2023.7.9(日)
中日 2-3 広島 ナゴド
今週はホームで2勝1敗、敵地で1勝2敗でした。3勝3敗。
6連勝したときは貯金7まで行ったんですが、現在は貯金5。
阪神が落ちてきたので、ナイター開始前の時点で首位とのゲーム差は2.5となりました。
中日3連戦
中日3連戦はあまりじっくり試合を見られなかったのですが、坂倉が3試合スタメンマスクで1勝2敗でした。
九里も大瀬良も内容は良かったと思います。相手の打球はたまたま誰もいないところに飛び、カープの打球は相手の正面に飛んだだけだと思います。
ゲッツーが多かったのも良い当たりが多かったからです。悲観する内容ではないと思います。
ただやっぱり好投手と対戦すると、今のカープ打線ではなかなか得点できないです。
小笠原、メヒア、涌井を相手に1点、0点、3点です。涌井の3点も完全に偶然のスリーラン1本だけ。宇佐見捕手が調子に乗りすぎた配球ミス。
走者を出しても、中日投手陣はなかなか「あと一本」を打たせてくれませんでした。
私がいつも言うように、今のカープは「あと一本」に期待してはいけないと思います。「相手投手と真っ向勝負」ではなかなか打てないからです。
まずはしっかり守って先制点を与えず、0対0の試合展開で後半まで粘る。
そして相手の四球やエラーを待つ。走者が圧力をかけて、前進守備の間を抜く。キレイなタイムリーやホームランが出れば、それはラッキー。
中日3連戦でカープの攻撃は「打者と投手の1対1」になる場面が多かったように思います。
野間が1回表無死2塁で送りバント失敗した試合もありましたね。
左の小笠原投手だから野間にバントさせたのかもしれませんが、もしバントが成功して1死3塁を作っても、1点しか入らない気がするんですよ。
今日の試合では9回裏に中日が無死2塁で送りバントしてくれました。
左の宇佐見にバントさせて1死3塁。続く右打者がポップフライ。
2死となり打席には8番の土田。土田に代打大島を出してもカープは敬遠できなかったと思います。サヨナラのランナーなので。
なのに立浪は土田をそのまま打たせてゲームセット。
ハッキリ言って3タテ食らってた可能性もありました。カープはラッキーでした。
阪神勢のオールスター
続いて首位阪神の気になることを書きます。
阪神が5月に月間19勝をマークして、一時は貯金20に迫る勢いでした。
だが6月に入り失速。投手は相変わらず好調ですが、ノイジーと佐藤のメッキがはげてきた。
おまけに近本が死球で骨折。これは痛い。
大山も打点のペースが落ちてきました。ノイジーと佐藤が打てないので、相手は大山にストライクを投げなくなりました。
阪神はもう一つの得点パターンだった「8番木浪→1番近本」も失いました。
さらに阪神の選手はほぼ全員がオールスターに出場します。つまり主力選手全員にオールスター休みが与えられません。
さらにファン投票で選出された近本がオールスターを辞退するとなれば、近本はペナルティとしてオールスター後の10試合に出場することができません。
これを通称福留ルールと呼びます。
間違ってたらごめんなさいね。中日時代の福留孝介がオールスターをズル休みしたので、確か今はファン投票で選出されてオールスターを辞退した選手は問答無用で10試合出場停止だと私は理解しています。
とにかく近本が1ヶ月いないことは確実な情勢。
残る野手7人もファン投票選出のため、ナゴヤと広島の両方の試合に出場しなくてはなりません。
オールスターは夜7時プレーボール。すんなり終わっても夜11時です。疲れると思います。
プラスワン投票
阪神ファンが自分で自分の首を絞めたとは言ってませんよ。
実際5月の阪神は強かったし大フィーバーしてました。阪神ファンの気持ちはよくわかります。
だけど「3番ノイジーと5番佐藤は無茶だ」と私は開幕から言い続けてきました。※参考記事
森下翔太もパワーがあってしなやかなスイングですが、彼はストライクとボールの見極めが早すぎます。打者の手元で曲がる一軍レベルの変化球を投げられると打てないと思います。※参考記事
だからこの先、阪神は打てなくて苦しむと思います。ケガ人が出てくるのもこれからの季節です。
阪神はカープと似たようなチーム構成です。パワーは無いが足のある選手が多い。
だから新井はヒットやホームランが出なくても辛抱している。打てない日も文句を言わない。だって最初から打てないんだもん。
ところが岡田はけっこうブチ切れている。ノイジーの打撃をボロクソ言ったり、大山の走塁にボロカス言ったり。※デイリー
この「わずかの差」がカープが阪神をジワジワ追い上げる余力になるんじゃないかと思います。競馬で言う差し脚。相撲で言う二枚腰。
DeNAのバウアーはオールスターに出たがってるらしい。
中4日で完封したり、ホントに元気なおじさんです。笑