2017年7月18日、甲子園で2位阪神を9-5で蹴散らし、8ゲーム差に広げました。
大瀬良は7回まで92球、被安打3、四球0、失点0。
鈴木誠也は4打数2安打1盗塁。
全然悪くないです。90点以上です。しかも大地は26歳、誠也は23歳。
悪くない・・・
全然悪くないんだけど・・・
うーん・・・
やっぱ物足りない! 笑
9-0だったので大瀬良は8回も続投しました。
あわよくば9回まで完封も狙えます。
8回は先頭の7番糸原にフォアボール。代打伊藤のポテンヒットは仕方ないにしても、一発のない1番西岡にもフォアボール。
続く上本にも0-2と追い込みがら、3球目がデッドボール。押し出し。勿体なかった。
交代した中﨑が3番ロジャースにも渋い当たりを打たれ、結果大瀬良には自責点3が記録されました。
今シーズンの大瀬良はほぼ3年ぶりに先発転向。
開幕からローテを守り、地味な投球で6~7回を抑えてきました。
地味・・・とは、150㎞オーバー連発でなく、7割の力で投げ続け、ピンチになるとギアを上げる投法です。
マエケンやマー君は7割の力でも150㎞を出せるんですが、大瀬良はまだ7割の力で威力あるストレートを投げ切れていないような気がします。
表現が難しいですが「ギアチェンジした時の懐もまだ浅い」ような感じもします。
もちろんまだ4年目の26歳。しかも故障明け。
チームの先発陣もぶ厚いです。大瀬良に過大な期待をかけて無理をさせてはいけません。
さらにバックには強力打線も存在します。大地がノーヒットノーランでも6回3失点でもチームの1勝はチームの1勝です。
わかっています・・・
わかっていますけど・・・
やっぱり大地の完封、ノーヒットノ―ランを見たい!
7回100球、全然物足りないです!!! 笑
続きまして四番ライト鈴木誠也。
4打数2安打1盗塁。
3回は松山のセンター前ヒットで1塁から長駆ホームインの神走塁。
チームにダメ押し点と「行けるぞ!」ってムードをもたらしました。
4回はランナー2塁のケースで、追い込まれながらも難しいインコース低めを鮮やかなライト打ち。
1、3塁とチャンスを広げる芸術的「内川」打法でした。
このバッティングをプロ野球ニュースの金村と笘篠が大絶賛。
「チームの四番にこんな繋ぎ方されたら相手はお手上げや!」
「普通の四番なら引っ張ってサードゴロになるボールですよ」
とのこと。
誠也が褒められて私も嬉しいです・・・
嬉しいですけども・・・
何かひっかかる! 物足りん! 笑
私は誠也に3200安打、880本塁打を期待しております。
チームバッティングをする誠也が大好きですが、どこかちょっと複雑でもあります。
私は前回の妄想記事で「ケース打撃をする江藤智」「ケース打撃をしない前田智徳」と書きました。
21世紀の四番打者にふさわしいのは「江藤智」だと私は思います。
チームを勝利に導く四番打者は江藤智のほうです。山本浩二や新井貴浩も同じタイプですよね。
誠也は四番の王道を歩んでいます。
非常に頼もしいです・・・
頼もしいんですけども・・・
やっぱ、ほんの少し物足りない!!!
くっそ贅沢な悩みですが、誠也には
「チームに勝利を呼び込む四番打者」としての「浩二」「新井」のような能力も発揮しつつ、
「わが道を行く求道者」としての「王」「前田」「イチロー」のような成長曲線も見たいんじゃあああ!!
うおおお、なんでこんな魅力あふれる選手になってしもたんじゃ、鈴木誠也は! はあはあ・・・
おっと失礼。落ち着かなくては・・・
カープが独走しているからこんな余裕を言っていられるわけでして、大卒ルーキーと同じ23歳の誠也君にどこまで高望みをするんじゃ。いけんいけん。
誠也は四番としてすくすく成長している最中です。
これ以上贅沢なことを望んではいけないですね。
誠也にはチームに勝利を呼び込む「浩二・新井」タイプで成長し続けていただきましょう。
そして大瀬良大地。
憶えていますか? 2年目の大瀬良が9回表天谷の落球でプロ初完封を逃し、その後リリーフも打たれ逆転。
天谷は大瀬良の勝ち投手まで消してしまいました。
がっくり肩を落としてベンチに引き揚げる天谷。
その天谷を真っ先に笑顔で出迎えたのが23歳の大瀬良大地です。
「天谷さん、ドンマイ!」
皆さんも間違いなく涙したはずですよね。確信。
私は泣きましたよ。
ええ子やで、ええ子やでって、知ってたけど、ここまでええ子なんか!!
おっちゃん、感動してもうたわ!!! はあはあ・・・
落ち着け、俺。
鳥肌をしずめよう・・・
大瀬良大地の「復活の予感」がたまらなく嬉しく、たまらなく頼もしいです。
まず今シーズンはジョンソン野村に並びましょう!!
そして来シーズン、単独エースになってください!