GG賞の発表がありました。カープからは秋山と矢野が受賞。順当。
セカンドは吉川尚輝。優勝祝儀。
サードは坂本勇人。これにはちょっと文句を言いたい。
サードは穴
坂本勇人の「受賞」に文句はない。消去法で坂本。
私が気に入らないのは「得票数」です。坂本168票、宮崎49票、小園46票が気に入らない。
サードでのスタメン数は坂本99試合、宮崎114試合、小園118試合。
さすがの私も小園がGG賞にふさわしいとは思いません。3人の中でサード守備は一番ヘタでしょう。
宮崎も去年からガタっと守備範囲が狭くなりました。強い打球には相変わらず強いですが、いかんせん足が全く動かない。
だがそれを言えば坂本の足も全く動きません。柔らかさはありますが、守備範囲は宮崎や小園とどっこいです。
しかも坂本は規定打席に到達していません。109試合で426打席。プロ野球の規定打席は143試合×3.1=443打席です。
宮崎は規定をクリア。469打席でセ8位の打率.283
小園も楽々クリア。588打席でセ11位の打率.280
ヤクルトの村上が三冠王を獲ったシーズンでもGG賞は岡本和真でした。
単純に打った選手が有利というわけではなく、GG賞はやはり守備力を評価するタイトル。
だから小園より坂本か宮崎がGG賞を獲るのはわかる。
しかし規定に到達していない坂本と、規定に到達した宮崎で100票差はおかしい。もっと僅差であるべきです。
なんでこんな大差が付いたかというと理由の一つは巨人が優勝したから。坂本の若い頃のイメージも根強い。いまだに坂本の守備範囲が広いと思ってる素人は大勢いる。
あと、ネットで少し話題になっているのが「セリーグ三塁手該当者なし」が21票もあること。※三井GG賞
みんな勘違いしていそうなので、これについても解説しよう。
沢村賞の該当者なしは上から目線の「ふさわしい者がいない」の該当者なし。
GG賞の該当者なしは上から目線ではなく「誰に入れていいのかわからない」の該当者なしであります。
裏付けはありません。私の想像です。でもたぶん当たってます。
記者「サードは坂本と宮崎かあ。どっちか迷うなあ。俺がどっちかを選ぶとどっちかが落選するのかあ。それやったら、該当者なしにしよ」
という感じなのです。
去年も該当者なしはけっこう多かった。サードは25票もありました。
外野手の該当者なしも毎年多いんですよ。秋山翔吾の守備力って素人にはわかりづらいですからね。
九里亜蓮のFA宣言について
九里亜蓮が海外FA権の行使を表明しました。ここまでは私の予想通り。
ただ予想と少し違ったのは、九里が国内の他球団への移籍も視野に入れていること。
「イヤ、入れてないよ。九里の移籍先はメジャーかカープのどちらかだよ」
私も昨日まではそう感じていました。
だがこちらの会見を見て少し考えが変わりました。
九里は3分40秒の会見の中で4回
「球団が背中を押すと言ってくれた」
と感謝の言葉を口にしました。
その中で3回目の「背中を押す」の時に、
「どんな決断をしても背中を押すと言ってくれた」と言ってます。
おいおいおい、ちょっと待て。
俺はメジャーに行く時には背中を押すけど、巨人に行くなら押さないぜ。止めるぞ。
上の動画の1:26で記者さんが
「宣言残留を認めるって話は球団からありましたか?」
と聞かれ、九里はこう答えます。
「うーん…まあ…そうですね、今言えることは、どんな決断をしても背中を押すと言ってくれました」
コレが私が非常に気になった3回目の「背中を押す」発言です。
記者さんの質問は全然難しくないのに、5秒も考えてYESでもNOでもない答えを捻り出した九里亜蓮。
カープは既に日本シリーズの前から九里に条件提示をしていると聞きます。ならばそれはつまり「宣言残留を認めている」ということ。当然。
なのに九里はYESと即答しませんでした。なんで?
まさか「移籍ありき」のFA宣言じゃなかろうな。
他に考えられるとすれば、もうメジャーと話がついてるとか。これなら宣言残留の話に触れない理由がわかる。カープファンをガッカリさせたくない。
しかしスーさんの談話(日刊スポーツ)を聞くと、メジャーと話がついてる様子でもない。九里が代理人を立てたという話も聞いたことがない。
九里はマジメにこれから一から移籍先を探す様子で、その移籍先には国内12球団も含まれる。
先発投手を欲しくない球団はありませんからね。九里の年俸は推定1.4憶円。Bランクですが安いことは安い。
これは九里は今年の冬は練習できないぞ。忙しくなりすぎて。