2024.3.6(水)
日本 5-0 欧州 大阪D
寸評と言えるほどしっかり見ていないのですが、気になったところだけ少し書きます。
真っ先に感じたことは欧州選抜が意外に強いってこと。いや、めちゃくちゃ強いです。
投げるのはそこそこやるだろうと思ってましたが、守備も打撃も素晴らしい。今日も楽しい試合になりそうです。
カープ勢
小園が2番セカンドでフル出場。
なんでセカンドやねんと思いましたが、まあ源田も出てたし我慢してやるか。
5回でお役御免かと思いきや6回にも出てきて
「おいおい、ケガしたらどうしてくれるんや」
と思って見てたらデッドボール。
大したことなかったから良かったですが、今日の試合にも小園はショートで出るでしょう。宗山君がケガをしてなきゃ休めたのにね。
坂倉。8番キャッチャーでスタメン。
「コラ井端、なんで坂倉が8番やねん」
これは許さない。今日はもう坂倉は試合に出ない。
森下。1回無失点。
最速153km。張り切りすぎじゃね? ケガすんなよ。
森下が先発じゃないことは許してやる。今季初登板だしね。
栗林。1回無失点。
すみません。見てません。
田村俊介。途中出場でレフトフライ。1打数0安打。
最近ストライクをよくミスショットします。
初球のツーシームは田村の大好物なので一発で仕留めてほしかったです。
なに?
初見の初球は難しい?
アホか。
大学生でも2打数2安打やぞ。プロの田村がそれぐらい打てないでどうする。
学生陣
宗山塁。試合前に骨折が判明。
宗山君のプレーを初めて見られると楽しみだったので残念。
軽症のようでひと安心ですが、宗山は今日の試合にも出られません。ドラフト会議には何の影響も無いでしょう。
西川史礁。2球で2安打。
常廣の後輩で青学。おもしろい子ですね。
1打席はチャンスで初球を打ってタイムリー二塁打。2打席もボールワンからファーストストライクをレフト前。
この子の顔には「初球を打つ」って書いてありました。センターの守備でもファインプレー。
ひょっとすると今日はスタメンかもしれません。カープの指名はあるかもしれないし、ないかもしれない。まだわかんない。
オリックス勢
宮城が2回パーフェクトピッチング。
紅林も4打数2安打1打点。サードでファインプレー。
「紅林、難しいファールフライをよく捕ったなあ」と感心したら、ここはコイツらの本拠地でした。さすがプロです。
山下舜平大も2回零封。最速159km。
立ち上がりはけっこうストレートを芯で捉えられていました。
舜平大もまだ調整段階。欧州選抜にセンターオーバーとか、ストレートを引っ張ってのライナーとかがあったので少し気になりました。
2イニング目は下位打線だったので圧倒しました。
欧州勢
欧州選抜は私の予想より遙かに強かったです。
私は10対0ぐらいの試合になると思ってたのに5対0でした。
まずピッチャーが良い。
150km出る投手はいませんが、全投手が良い変化球を持っていました。カット、カーブ、チェンジアップなど。
特にケガして降板した2番手の投手には日本チームの誰もタイミング合ってませんでした。チェンジアップがすごく遅かった。ブレーキが効いていたという意味です。
欧州打線も日本の豪華投手陣から6安打しました。長打まで打ってます。打たれたのは森下。
けっこうみんなが強く引っ張れるし、ボール球も見逃せます。
日本チームは年間143試合戦ってる人たちですが、欧州選抜の人たちはせいぜい年間30試合くらいじゃないの?
今回のチームもたぶん合宿なんぞしてません。各国からバラバラに飛行機乗って日本で集合して、ハヤテと練習試合を1回しただけの状態でしょう。
それでよく舜平大の剛球をセンターオーバーしたり、森下のカウント球をライトへ長打したものです。スゴい。
なんであんなに強くて上手いのか。
あとたぶんヨーロッパ全土に人工芝の野球場は1個もないと思うんですよね。
プロ野球のあるイタリアには何個かあるかもしれないな。
なんでそう思うかというと、欧州の外野手が守備の時、ワンバウンドのボールを何度も頭越されそうになってたからです。
人工芝は土のグラウンドよりバウンドが跳ねるんですよ。コイツら人工芝で野球やったことないんだろうなあと思いました。
日本代表は欧州選抜の投手のカーブとチェンジアップに苦しみました。
5回6回になってようやく捉え出しましたが、それまではけっこう苦しんだ。
セリーグ公式戦でも遅い球は有効かもしれない。私は昨日の日本代表の攻撃中、何度も何度も坂田怜の名前が頭をよぎりました。
坂田のナックル、意外と一軍の強打者相手に通用するかもしれません。小兵にはファールで粘られるかもしれませんが、村上や岡本には案外有効かもしれないぞ。
その他
最後にカープ情報。
益田が中継ぎスタートとなることが決まったようです。私もそれがいいと思います。
大瀬良とハッチの開幕ローテも確定。これで九里、床田、森下と合わせて5人。
6人目を黒原、アドゥワ、森、玉村で争います。大瀬良とハッチも未知数なので保険の意味もあります。
常廣は5月。遠藤は夏場の救世主か。
昨日の欧州代表戦でアナウンサーが
「新井監督が田村の打撃は頭一つ抜けていると言っていた」
と言いましたが、新井はそんなこと言いません。
こちらの記事がアナウンサーさんの情報ソースなのでしょうが、競争を謳う新井がこんな軽率な発言などしないと思います。
ケンティー、中村奨成、中村貴浩の打撃にも田村にはない良さがあります。久保の積極性も捨てたものではありません。
カープ外野陣の競争はまだまだ続きます。頭一つ抜けているというならそれは末包昇大の打撃ですね。秋山と野間を加えても末包の打撃は頭一つ抜けていると思います。