カープは鯉のぼりの季節まで

昨日のオープン戦は各地で「開幕投手候補」たちが先発しました。
我がカープの先発は野村祐輔。初の大役、頑張ってもらいましょう。

 

打順も開幕のそれを思わせる並びでした。
1~5番は昨年通り。6番安部に7番メヒア。
新井が離脱したので開幕戦でのこの並びはあるかもしれません。8番はアツ。

 

開幕戦の相手は中日ですが、昨日の先発は20歳の小笠原でしたね。
東海大相模で全国制覇した左腕です。
2戦目が新外国人で評判のいいジー。
3戦目が笠原。誰?

 

よく143分の1という言い方もしますが、やはり開幕戦は楽しみです。
私は40年、カープの開幕戦を見てきましたが、印象に残る開幕戦を振り返ります。
1988年 広島vs阪神3連戦
北別府vs仲田、大野vsキーオ、川口vs遠山で開幕3連勝。

 

1989年 広島vs阪神
平成元年。北別府vs中西清起。4-0リードから逆転負け。最後は長冨がフィルダーに逆転3ランを浴びた。なんでここで津田を出さないのか、と怒った記憶があります。

 

1991年 広島vsヤクルト
長冨vs内藤。19歳の前田智徳が先頭打者HR。5回コールドで3-3引き分け。
NPB史上プロ初HRを開幕戦で打った選手は前田だけ。

 

1994年 広島vs巨人
北別府vs斎藤雅樹。1番正田、2番野村、3番江藤、4番前田という三村監督のヘンテコオーダー。

「新しい監督は新しいことを始めて自分の色を出したがるものだ」ということを知りました。

1998年 広島vs中日
大野vs山本昌。小林幹英が鮮烈デビュー。2回無失点でプロ初勝利。中日の与田剛以来の「ルーキーの衝撃」でした。

 

2003年 広島vsヤクルト
黒田vsホッジス。3-1黒田完投勝利。2戦目も高橋建が好投。ルーキー永川が9回を三者凡退で締め2-1勝利。

 

2004年 広島vs中日
黒田vs川崎憲次郎。川崎をKOするもエラー連発で5-0から逆転負け。6-5。

 

2005年 広島vs巨人
黒田vs上原。9回表にダンミセリから緒方とラロッカがHR。5-3逆転勝利。

 

2006年 広島vs中日
黒田vs川上。ブラウン1年目で1番緒方、2番前田、6番二塁ルーキー梵。

 

2007年 広島vs阪神
黒田vs下柳。黒田→河内→永川のリレーで4-1勝利。開幕戦で黒田に代えて河内登板。個人的に非常に燃えました。笑

 

2008年 広島vs中日
大竹vs川上。大竹好投も9回裏にコズロースキーが掴まり2-2引き分け。マイク=シュルツだったら勝っていたかもしれません。←たられば

 

2009年 広島vs巨人
ルイスvsグライシンガー。2年目のシーボルが逆転HRで勝利。第2戦もマイケル中村から栗原が美しすぎる逆転3ラン。続く5番シーボルも2者連続HRで開幕2連勝。背番号57のシーボルが覚醒するか!?と思わせたが、輝いたのはこの時だけでした・・・

 

2015年 広島vsヤクルト
前田vs小川。20歳の鈴木誠也が1番ライト。延長11回に中崎が打たれ4-2敗戦。

野間と誠也が1番ライトで共演していた時代です。誠也の今の頼もしさからすると、3年前が大昔に感じます。笑

2003~2007年はいろいろありましたね。
暗黒時代のど真ん中ですがけっこう開幕戦で劇的な勝ち方をしています。
きっとこの頃、カープファンは春先だけ夢を見てたんでしょうねえ。
特に2005年と2009年は東京ドームで巨人を相手に連勝しています。3連勝と2勝1分け。
この時は私も「今年こそいける!」と思ったんだろうなあ。結果は見事に6位と5位でしたが。苦笑
他球団では小早川毅彦の開幕三連発!とか篠塚の疑惑のHRとかも印象的です。
そういえば大昔、「カープはこいのぼりの季節まで」と茶化されていた頃がありましたねえ。
あんまり開幕ダッシュしても縁起が良くないのかな。
今くらいの弱い感じで公式戦に入ったほうがいいのかもしれません。去年もオープン戦で11位だったそうですし。笑