高信二はトリオザシンジ

前回の妄想記事

「今のカープのいいリズムを生み出しているのは誰か」
について考えてみました。

答えは一つではありません。
選手だけでなく、コーチ、フロント、裏方さんを含めたカープのみんながALL-INで戦っていることが層の厚いチームを支えています。
しかし私がこのチームの中でいいリズムを生み出している人を一人だけ強いてあげるとするならば、

それは・・・

高信二ヘッドコーチ!

その人であります。

・・・

納得できませんか? 苦笑

でも高さんて実は凄い人なんです。

1967年、福岡県北九州市出身。緒方監督の1個年上。
福岡県立東筑高校出身。偏差値70の超進学校。
OBには名将・仰木彬監督に名優・高倉健さん。
高は1985年のドラフト会議で広島東洋カープから2位指名。

内野のユーティリティープレイヤーとして活躍。
応援歌は「トリオ・ザ・シンジ」
西田真二、原伸次と3人のシンジがそろって控え野手だったことで十把一絡げユニットを組んで応援されていました。
このトリオザシンジは魔法使いサリーちゃんの「三つ子の歌」の替え歌で、後に佐々岡真司にも適用されました。←試験に出ます

高は1998年に31歳で引退。
背番号0は41番の木村拓也が継承。
1999年以降はカープの二軍コーチ。
2003年以降はカープの一軍で主に内野守備走塁コーチを担当。
2011年には野村謙二郎に請われてヘッドコーチ格に就任。
一度2015年に二軍監督を務めるが、2016年からはまたヘッドコーチに復帰。
2016年と2017年は緒方監督を支える名参謀としてカープ2連覇に大いに貢献されました。

タナキクマルを育てたとも言われ、二軍監督時代の5手6手先を読んだ采配はコアなファンの間で
「詰め将棋のような采配」
と褒められていました。

高が現役選手だった頃の私の印象は
「とにかく細い。非力。引っ張れない」
「だが守備はうまい」
「仰木マジックの後輩で将来の幹部候補」
という印象。

高の時の1位は長冨浩志。3位が奇遇にも盟友・河田雄祐。
河田は「高校生ナンバーワンの俊足外野手」というふれこみだったので、小柄な体にも納得できたんですが2位の高はちょっと心配でした。
なんか入団間もない頃から、高に関しては

「とにかく頭がいいので将来の幹部候補としても期待している」
というコメントが多かったと記憶しています。

えぇぇ・・・
まだ若いのにもう引退後の話かよ・・・
と感じた記憶があります。
もしかして将来のヘッドコーチとして2位指名に踏み切ったのでは?←妄想

東出輝裕もそんな雰囲気でした。
彼も若い頃から「幹部候補」と上から狙われていたようです。笑

高さんはマスコミには滅多に登場せず、インタビューでも無難なコメントに終始しております。
ベンチの中では若手とコーチの潤滑油にもなっているとか。

2015年の黒田とマエケンがいたカープに高ヘッドがいたら・・・と考えたのは私だけではないはずです。
2014年に野村謙二郎が体調不良で退任。後任には緒方ヘッド(当時)が就任。
高コーチは内田順三二軍監督の退任に伴い二軍監督に就任。
これ、多くのカープファンが「ええぇ・・・」と残念がったと思うんですよ。
野村謙二郎がキクマルを中心とした「いいチーム」を築き上げて、2015年は勝負の年。
緒方孝市も1年間ヘッドコーチでチームを見てきたとはいえ、監督は1年目。
参謀役にうってつけの高さんを二軍監督に置いたのは、ちょっと心配でした。
もちろん二軍監督も重要なポジションですよ。
しかし勝負の2015年には一軍で緒方新監督のサポートをしてほしかったです。

2015年、緒方監督は新井宏昌打撃コーチから「代打策の相談もなかった」と言われ、チームはまさかの4位低迷。四番候補だったグスマンとも何かありました・・・汗
高信二がヘッドコーチとして復帰した2016年、カープはついに25年ぶりリーグ優勝を果たしました。

誰か高さんにロングインタビューしてほしいなあ。
カープの目指す野球とか、2~3年後のチームイメージとか。
まあ本音の部分は隠して話すんでしょうけども。

とにかく高ヘッドが51歳の、緒方監督50歳。
まだまだ長期政権も可能な年齢ですが、どうなりますか?
緒方監督が退任すれば高監督もあり得るでしょうか?

個人的には高ヘッドには
「軍師官兵衛」
とか
「諸葛亮孔明」
とか、名参謀のイメージです!