タナキクマルを解体するのは今じゃない

ロッテ7-5広島
交流戦の第1節は2勝4敗。中日戦も含めると3カード連続の負け越し。
セ対パは14勝対21勝。今年もこんな感じで行くのかな。ソフトバンクは息を吹き返すし。ったく。

カープは誠也が試合感を戻してきて点を取れるようになっております。
しかし先発投手の三本柱がそれぞれの事情で離脱してほんのちょっぴり苦しいチーム事情となっております。ちなみに昨年のCS(DeNA戦)で先発したのはこの3人だけなんですよ。

先週は大瀬良と岡田でしか勝てませんでした。
九里と祐太はもうロマン枠じゃないです。一軍の戦力。勝たないといけない。
いい投球はしてるんです。九里はストライクゾーンにカットとシュートを投げ込んでいますし、祐太もスピンの効いたストレートを内外角に投げられています。
2人ともインローアウトローにビタビタのコントロールを持っている投手ではないので、度胸よくストライク勝負に行って打たれたら仕方がないんですよ。相手が上手い。
実は九里や祐太がストライク勝負に行った後の、カープの守備が少し気になっております。
三塁手だけじゃありません。二遊間のタナキクコンビに若干の不安を感じています。

<1>キクの守備範囲、守備位置がいまいち。
一昨年までは1日1本ヒットを防いでくれていましたが、今シーズンは「え?これ捕れるやろ」と思う当たりが菊池の横を抜けて行くこと1日1本くらいあります。
足はそんな悪そうじゃないので、読みが外れているのか、バッテリーとの連携が悪いのか?
私、キクの守備範囲が気になっています。

<2>タナの肩が故障?
もともと弱肩といじられる広輔ですが、今年はさらに怪しい。
ショートゴロが全部1塁できわどいタイミングです。今年は。
アウトもギリギリ。ゲッツーもギリギリ。
これでランナーが残ると投手もキツイです。
足運びは変わっていないように思いますので、やはり肩が不調なのか。故障はあるのか、ないのか。
デッドボールありましたね。右手のどこでしたっけ? 休ませるべきなのか?

しかしタナキクの代わりはいません。
打順もそうです。タナキクマルを解体するのは非常にデリケートな問題です。
調子が悪い時にタナキクマルの扱い方を間違えると不協和音が生じる可能性がありますよ。

今週の2勝4敗をパリーグや交流戦のせいにしてはいけません。
カープの事情で負けたと思います。
カープが弱かったから負けました。
この6試合を振り返ります。

<1>広島3-7西武 三好きんさいスタジアム。
中村祐太5回5失点。山川穂高の当たりを龍馬が捕れず。スタメンは3番松山(3)、5番野間(7)、6番會澤(2)。
<2>広島8-7西武 マツダスタジアム
延長10回表に3点取られてその裏に4点取って逆転サヨナラ。誠也が満塁で敬遠気味の押し出しサヨナラ。この日から3番センター丸が復活。5番松山(3)、6番野間(7)。
<3>広島7-12西武 マツダスタジアム
薮田が1ヶ月ぶりの一軍マウンド。2回に10失点。5番松山(3)、6番野間(7)。
<4>広島6-4ロッテ ZOZOマリン
大瀬良大地8勝目。5番松山(DH)、6番新井(3)、7番野間(7)
<5>広島3-7ロッテ ZOZOマリン
高橋昂也vs右腕。5番松山(DH)、6番野間(DH)、7番西川(5)、8番安部(3)、9番石原(2)
<6>広島5-7ロッテ ZOZOマリン
九里対左腕。5番松山(DH)、6番新井(3)、7番野間(7)、8番會澤(2)、9番龍馬(5)

丸が3番センターでいきなり復帰しました。
すると松山が5番に定着。一番強いカープのオーダーが復活。

私は「1番野間」を推しておりますが、さりとてタナキクマルがNPB史上のナンバーワントリオだということも信じています。
カープは「タナキクマル」で二連覇を果たしました。これ事実。
そして昨年からの「4番鈴木誠也、5番松山竜平」の打点マニアコンビの完成も非常に頼もしい。
野間の機動力が魅力的すぎて話がややこしくなってるんですが、野間の扱いを脇に置けば「タナキクマル」からの「誠也&アンパンチ」はセリーグ最強打線だと信じているわけです。
タナキクマルスズマツとでも名付けましょうか。←長い
この黄金律は繋がりまくるレッドマシンガン打線の理想的完成形なのであります。
なんか名前をつけたいですこの5人。

んで、今のこの最強打線を混乱の渦に巻き込んでいるのが野間峻祥(25歳)。
打率.350。出塁率もずっと4割キープ。規定打席までもう少し。

野間をレギュラーで使いたい!
ってなるのも当然。
3年連続盗塁王の緒方孝市が一目惚れした逸材。
数々のミラクル走塁を魅せた規格外な足。

しかしここらでちょっと落ち着くべきです。
野間の「スタメンありき」はちょっと危険です。
確かに私も1番野間を強く推してきました。
でも・・・
でもですよ、タナキクマルも完全に完成された「勝利への方程式」であります。
NPB史上最強の1~3番トリオだと思っています。西武ライオンズの辻・平野・秋山にも負けていません。
打力だけでなく守備力含めてタナキクマルが上!・・・だと思います。
たった1週間打てないだけでガタガタ言っちゃダメ。
誠也が1週間不調なら四番を外すんですかって話と同じレベルですよ。

ですから緒方監督が
「このトリオを変えない!」
「今シーズンはタナキクマルで戦う!」
と言うのなら私も黙ってついて行きます!・・・たぶん
反論もしません!・・・できるだけ

となると野間の取り扱いが難しい。
「1番野間」なら野間が不調でも私は我慢します。
しかし「スタメンありき」で左腕が相手でも野間を6番7番で疑いもなく起用するのはいかがと思う次第。

左投手に「7番レフト野間」はちょっとパンチが弱いと思います。
火曜日からはマツダで6連戦。DHがありません。
ファースト松山、レフト野間がありそうですが、ここはちょっと待ちましょう・・・考えどころです。
右投手ならばまだ許容できますが、左投手の時にどうするか?

松山竜平は左相手でも外せません。5番固定。
ファースト守備が不安ですが、野間をスタメンで起用するならファーストしか空いてない。
もう野間が打てるようになったのはわかりましたんで、ここらで野間をベンチに置くという作戦も思い出してもらいたい。
打てる野間を6番レフトで使い続けると野間の足が100%フルに威力を発揮できません。
今の野間の使い方は野間のバットを活かす使い方。足は活きていないのです。
堂林だって野間と同格かそれ以上の打力があるんです。
左投手の時の6番7番は堂林も面白い。もちろん新井もエルもいますよ。

どうでしょう。
緒方カープが1番野間を今季実現できないのであれば、このままずっと6番野間を使い続けるのはもったいないです。
昨年のように同点勝ち越しのランナーで代走野間のジョーカーを切りたいです。

今日のまとめ
・ピッチャーはそこまで悪くないです。逃げてないですから
・バッターも誠也を中心に点は取れてる
・失点が多いのは守備のキレが悪いからでは?
・野間のバットでなく足を活かしたいんです、私は

 

<アンケートぼちぼち終了します>

Quickvoter™

Q.どこにいる野間が一番好きですか?

1塁ベース
2塁ベース
ベンチ
1番打者
2番打者
7番打者
8番打者
9番打者
ライト
センター
レフト
誠也の横
龍馬の横
緒方の横
由宇