私は一年のうち冬が一番好きである。
野球が無いのは寂しいけれど、キリっとした空気が好きである。
唐突ですが、松山竜平も冬に野球をするかもしれないな。
ベースボールユナイテッド
2~3日前に元西武の中島宏之がドバイで現役復帰し、打率.385の活躍という記事を見ました。※Full-Count
ナカジは現在43歳。打率.385でもリーグ3位らしい。
この中東のベースボールユナイテッドはできて5年くらい経つのかなと思いきや、公式戦は2025年かららしい。11月~12月。
今までやっていたのはあくまでもエキシビションだったらしい。
私も詳しいルールは知らないが、40超えたシモンズやロビンソン=カノが在籍するリーグとは聞いていた。
サウジには今、40歳のクリスティアーノ=ロナウドもいる。
40歳を過ぎた元スーパースターが、今もなおトッププレーヤーとして輝ける場所がOBレジェンドマッチとサウジアラビアのリーグ戦なのかもしれない。
私は真剣の勝負のK1も、素晴らしいショーである新日本プロレスもどちらも好きだ。
だから中東4都市で形成されるこのベースボールユナイテッドも全く否定はしない。薮田和樹も参加していることだし。
実はサウジにはまだチームはなく、現在はドバイ、インド、パキスタンの3か国4都市にホームチームがあるそうだ。
んで「マネーボール」とかDHならぬ「DR制度」があって、野球のルールも「とにかく得点がたくさん入る仕組み」になっている。
ヤフコメの素人どもは、ラクに得点が入る数々の横着なルールについて
「中東の皆さんに野球を知ってもらえるきっかけになればいい」
と余裕をぶっこいてますが、私は
「ああ、こういうのって俺が生きてる間に日本にもやってきそうだなあ」
と恐怖を感じています。
DRとは何か?
マネーボールは長くなるから説明しない。てめえでお調べください。
DRはDesignated Runnerの略で日本語に訳せば「指名代走」という感じ。
いわゆるDHの代走版。
つまり40歳のロビンソン=カノや43歳の中島宏之が1塁に出れば、いつでもどこでも代走を出せますよ。んでカノとナカジは次の打席に立てますよ、というもの。
私は10年前にメジャーリーグの野球を
プロレスラーがホームラン競争をしている野球とは別の競技である
と罵ったことがあります。※参考記事
アメリカの野球はデータばかりで感性が足りない。人間の頭脳を使わずに、カメラで撮影した数値ばかり見ているという意味で言いました。
AI時代の若者がそっちの競技を好むなら、私の愛した野球は失われていくでしょう。
今シーズン、私が松山竜平に引退勧告をした時の理由は
「まっちゃんは一軍でまだまだ打てるが、まっちゃんが塁に出た後は代走が必要になるため、選手の枠がもったいない」
ことでした。※参考記事
要するに松山竜平がセリーグではなくDH制度のある国ではまだ需要があるかもしれないし、ましてやUAEやインドにはDRまであるらしい。まっちゃんにもきっとオファーはあるだろうねえ。ナカジよりは確実に打てるからです。
41歳の松山竜平がドバイで三冠王、なんて時代が来るかもしれないぞ。
野球とお金
ベースボールユナイテッドは新しい取り組みだ。
今は4都市で2ヶ月間だけのリーグ戦だが、このまま行けばあっという間に8か国140試合のリーグ戦に成長しそうだ。
中東の人は野球を見たことがない。
私はクリケットの事情には詳しくないが、インドと中東に野球が根付いていく可能性は高い。
今は試合数も少ないため、選手の月給もそれほど高くないだろうが、40億もらってたカノがプレーしたくらいだから、それなりの額は出ているのだろう。
もし5年後か10年後にベースボールユナイテッドの年俸が3億とか5億になれば、海外FA権を持つ野間峻祥がドバイで盗塁王になる日が来るかもしれない。
41歳の松山竜平が三冠王だもん。33歳の野間なら十分盗塁王を取れるっしょ。
もしもはMLBが「野球レベルA、年俸レベルA」
日本プロ野球が「野球レベルA、年俸レベルC」
中東の野球が「野球レベルC、年俸レベルB」
となった時、令和の野球選手はどの国でプレーしたいと考えるのでしょうか?
私の妄想ですが、中東の野球も人気が出るかもしれないですね。私だってインドやパキスタンで一度生活してみたいですもん。