若い頃のVTRが映ってビックリ。
お前かあ!と叫びました。
渡辺宜嗣さん。この方もニュースステーションのレポーターからテレビ朝日のエースアナに上り詰めた人です。
生放送
黒柳徹子とのベストテン。ぴったしカンカン。
ドリフもそうですが、当時のテレビは生放送が多かったです。
コンプライアンスに厳しい今となっては、生放送のバラエティはなかなか難しい。
逆に当時は生放送の方が収録時間が短く済むし、編集作業も要らない。
舞台やスポーツの感覚で一発勝負する方が番組製作しやすかったのかもしれないねえ。知らんけど。
ドリフはまだ1チームだからいいけど、ベストテンは10人が1チームではなくバラバラの10チーム。よく毎週同じ時刻に同じ場所に集められたものです。
久米宏が勢いよく
「今週の第7位、7892点、まちぶせ、石川ひとみさんです!」
と叫んで、大きな音楽が鳴るものですから、ひとみちゃんが出て来ると思うじゃないですか。
ところがガラスのドアが回転するだけで、ひとみちゃんは出てこない。
ここで久米宏が一言。
「えー、石川ひとみさんは現在移動中とのことです」
「まあたいへん。どこにいるのかしら」
「新幹線の中にいらっしゃるそうです。中継が繋がっています」
とか言って、新幹線の車内で石川ひとみが生で歌を歌ったりしてました。一度や二度ではなくしょっちゅうです。旅情があって良かったです。
生放送は人間性が出て面白い。
久米宏はそこで50年戦い続けました。相手が誰だろうと内角高めをグイグイ攻めてました。私も見習おうっと。