四番は最後まで鈴木誠也! あひるのがーって何?

結論から言います。
「今季終了まで四番誠也で戦ってもらいたい」

ええ、知ってますよ。
昨日はライトフライを落球して、3打数3三振でしたね。
これらの原因は「試合勘」でしょう。
試合に出て入れば戻ります。問題なし。

誠也は開幕2試合で四番を打ち、3戦目と4戦目を欠場。
そして4/4(水)に登録抹消。原因は故障個所をかばっていたが故の下半身の張り。
チームは開幕4連勝。

三軍で10日ほどリハビリ。
二軍では1試合2打席のみの出場。2打数1本塁打。
4/18(水)に2週間ぶりに一軍復帰。

この時のコメント
鈴木誠也
迷惑しかかけていないし、貢献も出来ていない。もう落ちることは許されない。
気を引き締めてやりたい。スタメンでは行けないと思うけど、しっかり頑張りたい。

復帰後は代打ばかりで5試合、5打席4打数1安打。
復帰後のスタメン出場は4/24(火)に5番で登場。
そして昨日。満を持して四番に復帰。

これ、もう守備も走塁も万全なんだと思いたい。
お試しで四番は打てないですから。
んで、1回表の第1打席はいきなり無死満塁のチャンス。
カウント1-1からボール気味のチェンジアップに泳がされてレフトフライ。
犠飛となり1点は入るものの、ベンチに戻る誠也の顔は悔しさにあふれてました。

第2打席は立ち直った東克樹とのストレート三球勝負。
空振り、空振り、空振り。
三球三振! 最後は148kmでした。

第3打席。
今度は一転チェンジアップを2球空振り。
最後はアウトローの148kmストレート。手も足も出ず見逃し三振!

第4打席
8回表3対3の同点。無死1塁。ランナーは丸。
鈴木誠也はもう東克樹のチェンジアップの軌道もストレートのスピードも十分わかっています。
ここまで東は球数は105球。
決めましょう、誠也!!

東は誠也に投げる前に、丸に牽制を2球投げます。
プレッシャーのかかる場面。マウンドでの所作もこれまでとは異なります。
チェンジアップ、チェンジアップが外れてカウント2-0。
苦しい東、ド迫力で威圧する誠也。
次のストレートが甘くなれば一発長打・・・

東、今度は牽制球を挟まず、第3球ストレートを投げた!
アウトローのいいコース! 144km!
誠也フルスイング。バックネット直撃ファール。
タイミングは合っていたが、東のコースも外角ギリギリ。
この土壇場ですごい強心臓です。ルーキーとは思えない!

解説者は「ここは大きいの要らないんです、誠也はもっとコンパクトに振るべきです」だって。
んなこと、お前に言われんでもわかっとる!
だが誠也はここまで2週間チームに迷惑をかけてきた・・・
今日も初回の打席に打ち損じ、その後の2打席は年下のルーキーにコケにされた・・・
自分自身のふがいなさに怒り狂っています。

変化球が2球外れてボールツー。
ここで次のストレートを一発狙わなきゃ男じゃない!!と、私は思います。
まして誠也は今日から四番。
一振りで決めていいんです!!!
いけいけ誠也!! お前なら、わがままバッティングしていいぞ!

・・・
ハァハァ・・・
また悪い癖が出てきた・・・
すみません、続き行きましょう。

カウント2-1。
なおも打者有利のカウント。
東は4球目もストレート。アウトコース、144km! きわどいがボール!!
カウントは3-1。
このピンチでまだ冷静にストレートを厳しいコースに投げ切れる東克樹。
うわさ通りのピッチャーです。並みのルーキーじゃありません。
しかし長いイニングを投げてきて、これだけの球威とコントロールを持続できるというのは肘にかなり負担がかかっていると思います。
東の圧倒ぶりには伊藤智仁や渡辺智男を思い出します。
成長していく姿をずっと見ていたいって思える投手ですけど、ベンチはケガのないように注意してほしい。

さて、また余計なこと考えちゃった。
勝負に集中。
カウント3-1。

ここで誠也の頭にはなかったボールが来ます。
インコースのチェンジアップ!
これは逆球なのか、戸柱のリードなのかわかりませんが、非常に効果的でした。
鈴木誠也は全く反応できずに見逃してフルカウントに。

これで誠也は次がストレートか変化球か分からなくなりました。
6球目、東はこの試合初めてキャッチャーのサインに首を振る。
多分これは「首を振れ」のサインでしょう。東君、演技は下手でした。笑
ラストピッチはアウトローのストライクからボールになるチェンジアップでした。
誠也、空振り!!
スタートを切った丸も二塁でアウト。三振ゲッツー!!
東が吠える!!ガッツポーズ!!
DeNAベンチも盛り上がる!!

いやーいい対決でした。プロとプロの極上対決でした。
私はこの後、松山がポコンとホームランを打つかなとも思ったんですが、そうもいきませんでした。
代走野間を止めた玉木コーチ・・・まあ、さすがに仕方がないか。
バティの打球が速すぎたと思うことにします。

その後カープは代打エルドレッドのホームランで勝ちました。4対3。
苦手のDeNAを3タテです。

えー本題に戻りますけども、鈴木誠也はノーアウト満塁でレフトフライ。
その後は3打数3三振です。
どうしますか?? また5番にしたり、代打に戻しますか??

私なら最後まで四番です。
日本シリーズの第7戦まで四番誠也を動かしませんよ。
山本浩二が現役復帰したって誠也が四番です。

誠也は特別で圧倒的な選手になってもらいたい。
私の中では堂林がいたらYK砲みたいに日替わりで3番4番を打つプランもあったんですが、いないんで四番誠也は不動のものとなりました。

昨日のオーダーは今季初めて誠也とバティがそろい踏み。
昨年の一番強かった頃の打順です。
この形が基本線で、エルドレッドや新井が時々出てくる形でいいんじゃないでしょうか。
高橋大樹には気の毒ですが、誠也が四番に座り続けるということは「若手のお試し期間」は終了します。
バティスタも一軍登録後は全試合にスタメン出場です。
一塁守備が安定しているので、もしかしたら誠也復帰後はバティが外野を守ることが激減するのではないでしょうか。
松山も安部も「フル出場したい」と公言しています。
このV戦士たちの体調が戻ってくれば、残念ですが若手を試すのは代打とDHということになります。
だから堂林降格が残念でした・・・

最後、清宮君。
二軍で4号。打てば必ず報道
ステーションで映像が出るんでつい見ちゃいます。
清宮君がホームランを打てばホームラン人形をスタンドに放り込むとこまで報道ステーションは流すんですよね。
二軍でなーにがホームラン人形だよ、10年早いぜ。
清宮だけ特別扱いしてるのかと思ったら、日本ハムは何年も前から鎌ヶ谷球場に限り、「あひるのがー君」というホームラン人形をスタンドに投げてたそうです。
そうですか、それは失礼しましたね。良いファンサービスです。