2025.6.14(土)
日本ハム 5-0 広島 エスコン
見事に完敗。床田vsルーキーで100%とは言いませんが、85%以上は勝てると思ってました。
ところが完敗。みんな「細野が適度に荒れてた」と言うけど、私は「意外とまとまってるな」という印象でした。
カープ寸評
石原貴規。3タコ2三振。
カープ唯一のチャンスに6-4-3ゲッツー。
守ってはまた変化球オンリーの臆病なリード。
昨日、床田が打たれた3本塁打は全部変化球。カットスライダーチェンジアップ。
結果球へ行くまでのカウント球も全部変化球なので、日本ハムのバッターは全員変化球狙いでした。
1回裏はストレートと変化球が半分半分でバランスよく投げてたのに、突如2回以降「80%変化球」になりました。
3回表は打者2巡目。これでいよいよ「100%変化球」に変わりました。
走者なしでも変化球。石原のリードは「1点もやりたくない9回裏のリード」でした。
坂倉がマスクかぶっても1本か2本は打たれたと思いますが、昨日の石原の弱気なリードはナンセンスでした。打ってもゲッツー。昨日は悔しくて眠れなかったでしょう。
床田も悪い。床田が石原をリードしろ。イニング間のコミュニケーションは十分だったのか?
坂倉も悪いよ。1個年上の石原のリードにもっと介入してもいいんじゃないか? ファーストの時はやってました。DHの日もできますよ。
中村奨成。4タコ1三振。
内容のいい打球もあったんですが、2本ともサード清宮に上手く処理されてしまいました。ちぇっ、友達なんだから1本くらいヒットにしてくれよ。
日本ハム投手陣の前に奨成だけが三振してなかったのですが、9回の田中正義の前に奨成も三振。これでチーム全員三振となりました。5点差で田中なんか出すなよ、たく。
奨成は守備で頑張りました。奨成はいつかホームランキャッチしてくれると思います。
小園海斗。4タコ3三振。
細野に全く合ってませんでした。これではカープが点を取るのは難しい。
昨日はセカンドでスタメン。「サード上本セカンド小園」の組み合わせに?でしたし、「サード羽月セカンド小園」の組み合わせも今年何度かありました。
新井の意図がわかりませんが、打順もコロコロさせられて、小園が100%試合に集中できているのか、いつも私は心配です。
新井貴浩。0対5。
最初から「ショート小園キャッチャー坂倉」で戦えば、昨日の試合は2対3くらいまで持って行けたと思います。
どんなに攻撃的なスタメンでも昨日の細野君を打つことは難しかったと思いますが、もう少し四球を稼いだり、足で揺さぶったりはできたと思います。
ハートウォーミングな新井のことですから、選手全員を試合に出してあげたいと考えているのでしょう。私は新庄剛志にもハートウォーミングベースボールを感じています。新庄もクリーンアップやスタメン捕手をコロコロ替えています。
全員野球と言えば聞こえはいいんですが、だったら矢野のショート固定は何なのか?
新井は試合後に
「細野君は数字だけじゃなしに映像も見て、左打者は厳しいと思った」
と語りました。スポニチ
だったら矢野を外してキクで行けよ。サード上本、セカンドキク、ショート小園で行くべきだろ?
石原をスタメンで使ったのも右打者だから。もう飽きました、このパターンは。
石原も良いバッターで良いキャッチャーです。しかしそれなら「キャッチャー坂倉、DH石原」で行きなさい。
日本ハム寸評
細野晴希。6回0失点8三振2四球。
もっと四球で自滅するタイプかと思っていましたが、スライダーでポンポンストライクを取っていました。
左打者には140km近いスプリット。右打者には140km台のツーシーム系シンカーが効果的でした。昨日がプロ初勝利だそうです。私はウソだろと思いました。既に2~3勝しててもおかしくない投手でした。
細野は東洋大学前は東亜学園にいました。東亜学園のプロ野球選手と言えば細野と元カープの川島堅くらいしかいません。頑張れよ。
新庄はその細野を4対0の78球で降ろしました。この辺も憎らしい采配です。新庄は細野にいいイメージを持たせたまま、今後も大事に先発起用するつもりでしょう。たいへん素晴らしいプランだと思います。
柳川大晟。1回0失点3三振0四球。
その細野に代わって出てきたのが 柳川大晟 投手。やながわたいせい。当ブログ初登場。
昨日の試合で「2番目」に驚いた。もの凄いタマを投げていました。
いわゆる三者連続三振で抑えたのですが、抑えた相手が小園末包坂倉の3人。
昨日の試合、私のギアが1番上がったのが4回表の無死12塁。次が7回表の無死無走者、先頭小園のこの場面です。
4回表には
「石原に代打野間じゃあ!矢野には秋山じゃあ!」
と吠えました。
7回表には
「うむ。反撃開始だ。行け、海斗よ」
と冷静に見ていました。
解説の鶴岡も言ってましたが、
「柳川投手はボールを離すのが早いので、バッターは一瞬『打てる!』と思うんです。でも高いリリースポイントからそのままストレートが垂れないでノビてくる」
とのこと。一部意訳してます。
私の感想も同じですね。セリーグに似たタイプの投手はいません。カープにいたアンダーソンがちょっと近い感じ。
「小園よ、出てくれ。三振だけはイカンぞ」
と思ってましたが空振り三振。全球ストレートでした。
続く末包も三振。まあ末包はホームランバッターですから三振OK。小園はダメ。
3人目は坂倉。
「坂倉なら三振だけは無いだろう」
と思っていたら、7球目の甘いストレートを空振り三振。
坂倉は柳川のフォークをしっかり見極めていたので、けっこう見え見えのストレートが来ましたが、それでも坂倉のバットはストレートの下を通過しました。タイミングも完全に差されていました。
いや、いい投手だ。初見で打てないのも無理はない。
8回池田、9回田中も完璧リリーフ。スキのないリリーフ陣です。そりゃハムが首位にいるわけです。
郡司裕也。2打数1安打1打点2四球。
昨日1番驚いたのは郡司。ホームランには驚きません。小力があるのは知ってる。
1番驚いたのは郡司の キャッチャーとしてのセンス です。
細野、柳川、池田を見事にリード。田中はほっといてもやるでしょう。
バッターの観察もできているし、押して引く配球が上手い。投手に笑顔で声掛けする姿も爽やかで良い。坂倉みたいな「兄貴肌のキャッチャー」に見えましたね。
点差があるとはいえ、柳川君と田中正義でカープの「コゾスエサカ」を力で押しまくったリードはキャッチャー郡司のお手柄です。郡司のストレート攻めの残像は今日の試合にもしっかり残りますよ。
本日のゲームプラン
金村 vs 森翔平。
森は前回129球の完封勝利から中6日。エスコンフィールドで先発するのはたぶん初めてでしょう。西武ドームも初めてだと言ってたし。
ハムの金村は今季3完封。沢村賞を争うライバルです。
「右投手」ですから新井は左を並べるでしょう。大盛田中、秋山野間。
キクが3日間出てないのも気になる。4日前は元気に2安打。延長12回フル出場もしてますからね。
スタメン予想はもうやめます。希望や予想を書いても新井はいつもヘンテコなスタメンを組むので疲れる。
それよかカープって今、交流戦 2位 なんですよ。ご存じでした?
2位と言っても6勝5敗。 2位のチームは5~6個あります。
1位はソフトバンクで7勝3敗1分。ちょっと抜けてます。2位に1.5ゲーム差。
だからカープが今日負けて6勝6敗になるのは たいへんヤバい のです。
できれば必勝。最低引き分け。最初からショート小園で行けっつーの。
森が慣れないマウンドに苦しむ可能性は高い。打線が金村を打てない可能性も高い。笑
その時あなたは守りを固めますか? 打てるヤツを並べますか?
もし今日勝てれば、8勝6敗。
そして来週火曜日から ソフトバンク3連戦 です。場所はマツダスタジアム。やっちゃろうやあ。メラメラ。