カープの海外FA対策

オフに突入しましたね。
カープネタがありません。笑
ちょっと2~3年先のカープを構想してみます。

 

■来季のカープはツープラトン!

 

ついに背番号22に決まった中村奨成。
バリバリのキャッチャー番号ですね。
彼は「一流のキャッチャー」と「シーズンフル出場」を目指すそうです。
ビッグホープ賞の坂倉と競合ドラ1の奨成とで「正捕手を争わせる」という話が本気なんだと伝わってきます。

 

実は今シーズンの半ばからうすうす気付いていたんですが、カープは今
「2つのチームが作れるくらいの厚い選手層」
を本気で目指していますね。

 

きっかけはバティスタとメヒアの支配下登録。
外国人まで育成するカープ。この二人の台頭で一気に野手の層が厚くなりました。
その効果かファームも26年ぶりの優勝。

 

昔のACミランのように本当に2チーム作れそうな選手層です。
試しに2通りのオーダーを組んでみましょうか。
ベストメンバーvs控えメンバーです。

 

ベストメンバー
1田中6
2菊池4
3丸 8
4誠也9
5松山7
6エル3
7安部5
8會澤2
9投手1

 

控えメンバー
1野間8
2庄司4
3バティ9
4新井3
5メヒア5
6西川6
7堂林7
8坂倉2
9投手1

 

もしレギュラー8人が故障しても、控えメンバーでこれだけのオーダーを組むことができます。
まだ天谷や岩本のベテラン勢に、美間、下水流、土生、小窪も控えています。

 

層が厚すぎる。第一次黄金期にさえ、ここまでの分厚さはなかったです。
頼もしいんですが、反面「ちょっともったいない」感じすら憶えます。

 

しかも選手の年齢が若い。分厚さはまだ数年間続きそう。
今オフ、私は梵を残すと思っていたので、今年のドラフト指名はもしかして3~4人かもしれないと思っていました。
それほど今のカープ選手は若いし、解雇すべき選手も見当たりませんでした。
しかしまたしても大勢の高校生を獲得し、20代の中堅選手が自由契約になりました。

 

これが何を意味するのか・・・
球団が意図的に「こういうチーム」を作ってきたのか・・・
たまたま想像以上にドラフト指名選手が成長しただけなのか・・・

 

私はある程度「球団の意図」を感じます。
敢えて「ダブつき」を抱え込んでまで、選手層を厚くしたい、強化したいという意図。

 

それが今回の「1位・中村奨成」でさらに強くなりました。
坂倉がいるのにキャッチャーを指名! 普通はあり得ません。しかも1位で競合までしてです。
リスクをおかしてキャッチャーを獲りに行ったのはなぜなのか!?
■それが海外FA対策ではないのか!

 

今の海外FA権は一軍登録9年で獲得できます。
ポスティング制度を使うことになれば、実質8年で海外移籍が可能となります。
事実、マエケンの移籍は実働8年目(プロ入り9年目)のオフ、ポスティング移籍でした。

 

FA制度のない時代、一軍選手は35歳前後までカープに在籍するという前提でチーム作りをすればよかった。
しかし今はもしかすると30歳前後のレギュラー選手が突然移籍していなくなっちゃう可能性があるわけです。

 

例えば1年後、丸がいなくなる可能性はゼロじゃない。
2年後はアツがいなくなる可能性もゼロじゃない。

 

独立採算で健全経営のカープ球団では、鈴木誠也や菊池涼介などの海外からも注目されるスター選手に引退まで高額年俸を支払い続けることができないかもしれません。
前田健太も黒田博樹もそうでしたし。

 

ドラフト1位指名だけではないですけども、丸がいるのに野間を獲る、タナキクがいるのに龍馬を獲る、堂林や誠也がいるのにバティスタやメヒアを連れてくる・・・
こういうのは1年後だけでなく、5年くらい先まで見据えているのでしょう。当然ですけど。

 

今オフにカープのFA騒動はありません。
しかし来季は丸と松山が国内FA権。再来年はキク、ノムスケ、猛、アツ。
キクマルも目玉には違いありませんが、国内FAならアツが最も「売り手市場」になるかもしれません。

 

誠也は背番号を変えませんでしたね。ケガをしたから???
背番号1をもらうと海外移籍しにくくなるのか???←妄想

 

ちょっとまとまりませんが、投手も野手も使いたい選手が多すぎて困っちゃうってことが言いたいです。特に龍馬!

 

おしまい。
ご意見ください。