アンラッキーな試合なんだけど、8回の野間は叩かれるだろうなあ・・・という試合

昨日はもったいない試合でしたね。
ジョンソンが4回まで完全投球も嶺井に2ラン。
インローのいいボールだったんですがうまく打たれて風にも乗りました。
フェンスギリギリで松山も苦笑いしてましたが、

 

「野間なら捕れたかも?」
と思ったのは私だけではないでしょう。

 

天谷なら?
わかりませんけども・・・

 

カープの攻撃もいい当たりが正面を突いたり、代打策が裏目に出たり。
まあこういう日もあるでしょう。
私は昨日の試合を「アンラッキー」の一言で片付けたいと思います。

 

<1>代打・メヒアの是非
7回裏4-1。DeNA3点リード。
1死1・2塁で9番投手の代打にメヒア。結果はショートゴロのゲッツー。
これは仕方ない。左腕エスコバーに対してカープの代打王(!)メヒア起用は当然。
ここでDeNAはエスコバーに代えて井納。
この交代はちょっと意外でしたが、結果はラミレス采配が的中。さすがだなあ。
投手井納に対し、カープはメヒアがそのまま打席へ。
カウントワンワンからの3球目が勝負の分かれ目でした。
井納の投げた146㎞がインローギリギリのいいとこに決まりました。
メヒアは振ってファール。差し込まれました。見逃してもストライクのナイスボールです。
これでカウントが1ボール2ストライクと追い込まれました。
4球目はインハイのシュート。ボール球。
5球目がアウトローのスライダーで見事にショートゴロ。ゲッツーでした。
代打メヒアの時点で「繋ぎ」とか「右打ち」とかを捨てた「打つだけの作戦」でしたので、このゲッツーは仕方がない。結果は出ませんでしたがカープの野球はできたと思います。
今のところ、メヒアに右打ちは求めていせんのでここはOK。

 

<2>8回裏 砂田vs安部
8回裏4-2。DeNA2点リード。1死満塁。
セットアッパーパットンが四球4個で押し出し1点。2点差となりました。
ここでDeNAはたまらず8回の男を交代。左腕・砂田。
カープは1点を返しなおも1死満塁。
ここで打席に6番の安部友裕。
ベンチにいたのは下水流、美間、
ここは意見が分かれるところです。
右の代打もあり得る場面でしたが、安部だとゲッツーがありませんし、延長戦も頭をよぎる展開。
更にこの日は次の7番に野間が入っていました。スタメンです。
野間のところで右の代打を使いたいので、安部に代打を出しづらい。
結局ここは安部がそのまま打席に向かいます。
安部は初球ど真ん中のスライダーを打ちあげて内野フライ。
砂田の失投を安部がミスショットしました。もったいなかった・・・
左投手も打てるんだ!と見せたいところでしたが、これでは緒方監督の評価もやや下がりますね。

 

<3>8回裏 砂田vs野間
8回裏4-2。DeNA2点リード。2死満塁。
安部が初球をあっさり打ち上げたことに対するブーイングなのか、野間がそのまま打席に向かうことへの驚きなのか、マツダスタジアムがやや騒然とした感じになります。
初球、スライダーが低めに外れてボール。
2球目も同じようなスライダー、ボール。
3球目はインコースに決まるスライダー。ストライク。
4球目はストライクからストライクに曲がる甘いスライダー。野間は打ちにいったが平凡なレフトフライ。3アウトチェンジ。

 

うーん・・・
野間推しの私ではありますが・・・

 

ここはちょっと野間に打たせた意味が分からない・・・
批判します。

 

この場面、野間は4打席目。
ここまで野間は右投手のバリオスを相手に3タコです。

 

1打席目は泳がされてのセカンドゴロ。
2打席目はいい当たり。ライナー性のショートゴロ。大和の好守備でアウト。
3打席目は7回裏ノーアウト1・2塁。
タイミングはドンピシャだったんですが、バットの先に当たって平凡なセンターフライ。

 

野間ってフリーバッティングの時、柵越えを連発するらしいですね。
私は見たことがありませんが、試合前の打撃練習ではバッティングピッチャーの球を軽々とスタンドインさせるらしいんです。

 

そもそも学生時代、カープがドラフト1位指名するにあたり野間峻祥のスペックは
「トリプルスリーも狙える逸材」
というふれこみでした。

 

事実1年目と2年目は長打を放っていました。
1年目(2015年)は一軍で打率.241。170打数41安打。41安打のうち二塁打7本。三塁打6本。本塁打1本。
2年目(2016年)は二軍で打率.299。354打数106安打。二塁打10本。3塁打6本。本塁打7本。

 

しかしこの時期、一軍では鈴木誠也と松山竜平が台頭。
そこで野間は3年目(2017年)から打撃スタイルを大きく変えました。
ホームベース付近で叩き付けて三遊間に転がす打法。私はファミスタ打法と呼んでいます。

 

ファミスタ打法に取り組んだ3年目(2017年)は一軍で74打数14安打。長打は二塁打1本のみ。
4年目(2018年)もここまで11打数1安打の1安打。1安打はこのファミスタヒットです。

 

転がして走るファミスタ打法もいいっちゃいいですよ。
しかし私はこの打法が野間の魅力を削いでるような気もするんですよ。
それに問題は野間の3打席目。
7回裏で4-0で負けててノーアウト1・2塁のチャンスです。
ここで野間はいい当たりでしたがセンターフライに倒れるんですね。
右に打つことを優先させたのかもしれませんが、1・2打席目は二遊間にゴロを転がしてた選手がなんでランナー1・2塁の時に限って打ち上げるのか・・・

 

メヒアやバティスタなら打ちあげたっていいですよ。そういう打者ですから。
しかしエルドレッドや新井なら簡単に打ちあげないですよ。
ましてや野間でしょう。
ここでファミスタヒット狙わないでどうすんの!?と思っていたら、まさかの8回裏の4打席目でした。

 

これはまた緒方監督、中国新聞の球炎あたりで叩かれますよ。

野間を応援してますけど、私ならここは代打・下水流でした。

昨日の試合、7回~9回の9つのアウトを取られたバッターは
7回 野間、メヒア×2(ゲッツー)、
8回 菊池、安部、野間
9回 庄司、磯村、広輔

なんだかなあ・・・
ベンチには下水流と美間と會澤がいたのになあ・・・
もうちょっと上手くやれたんじゃないかなあ・・・

しかし全体的にはアンラッキーな試合ってことでいいんじゃないでしょうか。

 

<4>昂也君の代わりは九里亜蓮じゃないの???
最後。ついでですけど、昨日九里がリリーフ登板しました。
あれ? 昂也君の代わりに11日(水)に行くんじゃないの?
まあ九里なら今日から中3日で十分先発もできそうですけども・・・

 

二軍で中村祐太が5回を投げましたが、まだ早いでしょう。
どうなるのかな・・・