2023.3.24(金)
ソフトバンク 6-1 広島 福岡D
昨日のオープン戦はナイターでした。もうそういう季節か。
桜や菜の花にも感じるものがあるけど、人工芝のドーム球場でも季節を感じるのが私です。
そんな中、6回裏に栗林良吏がOP戦初登板。かなり注目して全球を見ました。今から栗林の仕上がり度を解説します。
栗林の仕上がり度
結論から言いますと、栗林の仕上がり度は70%。
さらに言いますと、開幕クローザーはちょっぴり心配ってとこですね。開幕一軍はいいだろう。
なんだか立ち上がりから「もっさり」してたんですよ。球威も制球もよくない。
先頭打者にヒット打たれて、投手の本能に火が付いたのか後続を三者凡退。
私が一番気になったのは決め球のフォークです。落ちるのがいつもより1mくらい早かったです。
まああと1週間あるので、元に戻る可能性もあるし、フォークが今のままでも坂倉と栗林ならごまかして抑えることもできるでしょう。
だが栗林の仕上がり度は70%です。
私の評価は「開幕一軍は別にやってもやらなくてもどちらでもいいよ。ただし開幕戦でいきなり1点差の9回には出しにくいよ」です。
防御率的に言えば栗林への信頼度は防御率3.10くらいですかね。3回に1回は失点するイメージ。打順によっては逆転されるリスクもある。
開幕二軍で大事を取るってのが新井の好きそうなプランですけど、7割の栗林でも信頼度はターリーより上なので、まずは7回あたりのセットアッパーから入ってもいいかもしれませんね。
私が監督なら栗林は開幕一軍。んでアドゥワと同列で7回のセットアッパーくらいからスタートさせますかね。100%に戻ればもちろん9回のクローザーです。
森下の仕上がり度
んでデーゲームのウエスタンリーグで森下暢仁が登板しました。
こちらもスカパーで全球チェックしました。私クラスの変態になりますとですね、もう
8球の投球練習もじっくり見るのですよ。←今は5球です
ブルペンから出てくるところもじっくり見ます。磯村とよくしゃべってました。調整登板なのに。
栗林のようにスパイクで歩幅を計測し、ノーワインドアップでストレートを2球投げ、セットポジションで変化球を3球投げました。
試合が始まるとオリックスの左打者にいきなり初球をセンター前ヒットされます。
私の見た感じでは138kmのストレート。森下の足下に叩きつけるような強いゴロのヒットでした。
次打者は東北福祉大学から入ったルーキー。こちらも左打者で見るからに右投げ左打ちな構え。
森下の初球はカーブ。ベース手前でワンバウンドするようなクソボールでした。
するとオリックスのルーキー、打席を外してグリップにスプレーをかけます。
えっと・・・
森下のことを、
この子は
ナメてんのかな?怒
森下はいいヤツだから気にしないかもしれないけど、磯村や私のようなベテランはルーキーのクソガキにこういうことをやられるとイラッと来ます。顔には出さないけどね。
落合博満が森下暢仁に対して同じことをやっても「早くしろよ」と私は思います。なのにルーキー。論外です。アメリカならデッドボールです。森下は絶対やらないけどさ。
森下3球目。136kmの真ん中低めストレート。
右投げ左打ちの頭の悪そうなルーキーにしっかり捉えらました。
痛烈なゴロが二遊間に飛ぶ。
この日はセカンドにいた前川誠太が難しいハーフバウンドをシングルハンドキャッチ。んでダイレクトにショートへ派手なグラブトス。
ショートの矢野が1塁へ転送して足の速そうなクソガキをゲッツーに取る。アナウンサーは「スーパープレー!」と絶叫。前川も超ドヤ顔。
だが私はこういうトリッキーなプレーへの評価は低いです。というかマイナス評価でさえあります。
菊池涼介が同じことをやったとしても「次はやめときなよ」と私は思います。
前川のグラブトスは完全にギャンブルプレー。2塁へ悪送球するリスクは70%くらいある。完全に一か八かのギャンブルプレー。腕を振りすぎなんですよ。
私の考えは欲張らず確実にアウトを1個取るべき。前川誠太は本来ショートの選手。試合後に敦賀気比の東出と前川がどういう話をしたのかが気になります。まあ大体わかるけどさ。
おっと森下。ここまで3球。
3番太田への初球は真ん中低めへのカットボール。132km、全然曲がってない。ストライク。
続いて外角へのチェンジアップ。外角真ん中のボールゾーンからボールゾーンのチェンジアップ。テンキーに例えると4の左へのクソボール。だが小園の同級生太田君は空振ってツーストライク。二軍だなあ。太田君は右打者です。
続く太田への3球目はアウトローいっぱいのストレート。148km。ボール判定でしたがテンキー1番をかすめるナイスボール。太田君は全くタイミングが合わず、手も足も出ない見逃し。とても森下らしいボールでした。
カウント1-2。最後に投げたボールはまたカーブ。
カーブはまだ全然しょぼいですね。コースはテンキーの5番。腕の振りも弱いです。
太田君は引っかけてサードゴロ。内田湘大の捌き方もまだまだ素人。危なっかしいランニングスローで1塁へハーフバウンド送球。木下元秀がうまく捕ってくれたけど内田の守備は事故の起きる守備でした。慌てなくてもいいんだよ、右バッターだしツーアウトだし。
結局森下が投げたのは7球のみ。
デイリースポーツによれば最速148kmらしいが、それはさっきのテンキー1番をかすめたあの1球だけの話です。指にかかっているボールは1球だけでした。
残りの6球は全部抜け球でした。
森下本人も言ってますがまだまだですね。4月中には大丈夫だと思いますが、開幕2週目は完全に無理です。
ただ昨日の良かったところは森下の下半身ですね。
エロい意味ではなくてしっかりとバランスが取れていたような感じがしました。
走者なしの時、森下が左足を斜めに止めて、そこからゆったりとオーバーハンドで腕を振る。キャッチャーミットにボールが収った時、右足はまだ浮いていて左足一本で立ってる。フォロースルーが「Tの字」というかカタカナの「トの字」というか。そういう形で待ってる。
守備をするために投球が終わったらすぐに「人の字」になるのが理想なんですが、森下が打者を上から見下ろすように「Tの字」で待ってるのも私は好きなんですよ。好みの問題ですが。※参考記事
中村貴浩と野間峻祥
ウエスタンリーグの話をしたついでに中村貴浩の話をします。
昨日も5打数5安打したらしいです。
第一報を聞いた時は
「どうせ篠塚みたいな当て逃げなんだろ」
と思って上の動画を見たところ、結構腰の入った強いスイングで内容のある打撃ができていました。
彼のスイングは美しいインサイドアウトで出てくるので、ヒットになったり空振りが少ないことには根拠があります。
支配下登録にも賛成ですが、「どこで使うんだよ」問題はつきまといます。
田村俊介にも「どこで使うんだよ」問題がありまして、秋山翔吾をスタメンから外す覚悟をお持ちの方は中村貴浩を支配下に上げたらいいんじゃないですかね。
こういうことを言うと、すぐに私の野間峻祥がターゲットになりがちなんですが、野間は走攻守の全てにおいて私のチーム構想の中心にいます。カープの中心は野間峻祥。
マジで言ってます。みんな気付いてないだろうけど、たぶん新井貴浩も野間に対して私と同じ評価をしていると思います。
え?
タカヨシを中心に攻める?
そう。
カープの2番は野間峻祥であるべきです。
秋山・西川・坂倉・小園・野間の5人を同時にスタメンで起用するなら、2番バッターは・・・
桜木じゃなくて野間ね。
2番野間が最も打線が繋がると思います。
もし中村貴浩を支配下に上げるなら秋山の代わりに1番か3番です。その覚悟と勇気をお持ちの方は中村を支配下にどうぞ。私はまだちょっと怖いです。秋山のほうが安心します。