2021.4.6(火)
阪神 6-2 巨人 甲子園
すごいぞ巨人。ちゃんとマスクを付けられるじゃないか。見直したぜ。やればできるは魔法の合い言葉。
先発サンチェスも好投。強力阪神打線を6安打6失点に抑える。スバラシイ。屋外なのによく頑張りました。
試合は降雨コールドで7回で終了。
試合後に原監督はこう言いました。
「もう少しイニングをやっていれば、もう3点は取れたかもしれない」
カッコいい指揮官ですね。若き巨人ファンたちよ、見習うがいい。
森下は60点
2021.4.6(火)
ヤクルト 0-2 広島 神宮
私の好きなスコアです。森下は本調子ではありませんでしたが、1点先制した時点で
「もらったぜ。もう大丈夫」
と思える程度ではありました。60点。
ただ山本由伸には及ばない。
先週も逆球多数で昨日も逆球多数。
村上を空振り三振でガッツポーズ。坂倉まで喜んでたけど、あんなので喜んだら村上を喜ばせるだけ。
9回1死2塁からの塩見見逃し三振が昨日のベストボール。152km。確かにコレはいい球でした。ザッツ森下ボール。
しかし試合終了後、塩見君は長い時間ベンチでうなだれていました。
私はこれが気に入らない。
塩見君に「打てる、打ちたい!」と思われているようでは森下はダメ。圧倒できていないからです。
6回の山田のツーベースで3塁コーチャーの福地は1塁走者を止めましたし、次打者の村上にも三振後に首をひねられました。コイツらも「森下を打てる」と思ってました。
ハッキリ言って私は惨敗した気分です。ヤクルトに「打てる」と思われてるのが悔しいです。
昨日の森下は9回6安打0失点。2四球5三振。119球。
今シーズン完封第1号だそうです。ふーん。別に。
ヒーローインタビューも全っ然やる気ナシでした。そりゃそうだよね。インタビューの合間に明治大学の彼女に手を振ってました。
まあ森下のいいいとこも書いとこう。
昨日は0点じゃありません。60点。いいとこもある。
まず尻上がりに調子を上げたこと。5回から6回にかけての森下は本来の森下でした。ポンポンとカウントを取ってポンポンとアウトも取った。
山田哲人が森下のカーブを2打席連続でツーベースを放ちましたが、コレは森下は悪くありません。山田が凄い。
6回裏の山田は初球のカーブをフルスイング。狙ってました。この試合で森下のカーブを狙っていたのは山田のみ。
9回裏はウラを突いて山田に真っ直ぐ真っ直ぐで追い込んだ坂倉。4球目に投げたカーブをまた引っ張って3塁線ツーベース。凄いぜ山田。ケガなんかしてないじゃん。
オープン戦でやる気なさそうな山田を見て、私は不良債権化すると言いましたが訂正します。山田は現時点でセリーグナンバーワンの右打者です。さすがです。あれでケガしてんのか、ウソだろ。
床田と祐太で抑えられるかどうかわかりません。
山田を歩かせて村上と勝負することも考えておけ。
7回8回の森下はまた「しっちゃかめっちゃか」でした。球数は関係ないと思うんですが、再びコントロールが荒れました。
交代かと思いましたが9回表の打席に出てきてカープファンは喝采。四球で出塁。
解説の里崎は「投手の打席はおもしろい」と言い、「こんなので疲れるヤツはピッチャーじゃありませんよ」とも言いました。完全同意です。
9回裏は山田のツーベースなどでピンチを作りました。山田のカーブ打ちを見ていた村上ですが、カーブを打ち損じて二ゴロ。こういうところが私に失笑されてるところ。村上君は守備も頑張ってたし、格下投手の甘い球を仕留める確率も上がってきている。今年も個人タイトルを獲れるかもしれませんね。巨人の岡本と同レベルにはなりましたかね。
森下は悪いなりに試合を作ったというところか。
オリックスの山本由伸は1人でソフトバンクを5連敗させました。コレが私の言う圧倒です。
森下は開幕2試合でまだそれができてない。自分の1勝だけしか稼げてない。
しかし1勝を稼ぐこともエースの仕事だし、先週の西と今週のスアレス。相手エースに黒星付けて阪神とヤクルトの貯金を減らすこともエースの仕事。
だから森下は60点。優良可の「可」ですね。
攻撃のヒーローも森下
昨日の攻撃のヒーローは誰でしょうか?
それも私は森下暢仁です。
6回表。西川龍馬の変態ホームラン。ワンバンしそうなボール球をライトに。
昨年から龍馬はボール球を振らなくなり、私は「よしよし」と思っていました。今年もここまでほとんどボール球を振りませんでした。しかし昨日は久々に炸裂。狙ったのか偶然か?誰かに聞いてもらいたい。んで普通の打者はここから調子を落とすんですが、龍馬の場合は上げてくる可能性もある。笑 要チェックですね。
代走曽根。
今季のチーム初盗塁。堂林のセンター前でホームイン。いい攻撃でした。
故障のクロンに代わって一軍昇格したのが三好匠。相変わらずニコニコしてるなあ。安部と好対照。
ベンチに三好がいると、競った場面で代走曽根、代走矢野を使いやすくなります。昨日はさっそくその効果が出ました。
1対0で1点リードの7回表。1死から安部が四球。
んで河田采配は安部に代走曽根です。私は驚いた。安部に代走曽根。必要ないじゃん。
解説の里崎もビックリ。「これは完全に盗塁ですね」
ヤクルト大下、中村のバッテリーは様子見で初球外の真っ直ぐ。
曽根はやっぱり初球からスタート。スタートはあまり良くなかったが中間走が速い。中村の送球はワンバウンドして楽勝セーフ。いい球でもセーフかもしれませんでした。
その後堂林がタイムリー。今日2本目のヒット。貴重な追加点をゲット。カープ2対0。
この攻撃でヒーローは誰か?
私は森下なんですよ。
堂林の後に送りバントを決めたからじゃありません。
ヤクルトのセンターを超絶前進守備させたからです。
1対0の7回表。1死2塁で走者曽根。
ヤクルトは1点もやりたくない守備を敷きました。もし堂林が外野の間を抜けばビッグイニングの鐘が鳴るところでした。広島伝説ですよ。
結果はセンター前の1点だけでしたが、筋の通ったいい攻撃でした。
森下が投げているからヤクルトの守備にプレッシャーをかけられました。
昨日のヤクルトは守備のミスがありませんでしたが、次は相手がミスしてくれます。
守り勝つ野球は相手のミスを誘う野球でもあります。
打撃練習ばかりのチームは高確率でミスります。巨人の守備なんか隙だらけですよ。
坂本も岡本も捕って投げるのは上手いですがスキだらけです。クロンと同レベル。
守り勝つ野球でもビッグイニングを作れると思います。
ビッグイニングの意味は二つあります。
【1】四球とエラーを絡めて4~5点取る回
【2】森下に2点目を与えた回
鬼に金棒。森下に2点。です。
森下の調子は上向きです。来週はノーヒットノーラン前後を期待します。