2024年の現役ドラフトを解説します

現役ドラフトで山足と鈴木健矢がカープにイン。

カープから出ていくのはオレの矢崎拓也。

今日はなんでカープだけが2人も獲って、1人しか獲られなかったのか解説します。

 

日本ハムが攻めてきた

結論を言うと、日本ハムの田中と鈴木がめちゃくちゃ人気だった ことです。

例えば

「田中3球団、鈴木3球団」

とか

「田中2球団、鈴木2球団」

とかで日本ハムが12球団最多得票を得ました。たぶん 圧倒した と思われます。過半数くらい獲ったかもしれない。

 

んで日本ハムが全体1位で指名したのはソフトバンクの吉田賢吾捕手(23)。

おそらくハムは吉田をキャッチャーとしてではなく、「バッター」として獲得したと思われます。マスクもかぶるだろうけど、田宮がいるからねえ。

 

その後、例えば全体2位で巨人が日本ハムの田中投手を指名しました。これにより他球団は鈴木健矢投手を1巡目指名できなくなりました

3位以降、他球団はソフトバンクとハム以外の選手から1巡目指名をしていかなくてなりません。

カープの1巡目はオリックスの山足。

後述しますが、私はカープの指名順位は 結構上位だった と思いますよ。

だって矢崎拓也をリストに載せて1位指名がゼロ票だったとは考えにくい。

まあ年俸4800万なので、ゼロ票だったかもしれないけどさ。

 

山足と鈴木

私のパリーグ音痴は有名です。山足も鈴木も全く知りません。

山足は31歳のユーティリティープレイヤー。

鈴木健矢は27歳のアンダースロー投手。

ネットでは

「カープの指名順位が最後なので、山足しか残ってなかったんじゃないか?」

と言われています。

私は「半分当たってる」と思います。

 

でももし畠や浜地が残っていても、カープには似たタイプの投手が大勢いるし、平沢大河もカープでは守るところがありません。

だったら面白キャラの山足が1巡目というのは正解だと思います。 

2巡目がハムの鈴木健矢投手。

こちらも全く知りませんが、新庄がサイドスローの投手をアンダースローに転向させた話は聞いたことがあります。

カープが2巡目に参加した理由はまさにこの子が欲しかったから。

これで九里がメジャー移籍すれば支配下は68人。残留or国内移籍なら69人です。

 

私の矢崎拓也

矢崎拓也について。

非常に寂しいですが、なるほどなと思わないこともない選択でした。

私の予想は宇草&ケムナでした。まあ2人ともリストに載ってて指名されなかっただけかもしれないけど。

 

カープはクローザー候補の矢崎を現ドラにかけました。過去にないチャレンジだったと思います。

良い選手が欲しかったのかもしれませんが、予想記事にも書いた通り、今年の現ドラで補強したいポイントというのはそんなに無かった。

エースや四番というのは現ドラで補強できるものではありません。現ドラで補強できるのは中継ぎ投手とか右の代打とか、将来の四番候補とか。

 

そんな中、博打を打ってまで補強したい選手はいなかったはずです。

山足と鈴木が欲しかったから矢崎で1巡目指名権を得たかったわけではないと思います。

カープが矢崎を現ドラにかけた理由。

それはおそらく 黒原拓未に勝ちパターンを任せるため でしょう。

 

カープの勝ちパターンは「7回ハーン、8回島内、9回栗林」が基本です。

ここに三振マシーン森浦、左キラー塹江、んで大野二世の黒原拓未。

さらに矢崎まで控えててくれれば頼もしいに決まっていますが、矢崎個人の給料は増えるのか? 

現ドラの趣旨でもある「出場機会は増えるのか?」

 

勝ちパが3人じゃ少ないことは事実です。人数が多ければ多いほど良い。

だがカープの先発投手陣にも長いイニングを投げる力があります。

矢崎個人のことを思うと、他球団への移籍もなるほどなと私は思います。

ヤクルトでセーブ王でも獲ってやれ。

 

2巡目の珍

今年は史上初めて現ドラの2位指名が行われました。

2位指名を行ったのはカープ。ったく新しいことが好きなんだから。笑

カープは2巡目でアンダースローの鈴木健矢を指名。なのにカープは2人目を獲られませんでした。なんで?

 

説明しよう。

最初に言ったように、今年の現ドラで人気があったのは日本ハム勢。

カープともう1~2球団、鈴木健矢を欲しかった球団と日本ハムが2位指名に踏み切りました。

その中でカープの指名順位が1番目だったので鈴木の指名に成功しました。

 

現ドラ2巡目に参加した球団が「カープ、ハム、ソフトバンク、巨人」の4球団だったと仮定します。

この中で1番目の入札で1番人気だったのがハム。私の予想では「田中3+鈴木3」で計6票。

んで巨人とソフトバンクが2票、カープが矢崎1票とか。

このケースだと1巡目指名順はハム→巨人→ソフ→カープです。

 

2巡目の指名は順番が逆になります。カープ→ソフ→巨人→ハム。

カープ、ソフ、巨人が欲しかった選手がハムの鈴木健矢。カープが先に獲ったのでソフと巨人は降りました。

ハムが欲しかったのはソフか巨人のどちらかの選手。ソフと巨人が降りたため、ハムはその選手を指名できずに2巡目指名を棄権しました。

ソフトバンクのリチャード砂川もリストに載っていたんじゃないかという声がありますが、だったらハムは1巡目で指名したはずなので、私はリチャードは現役ドラフトにいなかったと思います。

 

以上のような理由から、

「カープが2人獲ったのに1人しか獲られていない」

「ハムは2人獲られたのに1人しか獲れていない」

という事態が起こりました。

カープとハムはどっちが得したのかよくわかんないけど、カープの2人目が取られなかったことは何となく嬉しい。

ハムも案外「支配下枠が1個空いて良かった」とか思ってるかもしれない。

もしカープが獲ったのが山足だけで、矢崎と宇草の2人を獲られていたとしても、宇草が移籍先で活躍できるなら私は嬉しいです。

 

新たなルール改正も必要かもしれませんが、今年の現ドラはいい感じに終わったんじゃないですかね。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感