黒田博樹のパン

1ヶ月後の3月5日、侍ジャパンの練習試合に森下暢仁が先発する可能性があるそうだ。※日刊スポーツ

どうりで初日から仕上がりが早いと思ったわけだ。※参考記事

しかし来年のWBCには森下を出すけど、今年の親善試合に森下を出すのはイヤだねえ…

オープン戦だと思って投げればいいわけだけど、森下がチームを離れるってのがイヤなんですよね。アホの戸郷にでも投げさせときゃいいのに。

ってことで今日もおもむろに 黒田博樹 の話をします。

 

黒田博樹の存在感

昨日のキャンプ中継、朝一番で黒田博樹の姿が映りました。

何をするかと思えばファンにサインのサービス。横には佐々岡真司もいました。

二人のサインに並ぶファンの列は100m。300人くらいいたんじゃないか。

色紙を持った人がほとんどでしたが、中には赤ヘルを持ったおばあちゃんもいました。大勢のカープファンがいました。

300人にサインをするのって何分くらいかかるんでしょう? 1人10秒でも3000秒。3000割る60秒は50分。たいへんだなあ。1人5秒で25分で終わらせたいね。

 

解説の中田廉によると、黒田博樹はキャンプ初日から毎日サインを書いているらしい。

やっぱり黒田はえらい。金本は鉄人だが黒田は「哲人」だよ。

私と黒田博樹は共に戦ってきました。今までもこれからも。

だけど今日はちょっと黒田に 苦言 を呈したい。存在感がデカすぎて若者たちがビビってんじゃないかと思うからです。

 

黒田のパン

中田廉がキャンプ2日目だったかな、黒田のところへあいさつに行ったらしい。

その時の第一声は

「広島東洋カープOBの中田廉です!おはようございます!」

だったそうだ。実話です。

中田廉も黒田と共に戦った仲間です。なんなら黒田と一緒に三連覇もしているチームメイト。

黒田の返事は

「アホか、知っとるわw」

だったそうだ。

 

V3戦士の中田廉でも黒田の前では背筋が伸びるそうです。新井の前ではどうなんだろ?

実際、黒田博樹ってコワいですよね。カープファンが見てもコワい。

34歳の中田廉がビビるほど50歳の黒田博樹はコワい。オーラが強烈すぎるんですよ。

 

んでこの時、中田廉は黒田から個包装された菓子パンをもらったそうだ。

カップケーキみたいなサイズで、どこかのお洒落なお土産みたいなパン。

中田はそのパンを嬉しげにJSPORTSのキャンプ中継で見せびらかして、こう言いました。

「こんなのもったいなくて、食べられるはずないじゃないですか!」

 

なに?

お前は黒田からもらったお土産を食べれんのか? ハァ?

 

いや、ちょっと待てよ。

確かに私も食べられないかもしれない…

絶妙に微妙だな。黒田のパン。

 

黒田のパン

もしこれが個包装された「黒田のペン」なら、私ももったいなくて開封できない。

しかし現実は「黒田のパン」です。賞味期限があって傷むもの。もったいないから早く開封しないといけません。

しかし中田廉の気持ちもよくわかる。なかなか開けにくいぜ、黒田のパン…

 

あなたならどうします? 黒田のパン。

私なら開けます。そして食べます。だってもったいないじゃない。

中田廉も最終的には食べたと思いますよ。黒田のパン。

 

ペンなら使えません。大事に飾っときます。

 

栗林良吏vs黒田博樹

そんな黒田が一軍キャンプのブルペンに毎日います。

ブルペンには黒田と同い年の菊地原毅と、165セーブの永川勝浩もいます。

二人はカープの一軍投手コーチ。菊地原も永川もともに球団記録を持つほどのレジェンド投手です。

 

この二人がいるのに、今年の黒田の動きは例年と比較してとても積極的です。

去年までの黒田は聞かれるまで動かない感じでしたが、今年の黒田は動くのが速いし、歩くのも速い。

栗林のブルペン投球をキャッチャーの後ろで見ていた黒田。

栗林が投げ終わると黒田が栗林のもとへ早足で歩きます。

この早足のスピードがめちゃくちゃ速い。怒ってるヤツのスピードなんです。速く歩いてるヤツはだいたいコワい。

黒田って50歳の今でも現役時代と同じ体形でスマートです。その黒田が早足でマウンドに来たらコワくないですか? 私はコワいです。怒鳴られると思うからです。

 

黒田がノッシノッシと栗林のもとへ向かう。

直立不動の栗林…と思ったら結構リラックスしてる栗林。

黒田「手術の痛みはどうだ?」

栗林「ああ、別に平気っすよ」

黒田「マジか、無理すんなよ」

栗林「マジで平気っすよ。ホ~ラ見てくださいよ。ホラホラ」

私はコワくて見ていられませんでしたが、栗林は黒田にタメ口利いてんじゃないかと思うくらいリラックスしていました。やはりこいつはクローザー向きだわ。

 

斉藤優汰vs黒田博樹

普通の投手は栗林のようにはいきません。

黒田博樹が早足でマウンドに向かってくれば、それはもう近鉄デービスが襲ってくるような威圧感を感じるはずです。

マウンドにいるのは20歳の斉藤優汰。北海道の岩見沢出身。

岩見沢っていいとこなんですよ。私、1年間くらい空知支庁を担当してたんですよ。

牧歌的で人もいいとこ、岩見沢。駒大岩見沢高校の話も何度もブログに書きました。※参考記事

 

岩見沢で生まれ育った斉藤優汰は「おぼこい青年」だと思うんですよ。

タマは凄いけど、まだおぼこい20歳。50歳の黒田に言われたら何も言い返すことはできません。

普段、斉藤優汰の面倒を見ているのは二軍の投手コーチです。高橋建と横山竜士。

今の斉藤は一軍キャンプなので、永川と菊地原が見ている。永川は斉藤の1年目を二軍で見てきた。

 

黒田の肩書きは特別アドバイザー。

一軍二軍の投手コーチと特別アドバイザーの役割分担は当然事前に決められているハズ。

だけどなあ、肩書きが何であれ、黒田博樹はコワいんですよ。34歳のOBがパンも食べられないほど強烈なオーラが出てるんですよ、今でも。

もしかすると新井監督より存在感があるかもしれない。それほど黒田はコワいのです。

 

黒田もマジメだから一生懸命、斉藤優汰に腕の振りを指導している。

いや、だから、黒田よ。

その大きな身振り手振りと

真剣な黒田のその顔が

コワいんだよ。若者には。

 

斉藤が2年間、永川や横山と一緒にやって来たことが黒田の一言で全部吹き飛んじゃうんじゃないかと私は心配なんですよ。

黒田の通算200勝には完投勝利も多々含まれますが、横山と永川もかなりの勝ち星を黒田に付けてあげたはずです。

なあ黒田よ。

斉藤優汰のことは横山と永川に任せてくれないか。

なに?

「元々任せとるわw」ってか。

そうか。それならいいんだ。ゴメンな黒田。


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想