契約更改もたけなわですね。中崎が1000万円アップで秋山が5000万円ダウン。
栗林良吏は2000万円アップして少し驚いていました。
カープの査定
ああそうか、栗林はまだカープの査定方法を知らないのか。
よっしゃ、ほな俺が教えたる。
栗林良吏は今季55試合に登板して1勝1敗10セーブ。防御率2.24。これで年俸1.6億→1.8億にアップしました。
一見普通の査定に見えるけど、栗林は今季のカープの敗因は自分だと感じており、ダウン査定を覚悟してました。
ところがアップ。栗林は驚いた。
もし栗林の今季年俸が2.6億だったなら、来季年俸は2000万円ダウンの2.4億になります。
カープでは1年間一軍にいて、143試合に出られる選手の年俸がだいたい2億です。
栗林の今季登板数は55試合ですが、これはチームが弱いから登板数が減っただけで栗林は143試合全部にベンチ入りしました。3連投のケースを除き。
カープの査定では成績も大事ですが、
1年間ずっと一軍にいる
ことが最重要なのです。栗林は今季これをクリアしたので年俸微増。
二軍に落ちた2023年でも栗林の年俸は2000万円アップしています。あの時は9500万→1.1億でした。
栗林はプロ2年間休みなくクローザーを務めて、3年目に一瞬二軍落ち。これで年俸を下げると誰もカープに残ってくれませんよ。
坂倉とマエケンへの査定
一方、坂倉将吾は1.5億→1.4億へ微減。
来季FAだからという理由もありますが、カープの場合は1.0億でもBランクを維持できます。だから理由はBランクだけではありません。
坂倉は骨折で1ヶ月いなかった上に、成績もスカタンでした。他球団なら1.5億→1.2億まで下げられても何も文句を言えませんが、これもカープ独特の優しい査定。
坂倉には過去の実績がありますが、それ以上に 来季への期待値が大きい のです。
坂倉の年俸が2億なら1.5億までダウンしますが、1.5億の主力選手は微減に留まるのです。わかるかな。
前田健太に正式オファーしなかった理由も「ミジメな金額を提示するとマエケンに失礼だから」です。
私はマエケンを「1.2億×1年」と評価しましたが、これでも随分マエケンに忖度した金額です。カープの評価は「5000万×1年」とかだったかもしれない。
マエケンを一度自由に交渉させて、
「どの球団とも話がまとまらなければ、帰っておいで」
がカープのスタンス。
マエケンが楽天で活躍したら嬉しいし、スカタンだったら2年後にマエケンの骨を拾うのがカープという球団です。たく、近頃は素人がゴチャゴチャとうるせえんだよ。
カープの査定方法まとめ
要するに3割打って首位打者獲ることも重要なのですが、カープがもっと重要視するポイントは
・今季1年間ずっと戦力でいられたか
が最重要視され、なおかつ
・来季1年間ずっと戦力でいられるか
も同等の査定対象となります。
秋山翔吾は1.8億→1.3億へダウン。これは今季の成績以上に「来季ずっと一軍にいられるか」を厳しく査定された結果だと思います。
坂倉は1000万ダウンで秋山は5000万ダウン。純粋な金額でも秋山は坂倉の下に下がりました。秋山はまだ全然Bランクです。
これは球団が純粋に「秋山翔吾は来季143試合ベンチ入りできるかどうかわからん」と見ている証左であります。
前田健太も同じこと。カープと私は「マエケンが先発ローテで年間20試合投げられるはずない」と見ているのです。
イヤ、楽天でならできるかもしれませんよ。でもカープでマエケンをローテ固定させることは断じてできません。私たちは個人記録ではなく優勝を目指しているのですから。
以上がカープの査定方法です。
マエケンが要らんとか可哀そうとか、そういう低次元な話じゃないのだ。
マエケンが楽天をクビになれば年俸2000万で拾ってやる。マエケンはてめえで楽天を選択しただけだ。私はマエケンの決断を激しく支持する。