今年のテーマは逆転のカープ

今日からキャンプイン。

その前に野間やノムスケら5選手が相次いで結婚を発表した件について。

私はこの光景に「既視感」があります。1年前の今日、森浦大輔が結婚を発表したからです。※参考記事

「森浦が2月1日に結婚を発表?あいつは何を考えてるんだ」と1年間ネタにさせていただきましたが、あれも森浦のせいではなくて、カープの広報が結婚をずっと公表しなかったからおかしなタイミングでの発表になったのでしょう。

 

競争の話

新井がキャンプインに向け競争と白紙を強調しました。

小園をサード候補と言いつつ、セカンド起用の可能性にも言及。「キクと小園で競争」という視点も新井の中にあります。

しかしベテランのキクがキャンプやオープン戦で「結果」と「いいもの」を監督に見せることはできません。キクにはキクのペースがあります。

小園だってそうです。初日からガンガン練習させるとシーズンで故障しますよ。

 

結局例年通り、キャンプ序盤は若手がアピール。

ホメ上手の新井がそれを見て

「おっ。お前、それなら今年は打率.350、35発だな。ハッハッハw」

という展開になります。キャンプ序盤は例年通りの感じになると思いますよ。

 

50年プロ野球を見てきて、毎年聞かされてきた「キャンプで競争」って言葉は少し違和感のある言葉ですね。ベテランはキャンプが終わった後のオープン戦で実力を見せますから、キャンプでは競争していません。

キャンプではいつも若手が目立ってます。

 

逆転の話「その1」

ここから本題。

ここからは 逆転 の話をします。

逆転には二つの意味があり、一つ目は逆転勝利の話で、二つ目はレギュラーと若手が逆転する話です。

 

有名な話ですが2016~2018年の広島カープには年間40試合以上の「逆転勝利」がありました。

この頃のチームは年間85勝以上していて、その半分が逆転勝ちでした。

基本的に私は「逆転勝ちは下品な勝ちだ」という考え方で、先制して静かに守り勝つ野球を好みます。相手に一度もリードさせたくないのです。

 

だが近年の若い野球ファンは贅沢になってきて、

「1対0の試合なんか退屈だ」

「ホームランこそ正義だ」

などと言う。プロ野球が興行である以上、こういった若いファンの意見にも目を向けないといけない。

 

だから私は今年も85勝すると仮定して、逆転勝ちの数を 30以上 に設定したい。

三連覇時の「逆転勝利数」は以下の通り。

・2016年 89勝のうち45勝

・2017年 88勝のうち41勝

・2018年 82勝のうち41勝

約半分が逆転勝ちでした。ガチャガチャしてたんですよ。

2016年は鈴木誠也の3試合連続ホームラン、2017年は新井貴浩の七夕満塁ホームラン、2018年は丸の3打席連続左本。どれも印象に残るハデなホームランでした。

 

翻って2024年。歴史的貧打の広島カープ。

逆転勝利の数はいくつでしょう?

 

当てた方はスゴイ。

 

2024年、

 

広島東洋カープの

 

逆転勝利数は…

 

 

 

 

19回 でした。※proran

2024年の68勝のうち19勝が逆転勝ち。割合.279

 

2024年に92勝したソフトバンクの逆転勝利数は31です。割合.333

普通、逆転勝利数というのは全体の30~35%くらいじゃないかな。「先制すれば勝率65%」とも言いますしね。

 

カープは去年いい野球をしました。私の好きなスモールベースボール。

その象徴が「秋山、キク、矢野」の鉄壁のセンターライン。アツと坂倉も含む。

アツがリードした大瀬良と森下はともに防御率1点台の活躍を見せました。

でもチームは負けました。8月までは首位でしたが負けました。

 

ちなみに去年のカープは「逆転負け」も多かったです。25試合。

強いチームに逆転勝ちが多いとは限りませんが、強いチームに逆転負けは必ず少ないです。

2024年の島内に11勝が付くのもヘンな話だし、栗林が6敗というのもヘンです。今年の不安材料にしたくありませんね。

 

逆転の話「その2」

んで2025年のカープには逆転勝利の要素を追加したい。

40勝とは言いませんが、30勝はしたい。

そのためには打たないといけません。最低2点は取らないと逆転できません。

 

「秋山、キク、矢野」のセンターラインはカープ最強の守備力です。

素人の皆さんの構想はここをそのまま残して、「1塁3塁、レフトとライトがホームランを打て」です。

私の構想は違います。

私の構想は「センターラインとキャッチャーも打て」です。

 

秋山は昨年セリーグ3位の安打数です。本人もそれで達成感を感じてるっぽい。

だけど1番秋山は足が使えない。要するに「1点取るまでにヒット3本が必要な攻撃」になるんですよ。

足が使えないと言っても、去年の秋山はよくやりました。スリーツーからの自動スタートを毎回欠かさず全力で走ってました。2番野間はファールばかり打つのに1番秋山はサボりませんでした。

だが厳しいけど私が言いたいのは、一生懸命サボらないから秋山スタメンでいいという話ではありません。「秋山を1番で使うと点が取れない」と言いたい。

 

キクの守備も保険を何枚も重ね掛けしているミスのない守備。

だがキクがシングルヒットを打っても相手チームへのプレッシャーにはなりません。

キクも内野ゴロでの全力疾走をサボらない選手です。だがそれでキクが1塁に残っても1塁走者キクをホームまで返すのにあと2本のシングルヒットが必要なのです。

 

スモールベースボールは守り勝つ野球。

秋のキャンプで新井は「2025年は走らない」と言いました。

要するに新井も打って勝つ必要性を感じている。

秋山とキクはピンチの時に頼れるベテランですが、ここは「逆転の発想」が必要です。

 

1番秋山とセカンドキクは4位の野球。

今年のカープが逆転させないといけない聖域はこの2か所。

セカンドは小園でも佐藤啓介でもいいんですが、1700安打のキクをひっくり返す若者が出てこないといけない。

私は 矢野雅哉 にキク越えの役割を期待していたが、アイツはいつも「キクさんと一緒にGG賞を獲りたい」とか言ってて、全くわかっていません。「小園と一緒にGG賞を獲りたい」が正解です。

矢野の打撃には大いに期待している。矢野は長打を打てないけど足があるからセーフ。私の1番バッター候補。

1番矢野、2番小園で無死13塁を作り、ファビアン、末包、坂倉に回す。逆転できそうな雰囲気でしょうが。

 

新井は「白紙」と言ってますが、「下書き」はいろいろ描いていると思います。

秋から小園にマルチポジションを継続させているのも本気のようだし、矢野1番構想も頭にあると思います。

クローザー黒原構想も私と一緒。栗林が手術したんだから準備はしておかないと。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感