「クローザー猛」で日本シリーズは勝てない!・・かも?

堂林翔太を2位で獲得できた時が、過去のドラフト史上で、私が最も嬉しかった瞬間でした。
あの堂林を2位で獲得できるなんて。
でも、
「じゃあ堂林を1位で獲ればよかったじゃん!」
とはならないんですよね。
だって1位は今村猛しかいなかったわけですから。

夏の優勝投手が堂林なら、春の優勝投手は今村猛でした。
しかも猛の場合はほぼ全試合完投で完封しての完璧投球。たしか1試合だけ大量リードで9回をリリーフに譲りました。
5試合で44イニング自責点1。防御率は0.20という成績が残されています。
ギアを上げた今村猛は150km連発で、打たれる気配が全くありませんでした。
夏は大瀬良大地に負けちゃったものの、私の中ではあの今村を単独で1位指名できた時はPL学園の前田健太を1位で指名できた時と同じくらい嬉しかったものです。

春の選抜以来、私は猛の大ファンで、いまだに「キャッチボール投法でピンチになるとギアを上げて完投勝利する姿」を夢に見るくらいです。
クローザーとして大活躍している猛ですが、さすがに8月は疲労困憊。
登板頻度も高く、ちょいちょい掴まり始めています。
シーズン中は「クローザー猛」でいいです。
しかしポストシーズンは、ちょっと配置転換を検討しないといけないでしょう。

去年ジャクソンにこだわり、カープはハムに4連敗しました。
去年のジャクソンには「心中してもいい!」と思わせるだけの信頼と実績がありました。
今年の猛にも信頼と実績があり、緒方監督が「うちは猛のチーム。猛と心中するんだ!」と言えば、私も黙って付いて行きます。笑

しかし、去年の二の舞を避ける方法があるのなら、その案も考えておいて損はないんじゃないでしょうか。
ジョンソンが完全復調しているのなら、CS以降の先発はKJ、野村、大瀬良、薮田、祐太で回し、突然変調の気のある岡田明丈を敢えてリリーフでテスト。適正を試してみたいと思います。
本来なら薮田もリリーフ適正があるのですが、彼は故障持ちなので球団としては先発で登板間隔を開けて使う方針のようです。
祐太はまだ21歳。いかんせん若すぎます。ですので岡田。

かつての西武・工藤公康や、巨人の宮本和知のように、短期決戦でラッキーボーイというか、キーマンになれる投手をカープにも見つけたいわけですよ。
中田廉や、それこそジャクソンでもラッキーボーイになれると思います。
が、相手も研究はしてきます。いつもの場面でいつもの継投は、相手に研究されるんですよ。
そこでリリーフ岡田明丈です。
いかがでしょうか? 可能性ないでしょうか???