2024.9.13(金)
阪神 7-3 広島 甲子園
中村奨成が二軍落ちしたので、私はもうカープファンをやめます。
ただしカープファンをやめてもブログは平常通り更新します。毎年恒例。
今日は小園海斗に対して 激怒 します。
小園海斗の横着なプレー
4回裏1対3。2死13塁。投手大瀬良、打者森下。
大瀬良が苦しんでいる時、アホの森下がボッテボテの打球を三遊間に打ちました。
サード小園が全力でチャージをかけたが届かない。小園のグラブをかすめてショート内野安打。それは仕方がない。
私が怒り狂っている原因は「小園がその後のプレーをしていないこと」なんですよ。
チームは4連敗。こないだまで首位だったのにもうすぐ4位。
アホの森下、ボッテボテ。
小園は大瀬良を助けたいし、チームも助けたい。だがボッテボテの打球に届かない。セーフ。逆転。
「あ~あ」
誰もがそう思いました。
しかし小園まで思っちゃいけません。
野球選手は「あ~あ」とは思わないものです。
なぜなら「あ~あ」と思ってるヒマがないからです。
審判がタイムをかけるまで、野球選手に「あ~あ」と思ってるヒマはありません。
あの時、大瀬良はベースカバーに走っていました。
小園はボテボテの打球にチャージする。しかし届かず1塁セーフ。3塁ランナーホームイン。
全力で追いかけて届かないのは仕方ありません。問題は その後 です
いつぞやどこかに書きましたけど、エラーするのは仕方がないし、ミスをするのも仕方がない。人間だもの。
問題はその後なんですよ。
小園が「あ~あ」とか言ってるヒマがあったら、すぐに落としたボールを拾いなさいって話なんですよ。
野球には「バックアップ」とか「ベースカバー」とかいう言葉があって、チーム全員で1球1球サボることなく味方のミスをカバーするために走ります。投手が1球1球投げるたび、仲間8人全員が1球1球動くんですよ。
今回の小園は打球にチャージする役目だったので、バックアップやベースカバーの役割ではないのですが、とにかく小園はインプレーの状態でプレーを止めました。そのプレーがこちら。
どうですか?
仕方ないですか?
私には小園が「試合を諦めた」ように見えました。
去年、小園は前半戦試合に出られませんでした。上本崇司や田中広輔がよく頑張って小園の穴を埋めました。
一昨年は佐々岡と河田が小園は甘ったれてるとか厳しさが足りないとか言って、小園を干した時間がありました。
私は選手がエラーしたことには決して怒りませんが、こぼしたボールをすぐに拾わない選手には瞬間沸騰機でブチギレます。
上の動画では小園は1塁送球のマネまでやってます。インプレー中にすることではありません。まだまだ精神的に未熟ですね。
マラドーナもそうでしたが、小学生の頃からスーパースターなヤツっていつまでもアホなんでしょうかね。
「一球で十分」
ここからが本題。
最近はスラムダンクネタで攻めてましたが、今日は久しぶりに
あぶさん
のネタで攻めたいと思います。
まさかあぶさんを知らない令和キッズは一人もいませんよね。
南海ホークスの90番。大酒飲みの代打男。
楽天が近鉄で、オリックスが阪急だった40年前の話ですよ。
そんなあぶさんに 弟 がいたことをご存じでしょうか?
あぶさんの弟の名前は小林満。確か白山高校でセンターを守ってました。
小林は甲子園でもホームランを放ち大活躍。しかしチームは9回裏に無死満塁のピンチを招きます。
得点は7対7。白山高校の監督はここでセンターの小林をマウンドに呼びます。
投手経験ゼロの小林でしたが、ボテボテ内野ゴロでもサヨナラ負けのこの場面。小林の強肩にかけるという作戦は昭和ではよくあった作戦です。
そんな小林がマウンドで投球練習をします。当時は8球でした。
これが凄いタマを投げるんです。角度のいい150kmストレートがストライクゾーンにビシバシ来ます。
今で言えば山下舜平大みたいな感じですかね。
投球練習が終わり、プレーがかかります。
9回裏7対7。無死満塁。
小林の投じた1球目は大暴投。150kmストレートが高めに抜けて、バックネットに突き刺さるワイルドピッチ。
小林が「あ~あ」と言ったのはサヨナラ負けした後でした。
あぶさんと小林は異父兄弟なので年齢は10歳以上離れています。
18歳の小林に対して、プロ野球選手で30歳の景浦。景浦ってあぶさんのことね。
景浦は試合後の小林をよくやったと励ましました。
新潟県の無名の公立校でちょっぴり活躍した小林満18歳。
彼、
なんと、
その年のドラフトで、
日本ハムから4位指名を受けます。
当時はプロ志望届なんてありません。
あったら小林君は出さなかったんじゃないかなあ。
もう忘れたけど、小林君は二俣翔一のように「身体能力は高いが野球経験は少ない」みたいな、そんな設定だった気がします。だからプロ志望届なんて出せなかったと思います。
まあ水島新司大先生と言えば ドラフト会議 ですからね。
水島御大のドラフトネタは枚挙にいとまですが、水原勇気と小林満の指名にはマジで驚いたねえ…
突然のプロ野球の誘いに驚く小林青年。
しかも小林君は投手として指名されていたのです。
「第4回選択希望選手、日本ハム、小林満、18歳、投手、白山高校」
驚く小林君のもとに日本ハムのスカウトから電話が来ます。
「4位指名したからよろしくね」
「しかし僕はピッチャーの経験などありません」
「いや、甲子園で投げてたじゃんw」
「だけど1球だけです。しかも大暴投でサヨナラ負けだし…」
「ハッハッハ。1球で十分。んじゃ。ガチャ」
みたいな感じで小林君は1球だけでプロ入りしたのです。
実は日本ハムの大沢啓二監督が小林の暴投の前の投球練習8球をしっかり見ていて、それで指名に踏み切ったというオチがあるのですが、まあ漫画チックな話でした。
このように野球人には1球で惚れぬくこともあれば、1球でコイツはアホだなとなることもあるのです。
小園の昨日のワンプレーは、今シーズン積み上げてきた信頼を全部ひっくり返すくらい雑なプレーでガッカリしました。1球で十分わかります。コイツ優勝諦めかけとるなと。
昨日の試合はNHKで全国中継されていました。私も見たし、緒方孝市も見ました。
捕れないことは仕方がないし、エラーの記録も気の毒です。
だがその後すぐにプレーに戻らないことを私は許さない。
本日のゲームプラン
才木vs森。
奨成を落としたということは秋山野間末包の状態がいいということでしょう。
残り18試合、秋山野間末包がスタメンできるから出番のない奨成を抹消したという意味なのでしょう。それならわかるよ。
だけど昨日スタメンしたのは堂林。野間はベンチで末包は6番でした。
こんな状況で「打って勝て」は無理な話です。守って走って、落としたボールをすぐ拾え。
カープは9月の7連戦に4連敗。しかし残り3つ全部勝てれば当初の目標3勝4敗を維持できます。
森、常廣、森下で3連勝。
キャッチャー坂倉でファースト堂林、外野に秋山野間末包。全部そろえばワンチャンあります。3試合全部これで行け。