カープ守備固めの序列

2022.6.7(火)

楽天 1-3 広島 仙台

床田が7回1失点で6勝目。ハーラートップ。

會澤翼が好守で活躍。ですが昨日の床田ならノーヒットノーランとは言わないがマダックス(100球未満での完封勝利)はやれたと思います。

床田の7割はツーシーム。森浦の5割はチェンジアップ。いまいち明日に繋がらないピッチングだったと思います。


 

田中将大vs會澤翼

アツに厳しい?

そりゃそうでしょう。坂倉将吾を追いやってスタメンで出てる以上、求める物は高いです。

床田は7回1失点ですが、6回終了時点で球数は100を超えました。7回裏が下位打線だったことと、8回表に相手エラーで3点目が入ったことで床田とアツはラクになりました。

8回裏、投手森浦。打順は9番から。3番島内、4番浅村まで回したくないない中で9番の田中和基にこの日2個目のフォアボール。

理解できないんですよ。主砲の前の小兵にムダな四球を出す意味が。アツはストレートで1ストライク取った後、5球連続チェンジアップ。頭おかしいです。臆病すぎる。チェンジアップは島内と浅村に取っとかないといけない。ウラのウラなのかもしれませんが、私にはサッパリ理解できない配球です。無死1塁。

小深田と西川遥輝にもスローカーブとチェンジアップを駆使して1死13塁となります。

ここで3番島内。宇宙人キャラの天才バッター。私は楽天で一番イヤなのが島内です。

アツはストレートで押しまくりセカンドフライ。

4番浅村。前の試合で逆転ホームラン打って絶好調。ここも外外でカウント2-0。投げる球が無い。敬遠するか?

ここでアツは開き直ってストレート勝負。小兵にチェンジアップ、主砲にストレート勝負は正気と思えないリードでした。結果はライトフライでスリーアウトチェンジ。

 

田中将大は対照的に省エネ投法でした。8回を投げて3失点(自責2)。球数91球。

2ストライクまでは真ん中近辺。2ストライク後は外角のコントロールを間違えませんでした。

5回表も痛打されたわけではないのですが、セカンド浅村の横をゴロが2つ抜けました。菊池なら回り込んで正面で捕れてるようなゴロでした。カープ2点先制。2対0。

だが私は炭谷と田中将大のピッチングに軍配を上げたい。炭谷銀仁朗は坂倉将吾の師匠なんですよね。なんか配球が似てるなーとか思いながらみてました。

 

守備固めの序列

8回表にカープは相手のエラーで貴重な追加点。イースタンリーグの楽天は宇草の俊足を知りませんでした。投げちゃダメだろ、完全にセーフのタイミングでした。

4番マクブルームは三振。スリーアウト。

床田の球数は116球。佐々岡が出てきてピッチャー交代を告げますが、ここで他のことも審判に伝えています。私はこの時、

「待て佐々岡。守備固めは要らない。レフト宇草→上本も同レベル。1塁マクブルーム→坂倉も同レベル。3塁坂倉→田中も同レベルだ」と騒いでいました。

 

結論から言いますと、佐々岡はピッチャー森浦、レフト宇草→上本だけを告げていました。

レフト宇草vsレフト上本。私は大差ない気がします。宇草も守備は悪くないんですよ。レフト宇草が上手いとは言いませんけど、上本にしたって特別上手いわけではありません。まあチョンボが少ないのは上本の方かもしれないし、打力的にもどっこいどっこいだから代えてもいいかというのが私の評価です。

 

9回表が終了。打順が回って5番坂倉と7番中村奨成に打席が回りスリーアウトチェンジ。

ここでも私は「3塁田中は要らない。マクブルームを残せ。ライトケンティーも要らない。奨成を残せ」と思ってました。

佐々岡が告げたのは

「ピッチャー森浦→栗林。3塁坂倉→田中、1塁マク→坂倉、ライト奨成→ケンティー」でした。

 

開幕直後ならこれでよかったと思います。

だがシーズン60試合を消化して、宇草と奨成の外野守備は飛躍的に成長しています。

坂倉のサードもどんどん上手くなってます。途中出場の田中広輔とはほとんど同レベルだと思います。田中がスタメンだったら田中が上ですけど、9回から出てきた田中と8回まで守ってた坂倉なら同レベルだと思います。

宇草はチョンボがあるので終盤に守備固めを出されるのは仕方ありません。ただその選手が曽根や大盛なら納得できるが、上本なら同レベルだと思います。

中村奨成の外野守備は上本より少し上じゃないか。

1週間前に上本が奨成の守備を褒めてましたが、外野守備力は既に奨成>上本となっているような気がします。

だからケンティーは要らないと思ったんですが、佐々岡は奨成→ケンティーを選択。

 

ケンティーの外野守備はひょっとするとカープナンバーワンかもしれないです。

ライト守備に限ればハッキリ言ってチームナンバーワンです。肩も誠也級。

ケンティーの良さは打球を見ずに落下点に走れるところ。野間や大盛は身体能力で捕球するタイプで、ケンティーは落下地点を予測して走るタイプです。

 

身体能力で捕球するタイプは捕球の時に体が動いています。捕った後よろよろっとよろめくのがそういうタイプ。野間の捕球は100%よろめきます。止まって捕る時もありますが、野間の捕球姿勢は後ろ体重でよろしくないです。

ケンティーの捕球姿勢は理想的です。左足を前、右足を後ろの前傾姿勢で、打球を顔の前で捕ります。マツダスタジアムではこの捕球姿勢がビクともしなくなりました。ケンティーも60試合を消化してマツダスタジアムのライト守備をマスターしました。たぶんクッションボールの処理なんかも成長してると思います。

だからケンティーのライト守備は一流。

ま、それでも私はライト中村奨成を下げたくないですね。理由は延長戦に入ることがあるから。あとは緊急捕手を残しておきたいからです。奨成の守りも成長しています。3年前、ルーキーの小園に田中を守備固めで出してる時期もありましたが、あんなの要らないんですよ。日本シリーズでも要らないです。成長が遅くなります。

 

本日のゲームプラン

今日は辛島vs遠藤淳志。

スタメン捕手は坂倉将吾でしょう。昨日のアツの変化球攻めの残像を活かしてストレート勝負をすると思います。

遠藤は前回石原と組んで5回3失点。私は石原のリードも成長していると思いましたが、佐々岡監督は反撃に出るため、6回からは1年ぶりのキャッチャー中村奨成で戦いました。清宮に盗塁されたあの試合です。

今日は最初から坂倉将吾で戦うべきです。サードは上本。左投手ですから。

 

ルーキーの森翔平。

先発が空いてないため中継ぎで一軍初昇格。非常にいい采配だと思います。

森君はウエスタンで9試合に先発して55回1/3を投げています。これはリーグトップの投球回数です。防御率3.25。

完全に先発タイプの森君なので、1点リードの8回とかに出てくることはありません。先発が崩れた時と延長戦でのロングリリーフ要員と思われます。

とくに6/10(金)の野村祐輔の試合で第2先発として登板することが予想されます。だから今日明日は延長戦になるか、遠藤と九里が3回でノックアウトされない限り出番はないでしょう。

逆に言えば仙台で遠藤と九里がしっかり試合を作れれば、森翔平のプロデビューは6/10(金)のベルーナドームで間違いないということです。まあノムスケが西武を7回無失点で抑えたりするとなくなりますけど。笑

 

まずは仙台の楽天戦に勝ち越しましょう。

打順はあまりいじりませんでしたね。野間が2安打しましたがあまり良い打ち方ではありません。奨成は今日3番に戻るでしょうね。DH松山をDH長野に代えても打てませんよ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感