キクが登録抹消されてから羽月隆太郎のスタメン出場が増えましたね。
2番セカンド羽月、3番ショート小園。この二人で勝った試合もありました。
昨日キクのゴールデングラブ賞の話をしましたが、来年羽月のスタメンが増えるとキクのゴールデングラブ賞もいよいよストップするのかな。
野生児でエラーばかりしていたあのキクもプロ12年生。そろそろフル出場が厳しい年頃になってきました。
セカンド小園
新井監督はこれまでキクが休養する試合のスタメンを
セカンド小園、ショート矢野
で組むことが多かったです。
今日は9月20日ですが、このスタメンは9月だけで6試合もあります。
んでちょっと「おやっ?」と思ったのは、ショート田中広輔というオプションです。
試合終盤に代打や代走を使った後で、ショート田中、サード小園とかショート田中、セカンド小園という布陣を新井は何度か敷きました。
記憶に新しいところでは甲子園での阪神戦。ショート田中広輔が1イニングに2失策したことがありましたよね。
あの時、小園はセカンドに入っていました。セカンド小園、ショート田中というスタメンでした。
私は田中のショートは今でも上手いと思ってます。フルイニング出場でなければ田中はまだまだショートを守れると思っています。
ただしそれは小園海斗が出場していない場合に限ってほしいんですよね。
今年の小園はショート以外にもセカンドやサードで数多くスタメンしています。
私はこれを好意的に捉えています。
だって侍JAPANに呼ばれた時、あちこち守れた方が便利ですからね。
新井もちらっとは小園の代表入りのことを考えていると思います。
小園のサードとセカンドは普通に上手い。名手とは言いませんが、普通に守れています。
セカンド矢野
羽月と小園の二遊間を脅かす存在は矢野雅哉。
守備に定評がありましたが、今年は打撃も頑張っています。
打率は低いですがファールで粘って四球を稼ぐスタイルがよい。打率.186、出塁率.273
新井はショート矢野、サード小園というスタメンもよく組みました。
小園のショートも相当上手いですが、矢野のショートは異次元の守備範囲を誇ります。
小園の守備もクラシカルで玄人好みですが、矢野の守備はダイナミックでお客さんを呼べる守備です。
この矢野をショートで使いたい。
って気持ちはよくわかる。見ていて気持ちいいんだもの。
だけど新井は9月16日の阪神戦から「ショート矢野」をやめました。
9月16日からショート小園、セカンド矢野という布陣を突如始めたのです。
9月15日まではショート小園、サードデビッドソンで先発し、デビに代走矢野を送った後、矢野がショートで小園がサードに回るというのがお決まりのパターンでした。
9月14日のヤクルト戦では9回に矢野が出てくると、ショート小園がセカンドに回りました。
ところが9月16日から突如、新井はこのパターンをやめたのです。理由はいくら妄想してもわかりません。
今シーズンの矢野は2塁と3塁をほとんど守っていません。
一年間ほぼずっと一軍帯同で、守備位置は小園を押しのけてショート一本でやってきました。
その矢野がCS直前のこのタイミングでセカンドを守り始めました。
キクが故障中だからということも理由なのかもしれませんが、私は新井がセカンド矢野を始めた理由は小園にあるような気がします。
ショート小園
9月8日の阪神戦でセカンド小園が難しい打球をヒットにしちゃったことがあったんですよ。
それがコレ。
小園がゴロのバウンドを合わせ損ない、自分の脇の下を抜けてタイムリーヒットとなりました。
このような「手を伸ばしたら届かない」「でも飛び込んだら行き過ぎる」打球というのは見てるより難しいのです。
床田にも小園にも同情します。今年の阪神はこういう打球が抜けて、今年のカープはああいう打球を捕れませんでした。
球際に強い弱いってこともありますが、9割方は運ですよ。
とにかく私はセカンド小園をキライではありませんでした。
ショート矢野が魅力的なので、セカンド小園にも納得はしておりました。
だが新井はやめました。理由は不明。
今日の相手は左腕の東。
チェンジアップ投手だから左の矢野をスタメンさせても面白いが、まあ今日は普通にマクデビがスタメンでしょう。セカンドは羽月。
マックやデビに代走矢野を送った後、これまでならサード小園でショート矢野でした。
今日はどうなるかなあ。
みんなはそんなところにあんまり興味ないだろうなあ。笑