今日は現役ドラフトですね。
私の現ドラ予想はこちらに書いたので今日はもう書きません。
今日、私は 1年前の現役ドラフト の話をします。ひねくれてるでしょ。
中村祐太の今
1年前の現役ドラフトでカープから西武へ移籍したのは中村祐太。
今季リリーフで27試合に登板して、0勝1敗、防御率3.09。
中村祐太には14試合先発して5勝4敗だったシーズンがありますが、それに匹敵するようなキャリアハイに近い活躍と言えるのではないでしょうか。まだそこまでじゃありませんか。笑
まあしかし、西武で活躍できたのは嬉しい。
カープは先発もリリーフも充実していて、祐太がカープに残っていたら27試合も登板することはおそらくなかったと思います。
中村祐太は来年30歳という年齢。全盛期。
そして今再び、平良海馬が「リリーフなんかやりたくない！」とゴネています。
いいぞ、やれやれ平良君。平良が先発になれば西武のリリーフはスカスカです。祐太の出番が増えるっての。応援してるぜ、先発平良。
内間拓馬の今
1年前、現役ドラフトで楽天からカープにやって来たのが 内間拓馬。26歳。
内間はキャンプとオープン戦で一軍帯同しましたが、結果を残せず開幕アウト。開幕一軍を勝ち取ったのは益田武尚と塹江敦哉でした。
内間は二軍でもオールリリーフ登板で29試合27イニング。防御率4.00。
在籍1年で戦力外通告を受けました。
ストレートは150㎞超の威力がありますが、変化球でストライク取れないところが弱点でしたかね。ウエスタンの内間はあまりしっかり見ていませんが、オープン戦の内間は細かく観察しました。
2か月前、戦力外通告を受けた内間はこうコメントしています。
「一軍登板がゼロなので戦力外は当然。ケガはしていないので現役を続けたい」
内間はプロ4年目の26歳。
ゴールデングラブ賞を獲った矢野雅哉とは亜細亜大学のチームメイトでした。
今季ブレイクした矢野は来季から背番号4。年俸3倍増。
内間はひっそり自由契約。岡田明丈もそうですが、内間も良いタマは投げてるんですよ。カープのリリーフ陣が強力すぎるんですよ。
そんな内間拓馬は現役ドラフトから1年後、沖縄県の「ジャパンウィンターリーグ」という場所で野球をやっています。
メキシコやドミニカのウィンターリーグ同様、世界中から野球選手が集まり一時的にチームを結成。その中でリーグ戦を行い、選手は20試合ほどプレーします。
ジャパンウィンターリーグの話はまた別の機会にするとして、内間は今、沖縄の「コザしんきんスタジアム」でプレーしています。
コザしんきんスタジアムといえばカープのキャンプ地として有名。内間の実家にも近い。車で1時間。
上の動画を見ると「さすがに別格のボールだな」と感じます。
感じますが、同じボールをウエスタンで見れば
「まだ一軍には呼べないな…」
となるわけです。やっぱりスゴいNPB。
内間は来年27歳。正直NPBで取ってくれるところはないでしょう。
となると独立リーグか社会人野球か。曽根海成は社会人チームに内定。
岡田明丈には独立リーグなど複数のオファーが来ているそうですが、岡田明丈には 再びNPBで投げる日が来る かもしれません。岡ちゃんはウエスタンリーグで「それだけのタマ」を投げていましたから。
岡ちゃんはカープだからクビになっただけ。くふうハヤテかオイシックスで投げていれば、シーズン中にDeNAかヤクルトが拾ってくれる可能性はあると思います。
戸根千秋。32歳。
現役を続けるかどうかは未定だそうです。
面白いキャラクターを活かして「アベレン」みたいな仕事があると面白そうですが、外様選手には厳しいかなあ。
楽天・古賀康誠の今
さて内間とも一緒にプレーしたことのある楽天の育成選手、古賀康誠をご存じでしょうか？
この子は20歳の左ピッチャーです。下関国際で甲子園準優勝。
この子も今、内間と同じユニフォームでウインターリーグに参戦中。
上の内間の動画の最後に次回予告の中に1球だけストレートを投げるシーンがあって、私は度肝を抜かれました。
「な、なんでこの子が育成なん！？」
内間より速かったです、古賀君のストレート。
気になったので次回の動画も見てきました。
するとこの子、変化球がダメダメでした。笑
ただ今はまだ体作りの段階ですので、変化球がダメダメでも全く問題ありません。
ちゃんとしたフォームでちゃんとしたストレートが投げられているので、それで十分。非常に将来性を感じました。
年齢で言えば内田湘大や斉藤優汰と同い年。高松商業の浅野翔吾をぶっ倒したのが古賀君です。※日刊スポーツ
こういう若者たちが続々と出てくるから、岡田も曽根も追い出されるんですよね。ディスイズプロ野球。
現役ドラフトで移籍した選手の5割が1年でクビ？
それは制度の問題じゃありませんよ。プロ野球の厳しさです。
