2021.7.6(火)
広島 2-4 DeNA マツダ
いろんな事があった日でした。
まず松坂大輔が引退発表。そして栗林良吏が監督推薦でオールスター出場決定。
栗林は「森下もボクも侍とオールスターは初めて」みたいなことを言いましたが、森下は全日本もオールスターも常連です。今から説明します。
森下は5年連続全日本
ご承知の通り、森下は高橋樹也や宇草孔基と共に高校全日本に選ばれています。
2015年に日本で開催されたU-18ワールドカップ。この時のエース格は佐藤世那と上野翔太郎でしたが、森下もチェコ戦で完封勝利を飾るなど、甲子園組に負けない実力を見せました。
大学2年生からは3年連続大学全日本に選出。
プロ1年目も東京五輪の日本代表。1年延期でまた代表。
このように森下の侍JAPAN入りは5年連続6回目なのです。森下の人生のほとんどが日本代表。いつも代表、毎日全日本。
そして大学2年時からは実質日本のエースとして3年連続で決勝戦に先発したのが森下です。4年時には当然MVPを獲得しました。よくドラフトで単独指名できたもんです。佐々岡の運はここで全部消費されたのです。笑
カープのエース
そんな中でもカープのエースは大瀬良大地です。年功序列?年齢差も無視はできないけど年齢順だけの話じゃありません。
まず大瀬良ってドラフトの時に一悶着ありました。
地元のソフトバンクが狙ってるとか、トラの恋人とか。一番人気は松井裕樹で2番人気が大瀬良。私の恋人は大阪桐蔭・森友哉でした。
そして予想通り大瀬良には3球団が競合。くじ引きに挑んだのは担当スカウトの田村恵でした。
田村恵も大好きな選手でねえ。まさかカープに入団するとは思いませんでしたよ。あのチビでハゲの田村恵が元甲子園のアイドルだってこと、ご存じですか?ホントですよ。松坂フィーバーの4年前。荒木大輔みたいだったんですよ。参考記事はこちらです。ご存じない方は必見です。
本題は大瀬良。
田村恵スカウトが引き当てた時のあの笑顔。忘れられませんねえ。野村謙二郎監督のスケベ顔も忘れられません。
人気球団の阪神、在京セリーグのヤクルトに行けるチャンスがあったのに、大瀬良は「一番熱心に見て下さったのが田村さん。高校の時から田村さん」
もうこの時点でカープのエースダービーを1馬身くらいリードしました。笑
その後は新人王とリリーフ転向、ケガと最多勝。
波瀾万丈の野球人生を送り、親友でライバルの今村猛や九里亜蓮をリードし続け今日に至ります。
クリス=ジョンソンを実力で上回り、カープ3連覇にもかなり貢献しました。
カープのエースは大瀬良大地です。
過去の貢献度も高いですが、今現在チームで最もコントロールが良い投手だからです。コロナの後は暴れてますけどね。
坂倉が一塁から捕手へ
その大瀬良が7回2失点。逆球が多かったですがそれを計算に入れた坂倉のリードはやっぱり頼もしい。
1回表の先頭桑原。
ストレート3球で1-2と追い込みます。
「インハイまっすぐ、行くんやろなあ。ほら寄ったw」
桑原、インハイストレートに差し込まれて空振り三振。
この一球は後々までDeNA打線に影響を残したと思います。逆球多数の大瀬良が7回100球投げ切れたのは序盤の内角攻めが効いたと思います。
オースティンのツーランは失投。
大瀬良は高めの釣り球がいつもストライクゾーンに入ります。もうやめときなさい。今シーズンだけでも2回目です。しっかり2敗しています。
その前の佐野のヒットを野間が捕ってれば3アウトチェンジでした。落とした時にイヤな予感がしたんですよねえ。
ところでこの試合プレーボールがかかって大瀬良が1球目を投げる前に、場内アナウンスが流れました。
ファーストの坂倉がキャッチャーに入り、キャッチャーの磯村がファーストに回ります。5番キャッチャー坂倉、8番ファースト磯村。以上に変わります。
解説の山内は「メンバー表を書き間違えたんでしょうw」と言いました。私は40年プロ野球を見ていますが、そんなことは一度もありませんでした。
やはり坂倉は下半身のコンディションに何か問題がありますね。
この日はファースト坂倉、キャッチャー磯村の予定だったはず。しかし試合前練習後に坂倉は直訴しました。
「カントク!今日オレ、捕手行けます!」
とかなんとか。
8番ファースト磯村が既定路線のはずありません。
あるかなあ・・・相手投手は左だったしなあ。笑