いよいよ今週からカープのクライマックスシリーズが始まります。
久しぶりの真剣勝負で興奮しますね。
その前に、昨日の1stステージ第2戦阪神vsDeNAに苦言を呈したいと思います。
雨の中、死闘が展開されました。
DeNAが乱打戦(?)を制して1勝1敗のタイに。
選手たちは頑張りました。
・・・が、阪神球団とNPBに喝です。さすがにこれはマズすぎます。
マスコミは「選手に気の毒」って言ってますが、ファンも大いに気の毒ですよ。
雨の中、試合開始に1時間待たされて、ピッチャー総動員の5時間ゲームで計6時間・・・
ダメダメですよ。風邪ひきますって。
まだDeNAファンは勝ったので、苦労が報われたかもしれません。
しかし最後まで応援し続けた阪神ファンの方は、本当に気の毒でした。
しかも今日と「明日の予備日」はナイターです。今日よりもっと寒いです。
雨でも強行するのかな・・・不安です。
昨日の試合の反省を阪神球団がどう活かすのか、私は非常に注目しますよ。
私ならば、移動日はなくなりますが、今日を中止にして17日に開催するべきだと思いますよ。
「こんな日程を組んだやつが悪いんじゃ!」
と、日程のせいにする向きもありますが、私はそうは思いません。
予備日をたくさん設けると、また試合のない日が増えて、NPB全体の興行的によくありませんから。
今回の問題は「ポストシーズンゲームの収入が全部主催球団に入る」点にあるのではないか、と思います。
以下は私が30年抱き続けている「妄想」なんですが、
1986年、広島vs西武の日本シリーズ。
ご存知のように広島が引き分けの後、3連勝。
この年は「広島広島、西武西武西武、広島広島」という日程でした。
広島市民球場で1勝1分け、西武球場に移動して2連勝。3勝1分け。広島王手。
そして津田が工藤公康にサヨナラヒットを打たれた運命の第5戦。
広島球団に「このまま西武球場で決めるより、広島に帰って胴上げしたいな」なんて考えがあったのか、なったのか・・・
現場にはそんな考えは100%ないですよ。
選手やチームがそんな余裕ぶっこいてるハズはありません。
球団経営陣も、
「チームの勝利優先!今日西武球場で決めてくれ!」
と思っていたと思うんですよ。99%は・・・
残りの1%・・・
この残りの1%は
「広島で胴上げしたいな」
って気持ちがあったと思いますよ。
なにせまだ「3勝0敗」でしたから・・・
「広島で試合すればウン億円儲かるし・・・」
この気持ち・・・
フロント陣のこの気持ち・・・
完全に0%だった!・・・ハズはないと思うんですよ。
事実、30年前の私はそういう気持ちでしたよ。
津田の気の緩んだストレートが工藤公康の「イチニのサン!打法」に見事に弾き返された時、
辻初彦がニッコニコ、ニッコニコ、ホームインした時、
「ええもんねー! 広島で決めちゃるけんねー!」
「主催ゲームで、ちょっとお金ももらえるしねー!」
と思いましたもの・・・
・・・
現実に戻ります。
昨日の阪神球団には
「いやあ、3億円やで3億円。こりゃちょっと雨天中止にはできへんやろ」
という気持ちがありました。
そしてDeNAにも「中止にされると不戦敗」という弱みがありました。
つまり、お互いの球団に「中止できない理由」があったのです。
たいへん大きな金額ですから、阪神サイドが簡単に中止にできない事情はわかります。
しかし昨日のような雨で試合をすることは、たいへん危険だと思うんですよ。
いくら3億円もらえるからって、コレどうですか?
私は無謀だと思いますし、この試合で、もし筒香選手が大ケガしたらどえらい大騒ぎになりますよ。
この問題を平和的に解決する方法があるとすれば、それは日程の見直しじゃないと思います。
私は「ポストシーズンゲームの収益構造を改革する」ことだと思うんですよ。
2位が9億円で、3位は300万円
この点が、CSを盛り上げる要素になっている点は認めますよ。
しかし2位と3位の差は「ホーム球場で開催できる」が全てでいいんじゃないでしょうか?
ポストシーズンゲームの収入は全てNPBが管理!
ビールも焼きそばも放映権も入場料も日本シリーズも!
そしてオールスターゲームはやはり1試合!
ダメでしょうか・・・
もっと「雨天中止」がやりにくくなっちゃいますかね・・・汗
とにかく私はあんな酷い雨の中で、選び抜かれたプロ野球選手の「泥仕合」を見たくないのです。←巧い!
なにか良い方法があれば教えてください!