2024.11.19(火)
白組 1-1 紅組 天福
カープの秋季キャンプは本当に試合漬けでした。今日はもう個人寸評をやんないよ。言うことがもう無くなっちゃいましたよ。
河野がピッチングのツボをわかり始めてることや、内田の守備範囲が広いこと、高木翔斗が紅白戦なのに異様にインコースを使いすぎることも、木村昇悟より先に話してきました。
よって今日はキャッチャーの話をします。
坂倉将吾
2024.11.18(月)
ドミニカ 3-11 日本 天母
侍JAPANは月曜日にドミニカを破り5戦全勝で決勝リーグに進出しました。
ただし1位通過だからといって「特典」は何もありません。4チームがまっさらなリーグ戦をもう一度戦い、上位2チームが決勝戦を戦います。
アメリカ代表には元カープのケーシー=ローレンス(37)がいるらしい。出番あんのかね?
そんなこんなでプロ野球ニュースが
「大矢さん、プレミア5試合を振り返ってみていかがでしたか?」
とやってました。
大矢「そうですねえ。私はキャッチャーの坂倉が光ったと思いましたね」
アナ「そうですねえ。11打数5安打。よく打ちました」
大矢「ええ。そうなんですけども守備の方でね、非常にこう、知らないピッチャーをよく引っ張ってくれたなという印象です。メリハリのある良いリードをしていたと思いますよ」
今年の坂倉はリードを褒められることがちょいちょいあります。去年は1~2回だったと思いますが、今年も2~3回だったような気がします。
テレビに映った時もよく投手と話しているし、侍ではいつも井端と金子の横にいます。
「ああやってコミュニケーション取ってんだな。いつもの坂倉だなあ」
と思いながら見ています。
以前も書きましたがリードとは配球だけではないのですよ。
4年前の秋季キャンプで22歳の坂倉を見て、私は
「坂倉は味方投手の能力を引き出す力が抜群に高い」
と書いています。※参考記事
4年後の今、坂倉将吾は日本代表の投手たちの良さを引き出しています。私はウレシイです。
持丸泰輝
んで今日の本題は 持丸泰輝 であります。
現在の持丸が4年前の坂倉と同じ22歳。いや、もう23歳だったわ。常廣世代。
秋季キャンプ5試合でずーっと持丸を見ていますが、正直物足りません。
正捕手坂倉の座を脅かせとは言いませんが、今シーズン一軍ゼロはかなり寂しい。
曾澤翼が大活躍して大瀬良と森下をリードしました。
坂倉はその他の投手をリードした。石原貴規はバッティングで小力を見せた。磯村パンチも健在。
付け入るスキが無いと言えば無い。持丸はグレずに二軍で74試合出場。そのうちマスクをかぶったのは68試合です。
ウエスタンリーグ118試合中、キャッチャーで70試合近く出場した持丸は立派です。猛暑の中で磯村を抑えて正捕手級の働きをしました。打率.268、本塁打2本も立派。
じゃあ次の目標はどうしよっかな…
となった時、それは一軍の第2捕手、第3捕手でしょう。
ズバリ言って石原とアツを倒すことが持丸の目標。
そんな目で秋季キャンプを見てきましたが、持丸はあまり「投手を引っ張る」という感じには見えませんでした。まあ引っ張るだけがいいキャッチャーとも限りませんが。
秋季キャンプに参加している投手はいつもやってる投手たちなので、持丸はクセもよくわかっていて、キャッチングにも一日の長があるなと感じました。
あとドミニカンの150kmの荒れ球をダイピングキャッチする場面が2~3度あって、身体能力が高いなと感心しました。昨日の紅白戦でもデロスサントスの150kmを1mぐらいジャンプして捕球してました。持丸。
ただ高木や清水より上手いと言われて喜んでいる場合ではなくて、持丸が倒すべき相手は石原とアツ。
アツが引退して坂倉がFAすれば持丸が一軍に上がるでしょうけど、それでいいのか、持丸泰輝。
秋季キャンプの紅白戦を見る限り、持丸はまだ石原とアツに「遠く及ばない」という感じがしました。
なんか武器が欲しいね。ドミニカンと組ませれば強いぜ、とか。
打撃でも石原貴規の方が一段上です。
高木と清水と安竹
高木翔斗。21歳。
高木は半年前、春のキャンプに抜擢され、たくさんタイムリーヒットを打ってアピールしました。
この秋季キャンプではしつこいインコース攻めが目立ちましたが、昨日もさっそく仲田侑仁にぶつけてました。投手は益田。益田はその後インコースに投げられなくなって1失点。
まあそれはいい。何か狙いがあるんだろう。
キャッチングもスローイングも順調に成長していると思います。持丸は高木に抜かれないように気を付けないといけない。
清水叶人。20歳。
新井にカワイがって貰ったことが話題に。
パスボールをたくさんしましたが、強気のリードと強肩強打はアピール成功。
清水はまだまだ反復練習が必要。昔、坂倉と奨成が倉にワンバン投げてもらってましたが、ああいうのをたくさんこなさなければならない。
安竹俊喜。22歳。
今年のドラフトで指名された育成ルーキー。
静岡大学の選手なので22歳。高木より1個上で持丸の1個下。
どんな選手か全く知りませんが、静岡大学ということは佐藤啓介の後輩なんですよね。また面白いとこに目を付けたもんだ。
安竹の加入で持丸と高木のどちらかが一軍に上がっても、二軍の捕手は枚数が増えました。
まあ二軍の心配なんかしなくても別にいいんですけど、気になっちゃうんですよね。
一軍の一塁手(例えばモンテロ)がガンガンが打てば、坂倉は捕手に専念できます。
すると一軍の控え捕手は石原1人でよくなる。ならないか。笑
持丸が第3捕手として一軍に上がれば、石原or持丸でどちらか1人の代打起用が可能。もちろん坂倉休養時のスタメンもある。
やはり持丸の第一目標は一軍の第3捕手ですね。アツか石原を倒さなければならない。
常廣のリードなら俺に任せろ!とか、デロスサントスのリードなら俺に任せろ!というのも方法かもしれない。
昨日の高木翔斗は大道温貴と呼吸が合ってるように感じました。1試合だけですけど。
リリーフ投手と呼吸が合っても一軍の出番は増えないか。