2024.8.1(木)
広島 2-1 DeNA マツダ
昨日のヒーローインタビューは勝利打点のキクと勝利投手の島内。
河内貴哉の人選は本当につまらん。
私なら殊勲の全力疾走野間峻祥とそろそろしゃべらせてあげたいNPB選手会長曾澤翼の2人ですね。
野間峻祥の走塁
昨日のヒーローは野間とアツ。
野間は3回裏2死満塁の先制機に 1塁走者 にいました。
昨日のヒーロー野間峻祥はバッターでもなければ盗塁できるランナーでもありません。満塁の1塁走者。
バッターは3番中村貴浩。
追い込まれて何とか当てた打球はショートへの緩いゴロ。
DeNAのショートは森敬斗。矢野雅哉に匹敵する身体能力を持つ22歳です。
貴浩の打球はボテボテに近い弱い打球。テレビには映りませんが、左打者の中村貴浩はおそらく必死の形相で1塁へ全力疾走していたでしょう。
俊足とは言えない貴浩ですが、左打者のボテボテ遊ゴロを1塁へ投げると間違いが起こりやすい。
そう考えた若き森敬斗には1塁走者が誰かが頭に入っていませんでした。
森は安全に捕球して確実にトスしました。
言い換えると緩く捕ってぬるくトスしました。
そこへ突撃してきた我らのタカヨシ。打ってよし走ってよしタカヨシ。
ぶっちぎりのセーフでした。1m差のセーフ。
2死満塁で1塁走者が全力疾走しますか、普通?
普段はあまりしませんが、実は…
する時はする んですよ。
昨日のプレーがまさにそれ。
若くて肩の強い森がぬるいトスをしてくれる可能性は高かった。30%くらいありました。
森は森で1塁へ投げてもいいんですが、天然芝のマツダスタジアムで待って捕球しました。だって怖いもんねえ。突っ込んで弾いたら1点取られちゃう。
野間が狙っていたのはまさにそこ。
今から1塁走者野間の考えていたことを発表します。
ショートゴロか。待って捕ってくれたら2塁を獲るぞ。
よしバウンドが変わった。今だ、加速だ。もらったぞ。
てな感じです。わずか2秒か3秒の出来事ですから言葉で考えているわけではありませんが、野間の脳みそはだいたいこういうことを考えていました。
「プロ野球選手はいつも全力疾走するのが当然だろ」
いいえ。全然違いますよ。そんなことやってたら体力持ちません。
ピッチャー正面のボテボテのゴロとか、高く打ち上げた内野フライで本気のダッシュをするバッターはいません。
上の野間のように「コレはいけるかも」と思った時だけ全力疾走するのが本音ですよ。
森君は中村貴浩の足の速さは知っていたでしょう。
だが1塁走者が野間峻祥だということは頭に入っていませんでした。ここらへんも経験。同じ過ちを2回しなけりゃいいんですよ。
野間はアツが1塁へ悪送球した時もよくベースカバーに走っていました。
当たり前のプレーですが、30代のベテラン選手が当たり前のプレーを黙々とこなす姿はグッとくるものがあります。
野間がファールフライを追いかける姿にも玄人をうならせるものがあります。
名指しで批判しますが巨人の坂本勇人や中日の中田翔はベースカバーやベースランニングをいつもテレテレやってます。非常にぬるいです。
二人ともグラブ捌きが上手なので守備の名手と言われてますが、玄人の私に言わせると坂本と中田は 横着 な選手です。こういう選手は打たないと試合に出られません。現に今、補欠だろ。
野間や秋山はベースカバーをサボりません。だから打てなくても毎日試合に出られるのです。
小園海斗の途中交代
決勝点を奪った8回の野間の走塁も褒めたいのですが、時間がないので省略します。
今日の本題は 小園 と 栗林 です。
二人ともかなり疲れてますね。
小園は1点リードの9回表に守備固めを送られ交代。ありえないです。延長戦もあるのに。
小園はこの試合でもエラーをしています。
「だから1点を守りきるために小園を代えたんだよ」
は素人考えです。サードなんか打球来ないって。1塁坂倉のほうがミスのリスク高いって。
小園に守備固めが出るのは今季3回目くらいですが、過去2回はだいたい5点リードしていたとかそんな展開でした。
1点リードの9回表で延長戦も頭にある中で4番小園を引っ込めることは考えられない。
昨日、新井が小園を引っ込めた理由。
それは小園が疲れているからでしょう。
小園海斗はよく頑張ってる。だがチームが小園に負わせている負担が大きすぎる。
慣れないサードと慣れない4番。チームは首位。
4番バッターは7番バッターの 20倍 くらい疲れます。
20倍は言い過ぎか。でも確実に10倍以上疲れます。
あんたらは4番を打ったことなんてないでしょう。
あたしもないですが、だいたいわかるんですよ。
ハッキリ言って7番や8番は気楽です。「打てたら嬉しい」のメンタル。
優勝争いしているチームの4番は「打たないとマズい」のメンタル。20倍くらい差がありそうでしょうが。
今日から小園の打順が変わるかもしれません。わかんないけどね。
相手にプレッシャーもかけないといけないので、4番小園を継続する可能性も高い。小園が下位に下がると相手が喜ぶんですよ。
新井の「自分の力で壁を乗り越えろ」という愛のムチもあるかもしれませんが、だったら昨日小園を引っ込めないと思うんですよね。
近いうちに小園をスタメンから外すとか、7番に下げるとかそういうことが起こるかもしれません。新井の采配が見ものです。
栗林良吏の不振
小園が引っ込んでサード二俣。ピッチャーは当然栗林。
この栗林が最近球が高いんです。
昨日も高かった。無死1塁。
それもそのはずで、栗林は昨日で44試合登板。同点の9回裏とか意味わからない登板も多数ありました。
カープってよそのチームより5試合くらい試合消化数が少ないのに、栗林の44試合登板はセリーグに2位の多さです。
ちなみに1位は阪神桐敷の45試合。ネットでは「使い過ぎじゃ、ボケ」と話題になっています。
新井はオールスター前、島内にリフレッシュ休暇を与えました。
オールスター明けに栗林を休ませることはあるのか?
私は 無い と思います。だって優勝争いはこれから始まるんだから、栗林に休まれては困ります。
昨日の栗林はフォークを投げずにカットとカーブを多投しました。
石原って栗林のカットが大好きなんですよ。
私は「シンプルにストレートで行け。今のDeNA打線なら今日の栗林でも大丈夫だ」と思って見ていました。
石原のサインに何度も首を振り、最後は2塁牽制球で試合を決めに行った栗林。
9回表2死12塁でのあの牽制球は確実にアウトでした。1m差でアウト。なのに判定はセーフ。
栗林ってリプレー検証のジャッジを見ていないみたいです。アウトだろうがセーフだろうがジャッジはジャッジ。変わらない。なら自分は自分のできることを確実に実行しよう。
9回表2対1。2死12塁。打者牧、投手栗林。
2塁走者の梶原はランナーのくせに汗を1リットルくらいかいていました。だって俺のミスで試合が終わるところだったんだもの。
だが栗林はクローザーで汗をほとんどかいてませんでした。
30球近く投げてバッター牧。自分は不調。あたしなら新井に「代えてくれ」と言って逃げ出します。
だが栗林は汗もかかずに逃げもしない。審判のジャッジも気にしない。
やはり栗林を休ませるわけにはまいりません。
不調でも走者を出しても、きっと何とかしてくれますよ。今年の胴上げ投手は栗林良吏です。
宮崎敏郎のデッドボール
6回表1対0。無死2塁。打者宮崎、投手大瀬良。
大瀬良の初球シュートが宮崎の肘当てを直撃。
大瀬良を睨みつける宮崎。アツよりも早く宮崎を制止した球審。
DeNAはベンチから出てくるのが速い。昭和スタイル。
カープはめちゃくちゃ遅かった。新井スタイル。平々凡々。普段ケンカなんかしてないんだろうね。
私は
「なんやコラ、やるんかタコ」
と長州力スタイルでしたが、その後カープの選手たちがのそのそとベンチから出てきて乱闘も終了。
最近、プロ野球の乱闘って珍しくなりました。
カープ最後の乱闘はいつだろう? 10年以上前じゃないかな? 今度調べてみます。
昨日のは全然乱闘と言えませんが、宮崎は怒りました。
解説のノムケンは
「実は1打席も2打席目もインコースを攻めていて、伏線はあったんですよね」
と語りましたが、アホかノムケン。タコか、コラ。
カープは今シーズン、開幕からずっと宮崎の内角をえぐりまくっております。
アドゥワも河野も宮崎にぶつたことがある。変態の私は覚えている。
宮崎はその時もイヤな顔をしましたが、若いアドゥワと玉村だから怒りませんでした。だから私がブログで宮崎に謝りました。※参考記事
昨日ぶつけてきたのは大瀬良とアツです。
これは怒っていいシチュエーションでした。
だから宮崎は怒ったのです。
カープは開幕2戦目で度会の顔付近にもデッドボールを投げています。
もちろんワザとじゃないんですが、宮崎がたまってる怒りをここまで溜めていたことをカープファンの私は知っている。
だが大瀬良に向かってきたら殺すぞ、コラ。
小園と坂倉はあの時どこにいたんだろ?
乱闘になったらお前ら二人がピッチャーを守るんだぞ。矢野も役に立ちそうだ。
本日のゲームプラン
野村祐輔vs小笠原慎之介
普通にやればノムスケが不利っぽいですがどうなりますかね。小笠原も最近ちょっと打たれています。
小園が4番を外れる確率は低いですが、ゼロではありません。
小園が疲れてきたら秋山や野間が4番を打つべきです。
ノムスケとコンビを組むのはアツでしょう。
昨日3安打して大ハッスル。大丈夫か、ケガすんなよ。
シャイナー抹消。林昇格。
正直林がそんなに絶好調という感じもしないんですよね。最近二軍を見ていませんが。
それよりもここでシャイナーを抹消したことに驚きです。ケガじゃないなら、今シーズンはもう二度と一軍に呼ばれないでしょう。だって勝負所なんだもん。