豹変

まさかの3連敗。
いや失礼。中日さんをナメてたわけではないんですよ。
マツダでヤクルトを3タテ。
そして週末はノムスケ、ジョンソン、大瀬良の表3枚。
しかも相手の4番打者は謎の一時帰国。

私は

「中日戦も3タテだー!」
と言いますか、
「まあ普通に2勝1敗で勝ち越したいね」
くらいの軽い気持ちでナゴヤドーム3連戦に臨みました。
それが見後tに逆3タテ。
○中日11-7広島●(10安打)
○中日4- 3広島●( 8安打)
○中日3- 2広島●( 4安打)

 

開幕戦で3連勝した相手。
しかも相手が5連敗中でカープは5連勝中。
元・鬼門のナゴヤドームとはいえ、まさかまさかの3タテでした。
中日さん、失礼いたしました。

 

さすがにプロ野球界は奥が深いと言いますか、先が読めないと言いますか・・・
だから面白いわけなんですが、たった1週間でここまで豹変するものなんですね。

先週の気になったこと

<1>清宮幸太郎
1週間前までイースタンで20打数2安打。打率1割。
それが突如4/20(金)に5打数3安打2本の3ラン。22(日)も2安打1本塁打。
こないだまで二軍でもヒットが打てないとか言われていたのに、1週間後には「さあ一軍昇格か!?」と大騒ぎ。
うーん、わからん。わからんが2本の3ランにはビックリした。2本目はものすごい打球でした。これぞ清宮幸太郎。
中村奨成君もいい打撃してますが、やはり遠くに飛ばすことでは清宮君にかないません。
<2>佐藤由規
スポーツニュースでヤクルトの右投手が映り、投げるストレートは150km。
スライダーは真横に横滑りしています。
「伊藤智仁みたいなピッチャーやな」
と思って見てたら、え、これがあの由規!?
ここまでの登板は
4/1 4回5安打3失点 4四球
4/15 4回7安打3失点 4四球
4/22 7回1安打1失点 2四球
ここまで豹変しますかね? 笑
さすが佐藤由規、元高校BIG3。今後要注意ですよ。
<3>高橋遥人
こちらは悪い方に豹変。
4/11 7回2安打0失点 対カープ
4/22 4回9安打7失点 対巨人
ま、こちらは豹変というよりも
「こんなこともあるさ」ってことです。
次はいいピッチングすると思いますよ。
<4>丸佳浩
最近の5試合で打率.117です。
17打数2安打9三振

 

4/18(水)マツダ 3打数0安打(二ゴロ、左犠飛、二ゴロ、空三振)
4/19(木)マツダ 2打数1安打(空三振、中安打、四球、四球、敬遠)
4/20(金)ナゴヤ 3打数0安打(遊ゴロ、空三振、四球、四球、一ゴロ)
4/21(土)ナゴヤ 5打数1安打(遊安打、空三振、二ゴロ、空三振、空三振)
4/22(日)ナゴヤ 4打数0安打(空三振、空三振、空三振、二ゴロ)

 

こないだまで打率4割あったのに.328まで急降下しました。
しかしアウトの内容が「空振り三振」と「セカンドゴロ」が多いあたりは「丸らしい」とも言えるわけで、それほど深刻ではないのでしょうかね。
ライバルのアルモンテも急降下していますが、それでもセリーグの打率1位2位は変わらずマル・モンテです。
<5>薮田和樹
ここまでで一番の誤算。
薮田はカープの右のエース。
私は薮田、ジョンソン、中崎に同格の信頼感を置いていました。
しかし薮田は先発で結果を出せず、現在は敗戦処理で「フォームを固める」真っ最中。
リリーフ登板後も球威とコントロールのバランスが良くなく、球を置きに行くと打たれる、腕を振るとワンバウンドするの繰り返し。
昨日は13球投げて12球がボール球。3連続四球であっけなく降板。
去年はタイトルも獲得し、ジョンソンの穴を埋めるエースの活躍。
クライマックスシリーズでもカープ唯一の勝利をたぐり寄せた男ですよ。
どうしたんでしょ、この豹変ぶりは。

 

緒方監督も「登録抹消?ないないない」とのことですが、ちょっと理解できません。
登録抹消してミニキャンプが近道だと思うんですがね。
とにかく昨日の薮田はアドゥワ誠にどんな御馳走を驕ってあげたのか・・・私はそこが気になります。
怒ってますよ、薮田には。
<6>カープベンチ
負けてもいいんですよ、別に。
オールドファンは25年間負け続けてきたんでいいんですよ。負けても。
ただし「やることやって負けたなら」の話。
一昨日は1点リードされてる場面、1死2塁で石原に代打を出さずに負けましたね。
昨日も1点リードされてる場面、1死1塁で磯村にガチガチの送りバントをさせましたね。

 

これはいけません。カープの野球じゃない。
今年のカープは送りバントが多すぎると感じていましたが、ちょっとベンチの何かが狂ってますね。
石井琢朗がいないせいではないと思うんですが、レッドマシンガンに送りバントはミスマッチなんですよ。マシンガンが詰まっちゃう。

 

相手チームがカープ打線の連打を恐れているのに、相手にワンナウトを差し上げる必要はないと思うんです。
しかも1点負けてる場面で送りバントでは相手にプレッシャーをかけられません。
打たれても同点ですから。
二連覇の原動力になったレッドマシンガン打線とは、チーム全体で繋いで繋いで相手にプレッシャーをかける打線なんですよ。
去年の名言は何でしたっけ?「倒れてもまだ殴る打線」でしたっけ?
それが今年はなぜこうもおとなしく豹変したのか?

 

2017年のカープは1329安打で736得点。1.80安打で1得点。1試合平均得点は5.1点。
今年はここまで174安打で94得点。1.85安打で1得点です。1試合平均得点は4.5点。
数字だけでは豹変といえるレベルじゃないかもですが、非常に消極的に見えるんですよね。
誠也がいない中、ただでさえ迫力不足なのに、ランナー1塁で簡単にバントしてちゃ相手にプレッシャーを与えられません。

 

薮田不調で現在7回を投げ切れる先発投手はジョンソンのみ。祐太はまだ計算に入れない。
大量点で援護しなければブルペンの負担がまた大きくなります。
誠也がいなくても優勝できますが、後ろの3枚が欠けると優勝できません。
送りバントをやめろとは言いませんが、昨日の磯村の送りバントは三連覇を目指すカープにはあり得ない作戦です。
<7>その他の豹変
大谷翔
平の活躍。
3HRには盛り上がりましたけど、まあこれくらい「普通」でしょ。オープン戦はオープン戦。
しかしこのままずっと打率.350で行くはずはありません。
まだ左投手も打ててないし、しばらくは打ったり打てなかったりを繰り返すでしょうね。

 

野間の3安打。
これは単なる「まぐれ」で結果オーライです。
今の打ち方ではまだスタメンレギュラー奪取とはなりません。

 

堂林
誠也とバティスタ復帰で、また出番が減りました。
新井貴浩も復帰間近だそうで40歳にも負けてます・・・降格間近?
うーん・・・やっぱり今年もまだ豹変してくれないのかな。
おしまい
ヤクルトが1番青木、3番山田に戻してきました。打線が繋がりそうな気配です。
中日も巨人も3連勝。セリーグの混戦はまだまだ続きます・・・